有村架純と中学男子が痛々しい『中学聖日記』 友近登場の改変もビミョーで視聴率爆死

messy

2018/10/11 00:00


 有村架純(25)の主演ドラマ『中学聖日記』(TBS系)が、初回で驚くべき爆死を遂げている。初回平均視聴率は6.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、放送枠であるTBS火曜22時の歴代ドラマで最下位。初回でこの数字なら2~3%台まで落ち込んでもおかしくないが、原作マンガ『中学聖日記』は『東京タラレバ娘』(講談社)や『逃げるは恥だが役に立つ』(同)など、大ヒットドラマの原作を多数輩出する「an・anマンガ大賞」の2017年度グランプリを受賞しており、制作陣もヒットを目論んでいただろう。その期待とは裏腹に早くも惨敗の様相を呈しているのはなぜか?

まず、有村架純が演じる若い中学教諭・聖ちゃんのキャラクター。遠距離恋愛のハイスペ彼氏(町田啓太)と婚約しているのに、ミステリアスな中学三年の男子生徒・黒岩晶(岡田健史)に翻弄される彼女は、「こんな教師がいたらヤダ」としか思えない。黒岩は思春期特有の何を考えてるかさっぱり不明な男子で母親も悩ませるが、こんな子供に真っ直ぐな目で「好き」と感情をぶつけられたからといって、いちいちよろめいているようでは誰も味方しないだろう。実際、原作では聖はわりと孤独である(そのぶん飄々としたキャラでもある)。

だがドラマには原作にはいない聖の味方が登場する。友近が演じる先輩教諭だ。なぜこの役をわざわざ配置したのか……聖の思考を吐き出せる場を作り、視聴者の共感を得る目的かもしれない。この改変が果たして吉と出るのだろうか。

聖の婚約者を誘惑するのは吉田羊で、ジェンダーレス女子・中山咲月と吉田のキスシーンはSNSでも話題を呼んだ。だがそれ以外のシーンやストーリー展開に言及する声は決して多くはなく、低視聴率もよくわかる。結局のところ、この物語の根幹は、生徒・黒岩と教師・聖の恋の行方だが、どう解釈しても淫行でしかないこの事例にドキドキできる視聴者はどのくらいいるのだろう。

(犬咲マコト)

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