Pixel 3/3 XL ハンズオン:iPhoneとは違う魔力がある

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Photo: 山本勇磨

Pixelは、Androidのショーケース。

Pixel 3/3 XL、実はグローバルで発表されたときはそんなに興奮しなかったんです。奇妙なことに、まったく同じPixel 3がいつの日かの夢のなかに出てきてたんですよね。みなさんもそうだと思います。

そんなモヤっとした期待感のなかで、僕は日本の発表イベントに向かいました。カメラが凄いのは知っていたのですが「とにかく触ってみるまでは、わからない」という心境は皆さんと同じです。

2時間も耐えた末のファーストコンタクト

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Photo: 山本勇磨

会場が本国よりも大きなことにクスッとし、昨日と似たようなプレゼン、端末が触れない小グループでの機能デモを見てから、Pixelに自分の手でふれるまで2時間くらい掛かりました。
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Photo: 山本勇磨

そして、やっと出会えたPixel 3。そのファーストコンタクトは、

一気に昇天するほど感動的な出会いではなかったんです。

「スゲぇ、Pixelマジかっけぇ!!!」って言うと思いました? いえ、でも誤解なきよう。“ファーストコンタクト”では昇天するような感動はありませんでした。それこそがPixelの良さだと気づくのは、帰り際のことでした。

Pixel 3のプロダクトイメージは、Google謹製の素Android OSを体現する、シンプルで高潔なボディデザインに尽きます。だから「日本上陸!」と盛り上がる割に、特徴的なデザインは(良い意味で)少なく、逆にPixel 2を知らないのでどう反応していいのかわからない。僕は多分、そんな2つの気持ちの溝にスッポリはまっていたんだと思います。あと、もしかしたら、Pixelがセキュリティ用のケーブルで固定されていたからかもしれません。
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Photo: 山本勇磨

端末を触るのはほどほどに、この記事に使う端末の写真を撮りました。1台だけセキュリティのケーブルがないPixel 3 XL(ホワイト)があったのでそれを借りて、角のほうで、不審な感じで、撮影。
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Photo: 山本勇磨

そこで初めて気づいたのですが、Pixel 3 XL、とても開放感があるんです。エッジtoエッジディスプレイで6.3インチの画面は、手の収まりがいいのに、目にガン!と差し込む迫力があります。それなのにとても軽くて、ホールド感もいい。さらに、ガラスの素材も安っぽくない。スマホにあるべき良い要素という要素がパーフェクトに詰まった結果、開放的という印象が残ります。
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Photo: 山本勇磨

親の敵のように深いノッチは、思いの外、気になりません。自分でも驚きですが、なんで邪魔じゃないのかはわかりません。言うなれば、嫌なノッチではないです。
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Photo: 山本勇磨

Pixel 3 XLの大きさはiPhone XS Maxとよく似ています。
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Photo: 山本勇磨

iPhone XS Maxと比較すると、ディスプレイは少し青みの強く、シャリっとした印象。iPhoneは環境光に合わせてディスプレイの色温度を変化させる「True Tone」をオンにしています。
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Photo: 山本勇磨

OSは一切のカスタムが加えられていない素のAndroid。使いやすさを追求したメーカー独自のインターフェースではなく、Googleのどシンプルな「マテリアルデザイン」に心をくすぐられる方も多いことでしょう。僕もそうです。そして言わずもがな、操作感はサクサクです。それ以上の言葉はないです。

そうそう見たことある、この画!


Pixel 3で撮影(画像クリックで元画像)

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Photo: 山本勇磨


iPhone XS Maxで撮影(画像クリックで元画像)

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Photo: 山本勇磨


Pixelの十八番、カメラについてです。ハンズオン会場の窓からいい景色が見えたのでパシャり。

Pixel 2のときから言われていたように、Pixel 3もとにかくシャープな画が撮れます。iPhone XSよりも断然、シャープです。ただ気をつけたいのは、最近、PixelがiPhone XSよりも優れているとの話もあります。これはある意味では間違いで、好みの問題ということだけ言っておきたいです。解像度は、iPhone XSもPixel 3も12MPなので。
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Photo: 山本勇磨
画像クリックで元画像

そしてポートレートです。iPhone XSと決定的に違うのはPixel 3は単眼カメラであること。2眼カメラによる深度マップからボケを生成する方法に対して、Pixelはその名の通りピクセル(画素)に何が写っているかを解析してボケを作り出します。解析は、AIや画像処理プロセッサの「Pixel Visual Core」のお仕事。

なのでPixelは、奥行きはあまり考慮せず、背景と被写体がパキっと分かれる印象です。本来は深度マップから計算して、被写体から背景にかけて滑らかなボケ処理をするのがセオリーですが、ここはAI家のGoogleらしいアプローチです。



Pixel 3のカメラ機能まとめ:4眼とかにするんじゃなくて、AIをフル活用するスタイル
いろんな技をこれでもかと。そもそもPixel 2だって、優れたカメラを搭載した優れたスマートフォンでした。Pixel 3はそこにAIを駆使した新機...

https://www.gizmodo.jp/2018/10/pixel-3-camera-features.html
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Photo: 山本勇磨

またPixel 3では、純正のカメラアプリに物体認識ツールの「Google レンズ」が統合されています。

外国語のメニューをかざして内容を翻訳したり、OCR的にコピーできたり、オブジェクトに向けるとそれが何かを判別してくれます。Google レンズは、他のAndroidスマホでは独立アプリとして提供されていますが、Pixelではカメラのモードを切り替えるように、Google レンズを起動できます。
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Photo: 山本勇磨

同じく、カメラアプリに統合されている「Playground」も使ってみました。ARのオブジェクトと一緒に写真が撮れる機能です。フロントカメラの映像を、これもPixel Visual Coreが深度を認識して、背景と自分の間にアイアンマンが立っている不思議な写真が撮れます。

触ってわかったPixelシリーズが人気の理由

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Photo: 山本勇磨

海外で呼び声の高いPixelに初めて触ってみて思ったことは、その評判のベースにはハードウェアの追求があるということ。Android OSが一番映えて、一番使いやすい箱を作る。そんなGoogleのプロダクトに対する息遣いを感じます。

上がらずも下がらずもしていたテンションは、実機を触っていくうちに、気づけばじわじわと上がっていました。「優れたデザインは知覚されない」などと言いますが、Pixel 3はまさにそうです。

「あ、ホールドの良さは、この光沢感のあるフレームにあるのか」。ファーストコンタクトは大人しいものの、そういった、デバイスの作りに対する小さな発見と納得が、Pixelの化けの皮を剥がします。iPhoneのラグジュアリー路線とは明らかに違う、使う人を惹きつける魔力があるのです。

3と3 XL、おすすめは断然…

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Photo: 山本勇磨

「Pixel 3/3 XL ハンズオン」と言っておきながら、小さなPixel 3のほうが全然登場しなかったこと、バレちゃってるかもしれませんね。おすすめなのは、断然おおきいほうのPixel 3 XLです。

軽くてホールド感もよい、エッジtoエッジの大きな6.3インチディスプレイとくれば、価格以外はPixel 3を選ぶ理由はないです。Pixel 3と3XLは、画面サイズとバッテリー容量以外、スペックはまったく同じですからね。



日本上陸の「Google Pixel 3」いつ・どこ・いくらで買えるの? #madebygoogle
まとめてみましょうか。今回のMade by Googleでは、スマートフォンの「Pixel 3/Pixel 3 XL」、2in1タブレットの「Pi...

https://www.gizmodo.jp/2018/10/google-pixel-3-how-to-get.html

2018年10月10日 23:00更新:Pixel 3で撮影した作例を追加しました。

Source: Google

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