不眠症かな?と思ったら…現実と妄想がわからなくなる前にこの映画を見て!

Nicheee!

2018/10/10 15:00

タクシードライバー(1976)、ファイトクラブ(1999)、インソムニア(2002)、マシニスト(2004)、フローズン・タイム(2006)・・・

これらの映画の共通点は「不眠症」。眠れないという身近な現象が作品と私たちの距離を縮めてくれます。映画の主人公たちは“ある出来事”がきっかけで不眠症になり、悩み、苦しみながら物語は進んでいきます。その“ある出来事”の幅がとても広いのです。

【タクシードライバー】
キャプチャ

マーティン・スコセッシ監督とロバート・デ・ニーロ主演の1970年代を代表する名作。主人公トラヴィスはベトナム戦争で精神的な問題を抱え不眠症になり、タクシーの運転手として働き始めるところから物語は始まります。

失恋、13歳の娼婦との出会いなどから世の中に対する不満が募り、自分が世界を変えるヒーローになるため、大統領候補暗殺を計画したり、銃撃戦を起こしてしまいます。

【フローズン・タイム】
キャプチャ

主人公ベン・ウィリスは彼女との破局がきっかけで不眠症になってしまいます。タクシードライバーとの落差が激しいですね。

主人公は不眠症になったので深夜のスーパーマーケットで働き始めます。ここで彼は時間を止める能力に目覚めるのですが、さすが紳士の国イギリス映画。

日本のアダルトビデオにあるような下衆なことはせず、変態紳士は服を脱がせてスケッチをするだけに止まります。でも、好きになった女性の服は脱がしません。紳士ですから。

言っておきますが、この映画はエロチックなことがメインではありません。この作品を撮ったショーン・エリス監督はもともと写真家です。時間を止めるということは一瞬をとらえる写真と同じ。主人公はその一瞬にあることを見出します。

“不眠症”あなたは当てはまりますか?


キャプチャ

インソムニアでは人の死が、ファイトクラブでは仕事のストレスや強迫観念から不眠症へとつながります。

彼らは「精神生理性不眠症 (Psychophysiological insomnia)」なのです。
何らかのきっかけにより、夜眠ろうとしても寝つけず、それ以来また眠れないのではないかという不安感と緊張が著しく強まり、眠ろうと焦り過ぎるため、かえって興奮して寝つきが悪くなることが繰り返されます。

不眠症の定義はどんなものなのでしょう。日本睡眠学会によると…
1.夜間中々入眠出来ず寝つくのに普段より2時間以上かかる入眠障害
2.一旦寝ついても夜中に目が醒め易く2回以上目が醒める中間覚醒
3.朝起きたときにぐっすり眠った感じの得られない熟眠障害
4.朝普段よりも2時間以上早く目が醒めてしまう早朝覚醒
などの訴えのどれかがあること。

そして週2回以上、かつ少なくとも1ヵ月間は持続すること。
不眠のため自らが苦痛を感じるか、社会生活または職業的機能が妨げられること。
などの全てを満たすことが必要です。

日本睡眠学会
http://jssr.jp/kiso/syogai/syogai01.html

なるほど。日本人成人の20%が慢性的な不眠と言われていますが、みなさんは大丈夫ですか?私はいくつか当てはまる症状が…

【マシニスト】
キャプチャ

主人公トレバーは、「1年間も寝ていない」と序盤で言いますので完全に不眠症ですね。ただ、この作品はほかの作品とは違い、不眠症になったきっかけが明かされずに物語は進みます。

ストーリーはいろいろなところに散りばめられた伏線を回収するために進んでいくようなものなので、人物の名前や数字、シーンの移り変わるきっかけなどを気にして見てみると、最後には全てがつながります。

ちなみに、主人公トレバーを演じるためにクリスチャン・ベールは30㎏以上減量して、次のバットマンの撮影のために45㎏も増量したことで当時話題になりました。

マシニストでは1年間寝ていませんでしたが、トルコには50年以上寝ていないと言われる男性が元気に暮らしているそうです。
事実は小説(映画)よりも奇なり…

(byマコト)

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