今井絵理子、不倫疑惑からの交際宣言。“略奪愛”がもたらすのはどんな生活?

女子SPA!

2018/10/11 08:47



<亀山早苗の不倫時評――今井絵理子(35)の巻>

次々と報道される有名人の不倫。その背景にある心理や世相とは? 不倫事情を長年取材し著書多数のライター・亀山早苗さんが読み解きます。(以下、亀山さんの寄稿)

今井絵理子議員が、ブログで橋本健・元神戸市議との交際を認めた。昨年7月、週刊誌で不倫関係が報じられたときは、「一線は越えていません」の名台詞で無理やり危機をくぐり抜けた感のあるこのふたり。その後、橋本氏は政務活動費をだまし取った詐欺罪に問われ、議員を辞職、昨年末には離婚も成立したという。

今井議員は、もともと相手方の夫婦仲は破綻しており、「不倫も不法行為もありません」と略奪愛を真っ向から否定している。

この先、このふたりがどうなるのかはわからないが、世の中には略奪といわれる関係から結婚を果たす女性も少なくない。結婚に至れば、「愛を貫いた」と言われたりもするものだ。ただ、それゆえにプレッシャーもある。

◆大騒動のすえに結ばれたけど……しっくりこない

「私は家庭ある男性と恋愛して、彼が離婚しました。私は初婚、彼が再婚で結婚したんですが、周りは大騒動でした」

カスミさん(33歳)はそう言う。不倫関係が始まったのは、彼女が23歳のとき。就職した会社での上司が10歳年上の彼だった。当時彼は、結婚して3年、2歳の子がいた。

「私も若かったので、特に結婚を考えてはいませんでした。ただ、彼が好きでたまらなかったからつきあっていたかった。でも自分が30歳間近になると、本当にこのままでいいのか、誰にも紹介できない人とつきあっているのは惨めだと思うようになって」

彼女から別れを口にすると、彼は慌てたという。そこから離婚の話が浮上、そして2年かけて彼は離婚した。そのころには社内でも噂になっていたので、彼女は転職。彼の配慮もあって、すぐに結婚となった。

「離婚から結婚まで電光石火という感じでした。私も結婚が目的と化していたので、彼が離婚したことと自分が結婚することが一直線に結びついてしまって、じっくり考えるヒマがなかったんですよね」

カスミさんは、ひと言ひと言、考え込みながら話す。ということは、今はあまり幸せではないのだろうか。

「不倫って障害があるから燃え上がるというけど、私の場合は本当にその言葉が当てはまるんです。職場では噂になって、彼もあのままだったら左遷されそうだったし、私は私で親が大反対だったから、私たちの愛情の強さを見せるためには結婚するしかないんだと思い込んで。

もちろん、彼のことは大好きだったんですよ。だからこそ彼の離婚から結婚まで突っ走った。でも、いざ一緒に生活してみると、うまく言葉にできないんですが、なんだかしっくり来ない……」

結婚してもうじき1年になる。彼女は子どもがほしいと思っているが、彼は元妻のもとにいる子に気持ちがいっているためか、子どもをほしがらない。

「子どもの養育費と元妻への生活補填もしているので、毎月7万円くらい支払っています。もともともっていた彼の預金もほとんど奥さんにあげてしまって。私との新生活を考えるより、元妻への配慮のほうが強かったみたい。本当は離婚したくなかったんじゃないかなと思うんですよ」

そんな気持ちが彼女にあるからか、夫もどこか楽しくなさそうに見えるという。当時、おそらく夫となった彼は、彼女を失いたくない一心で離婚へと突き進んだのだろう。だがいざ離婚してみると、自分がそれまで培ったものの大きさに気づいてしまった。そして新たな生活より、過去の生活を懐かしんでいるのではないだろうか。

「一度、離婚直前に奥さんから電話をもらったことがあるんです。『あんたは絶対に幸せにはなれないからね』って。恨まれているとわかりました。ずっとあの言葉が心の中にあります。呪われたんですね、きっと」

新生活に気持ちを切り替えられないのも、その言葉の持つ重みを感じているからかもしれない。

「どこかで軌道修正しなければ、私たちの関係は破綻(はたん)する。そんな気がします。もうじき結婚記念日なので、私の気持ちをさらけ出して彼と話したい。そう思っているところです」

結婚したのはお互いの意志だ。ふたりがすべてをぶつけあって新たな関係を築いていくしかない時期にきている。

<文/亀山早苗>

【亀山早苗】

フリーライター。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。

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