2度目の夫婦役に挑んだ佐藤健と黒木華、離婚危機で「もっとはっきり言ってよ」

ザテレビジョン

2018/10/12 05:00

宝くじで3億円が当たった男が親友にお金を持ち逃げされ、その行方を探す旅の中で、〝お金とは何か〟に気付いていく姿を描く映画「億男」。主人公の一男を演じる佐藤健と、その妻・万左子を演じる黒木華は、「天皇の料理番」(2015年TBS系)に続いて2度目の共演となる。

佐藤健「相変わらず、黒木さんの透明感はすごいですね(笑)。今回も儚げな存在感で、とてもステキでした」

黒木華「健さんも相変わらずストイックな方でした。再び共演できてうれしかったですし、私自身はすごく短い時間での参加でしたが、完成した映画を見て、すごくこだわりを持って仕事をされている方だなと改めて思いました」

宝くじが当たる前の一男は、兄の借金を返済するために昼夜問わず働きづめの状態。借金返済にがんじがらめになっている彼に愛想を尽かした万左子は、離婚届を置いて家を出て行ってしまう。その決め手となった理由が、借金ではなく…というのが、非常にリアルだ。

黒木「すごく現実的な問題ですよね。この映画には億万長者の方がたくさん出てきますが、日々の生活を生きるという意味では、万左子が一番、世間一般に近い感覚なのかなと思います」

佐藤「でも、男からすると、もっとはっきり言ってほしいというのはありますね。万左子はなぞかけみたいなことをしてくる。一男はバカなんだから、もっと分かりやすく言ってよ、と思ってしまいます(笑)」

黒木「察して、みたいなのは、女性にありがちなのかもしれないですね」

佐藤「ありがちだよね」

黒木「だから、万左子はすごく普通なんだと思います」

佐藤「もちろん、万左子の気持ちを察することができない一男が一番悪いんだけど、男からすると、もっとはっきり言ってよ、と。でも、そういうところが人間ぽいんでしょうね」

黒木「そうかもしれないですね。でも、はっきり言われたら言われたで、反発してしまうところがないですか? 叱られて『ごめん』とは言うけど、本当に謝っているのとは違うというか。だから、自分で気付いた方がいいのかなと」

佐藤「私が答えを言ってしまったら、意味がないというやつでしょ」

黒木「ちょっと母親目線になっていたのかもしれませんね。実際に万左子は母親ですし、“母は強し”ですからね(笑)」

佐藤「とはいえ、僕自身としては基本的に正しいことを言ってくれる人は好きですね。だから、どんなにプライドを傷つけられるようなことでも、『なるほど』と思えることを言ってくれる人は信用できると思うから」

■ 3億円が当たった一男が連絡したのは妻ではなく昔の親友

黒木「たぶん、万左子が強くなれたのは、一男と出会えたからなんだと思います。最初に『自分がどう生きればいいのか分からない』というセリフがあるんですが、出会ったころの一男が持っていたものに影響された部分があるからこそ、変わってしまったことが余計に悲しかったんだと思います」

だからなのか、3億円を手にした一男が最初に連絡を取ったのは、大学時代の親友だった億万長者の九十九(高橋一生)。なぜ一男は一番に万左子に電話しなかったのかを二人に聞いてみると――。

佐藤「かけられなかったんでしょうね。一男と万左子は別居状態で、しかも万左子から離婚届を突き付けられているから、言いづらかったのかなと」

黒木「たしかに仲のいい夫婦だったら、真っ先に自分の伴侶に電話しますよね」

佐藤「たぶん突然3億円を手にしてビビッてしまったというのもあるし、万左子にも電話をかけようと思ったんだろうけど、自分たちの今いる状況を考えると、いったん持ち帰らせてください、ということだったんだと思います」

■ 大友監督は役者から出てくるものを待ってくれる

監督を務めたのは、「龍馬伝」(2010年NHK総合)や映画「るろうに剣心」(2012年ほか)シリーズで佐藤と組んだ大友啓史。黒木と大友監督は今回が初タッグとなる。

黒木「監督と健さんは何度も一緒にやられているから、完全に意思疎通ができている感じがしました。大友監督はもっと怖い人なのかと思っていました(笑)」

佐藤「映画監督って、みんなちょっと怖いイメージがありますよね(笑)。でも、実際にお会いすると、意外と優しい方が多い」

黒木「そうですね。大友監督が現場でニコニコされていたのが印象的でした」

佐藤「それに大友監督は、シンプルに役者から出てくるものを待ってくれるんですよ。とにかく役者が自分と向き合って、監督はそれを優しく見守っていてくれるというか、引き出してくれる感じ。だから、すごく信頼されているのが分かるし、そこまで任せてもらえるんだったら、ちゃんとやらないとという気持ちになるんですよね」

黒木「あと指示を的確に出してくださいますよね。私自身が現場にいたのは本当に短い時間でしたが、とてもやりやすかったです」

一男が出会っていく億万長者たちをはじめ、個性的なキャラクターが数多く登場する本作。そんな中で、一男と万左子の夫婦のエピソードは、この映画の中でどんな役割を担っているのか。

佐藤「これは一男の物語であって、一男が取り戻したいものを見つけていく物語。もちろん、お金を題材にした映画ではあるけれども、一男が一番に求めているのは家族なんですよね。だから、自分が芝居する上でも絶対に必要なパートだと思ったし、万左子に対して『こんな奥さん、いらんやん』と思われたら、一男にも感情移入できないと思うので、そういう意味では重要なファクターになっていると思います」(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/165405/

あなたにおすすめ

ランキング

もっとよむ

注目ニュース

もっとよむ

あなたにおすすめ