テイラー・スウィフトの民主党支持を受け、トランプ大統領「彼女の音楽が25%ほど好きではなくなった」

米国の歌姫テイラー・スウィフトが現地時間7日、Instagramで「民主党支持」を表明したことが大きな波紋を呼ぶなか、トランプ大統領自らが「テイラー・スウィフトの音楽が25%ほど好きではなくなった」などと発言し注目を集めている。

これまで政治的発言には消極的だと言われてきた歌姫テイラー・スウィフトが、米中間選挙が近づく今月7日にInstagramにて共和党女性議員のマーシャ・ブラックバーンさんを名指しで批判し、物議を醸した。

テイラーは「肌の色や性別、性的指向に関係なく全ての米国人の尊厳を守るために闘うことを約束してくれない候補者には、一票を投じることはできない」「女性候補者に投票したい気持ちはあるものの、テネシー州から上院選挙に出馬するマーシャ・ブラックバーンさんのことは支持できない」などと綴り、ブラックバーンさんがDVやストーカー行為、デートDVなどから女性を守る「VAWA(女性に対する暴力防止法)」の再授権法案や男女間の同一賃金法に反対を示したこと、また同性愛者への差別を容認する立場をとっていることなどを批判、これらはテイラー自身が信じる“テネシー州民としての価値観”に大きく反するものだと主張した。

さらに投稿の中で「私は上院にはフィル・ブレデセン氏に、下院にはジム・クーパー氏に投票するつもり」と自らの意向を明かし、トランプ大統領率いる共和党ではなく、民主党を支持することを表明したのだ。

テイラーの突然の政治的発言を受け、「テイラーには政治的発言など求めていなかっただけに残念」「黙って歌だけ歌っていればいい」などといった批判が殺到、SNSは大荒れとなった。

そのような騒ぎのなか、ホワイトハウスでテイラーの政治的発言に対する意見を求められたトランプ大統領。ある記者が「テイラー・スウィフトが政治的発言をしていますが、これをどう受け止めていらっしゃいますか?」「民主党に投票するように呼びかけていますが」と尋ねると、大統領は眉をひそめ首を横に振りながらこう答えている。

「マーシャ・ブラックバーンはテネシー州で快進撃を続けている。素晴らしい女性だよ。」

「テイラー・スウィフトは彼女のことを何も知らないんだろう。」

「これで私のテイラー・スウィフトの音楽に対する好感度は25%位下がった、とでも言っておこうか。」

最後は笑みを浮かべたトランプ大統領、軽く右手を挙げて記者らに挨拶を済ませると足早に去っていった。そこには「何もわかっていない小娘など相手にしない」といった余裕のようなものが感じられたが、世界中で爆発的な人気を誇る“Swifties”(スウィフティーズ、テイラー・スウィフトのファンのこと)の影響力は絶大だ。

実際、自身のファン層のなかに選挙権を与えられた18歳以上の若者を多く抱えるテイラーは、「知的で思慮深く冷静な若者であるあなたたちには、有意義な一票を投じる特権がある」「投票する前に、候補者についての理解をきちんと深め、誰が自分の道徳や価値観に一番近いかをしっかり見極めて。100%賛同できる候補者や政党は存在しないかもしれない。それでも投票しないことには何も始まらない」と若い世代への政治への関心を促している。

“反トランプ派”として知られる女優メリル・ストリープや俳優ロバート・デ・ニーロらはこれまで、授賞式など公の場でトランプ大統領をディスってきたが、そのたびに大統領は「ハリウッドで最も過大評価されている女優の1人」「IQが低く、(ボクサー役を演じすぎて)頭がフラフラの低俗人間」などと彼らをメッタ斬りにしてきた過去がある。

大統領と泥仕合を繰り広げるテイラーなどおそらくファンは求めていないはずだが、中間選挙が刻々と迫っている米国、今年はテネシー州の開票結果にとりわけ注目が集まりそうだ。

画像は『President Donald J. Trump 2018年10月6日付Instagram「JUST OUT: 3.7% unemployment is the lowest number since 1969!」』のスクリーンショット

(TechinsightJapan編集部 c.emma)

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