『愛の葉Girls』大本萌景さん自殺の訴状提出へ 遺族が語る事務所のパワハラ実態とは

しらべぇ

2018/10/11 19:00


(©ニュースサイトしらべぇ)

3月21日、愛知県の農業アイドルグループ『愛の葉Girls』のリーダー・大本萌景(おおもとほのか)さんが、所属事務所の社長やスタッフのパワハラによって自殺に追い込まれた。

この件に関し、10月12日に訴状を提出することが決定し、遺族の母・姉が訴訟に関する会見で胸中を語った。

■過酷な労働環境


(©ニュースサイトしらべぇ)

当時高校16歳であった萌景さんは、定時制の高校に通う普通の女の子。しかし、アイドルとしてレッスンやライブといった活動と学校という労働と学業の両立で、完全な休みがほとんどない状態だったという。

仕事での拘束時間も平均12時間以上、また朝の4時30分に集合し、次の日の2時ごろに解散という過酷なスケジュールの日もあった。まだ学生である萌景さんにとってオーバーワークであることは言うまでもない。

(©ニュースサイトしらべぇ)

当時の萌景さんについて、母・幸栄さんは、

「自由な時間は限られていたと思うんです。本人は遊びたい気持ちは強かったと思います」

と語った。

■リーダーになるも脱退を決意


このような状態が続き、「休みが欲しい」と懇願する萌景さんに対し、スタッフは聞く耳を持たなかったという。

また、ひどい時には「お前の感想はいらん。学校の判断と親御さんの判断の結果をそれぞれを教えろ」など、まだ16歳の少女にとって辛辣な言葉を投げかけることも。

(©ニュースサイトしらべぇ)

その後、研修生から昇格し今年の1月頃にグループのリーダーに就任。物販の販売額で1位となり表彰されるなど、中心的な役割を担うようになったという。

その頃から暗くなりつらそうな表情が増えたと母・幸栄さんは話す。プレッシャーやパワハラなど様々な要因からグループ脱退を意識し始めたそうだ。

■社長の裏切りに絶望


(©ニュースサイトしらべぇ)

脱退を意識し始めた頃と同時期に、定時制から全日制の学校に移ると言う話が浮かぶ。金銭を援助すると言う社長の言葉を信じ、両親に内緒で退学までしたものの、最終的に社長は援助をしないかったという。

「親に迷惑をかけない」「金銭的な貸付」という2点で騙され、結果合格していた全日制の学校への進学を逃すことを余儀なくされた。

その後、脱退の決意を話すと「愛の葉を続けないのであれば違約金1億円を支払え」言われと、その次の日に自室で首を吊り亡くなった。

なお、自殺の少し前の検索履歴には「家で簡単に死ぬ方法」「頭をぶつけて死ぬ」などが残されていたという。

■社長「責任、考えたことがないです」


(©ニュースサイトしらべぇ)

萌景さんが亡くなった後、社長と会う機会があったそうだが、「謝罪という謝罪はありませんでした」と母・幸栄さんは語る。さらにこの件について責任を感じているか尋ねると「責任、考えたことがないです」と返って来たという。

今回の件に関して母・幸栄さん「今現在頑張っているメンバーに対しては何の罪はない、社長には非がある」とメンバーを気遣う。

姉の可穂さんも「ただただ真実を知りたいと思います。なにがここまで追い込んだのか、社長の口から聞きたいなと思ってます」と、振り絞るように述べた。

■12日、訴状提出へ


翌日、訴状を提出し訴訟へ移る。過労自殺などで適応されるケースの多い「安全配慮義務違反」にて責任を問う考えだ。また、今後同じような悲劇を繰り返さないためのクラウドファインディング『地下アイドル権利擁護プロジェクト』も行われている。

若くして亡くなられた萌景さんの冥福を祈るとともに、適切な判決が下されることを願いたい。

・合わせて読みたい→北川景子と競うほどハイレベル美女が5人集結 元「セーラー戦士」圧巻のオーラ

(取材・文/しらべぇ編集部・ステさん

あなたにおすすめ