平和なデモしかやらない日本は珍しい。フランスの過激な菜食主義者たちが食肉店を襲撃

日刊SPA!

2018/10/10 08:30



― ひろゆきのネット炎上観察記 ―

▼菜食主義者が食肉店襲撃、菜食主義は攻撃的と話題に

以前から、食肉店を襲撃されるなどの被害が続出するフランスで、過激な菜食主義者が逮捕された。容疑はファストフード店やチーズ専門店への襲撃。この一連の襲撃に、酪農家や食肉店は菜食主義者集会の横でバーベキューを企画、一触即発の事態に発展した。この騒動にネットでは、「反撃を見るに、肉食のほうが平和的」など菜食主義への冷たいコメントが。

◆菜食主義者だから過激=× 運動家だから過激=○

フランスは肉(※1)も野菜も安くて、BIO(※2)とかベジタリアン用メニューとかも豊富で、食に多様性があったりします。ただ、血気盛んな国民性なので、農民を怒らせるとトラクターで高速道路を封鎖したり、牛乳やらワインやらを道にばら撒いたりと直接的な行動に出ることが多いんですよね。

んで、今度は怒れる菜食主義者が、動物を殺す肉食はけしからんってことで食肉店の襲撃事件が相次いだ(※3)と思ったら、酪農家が菜食主義者集会の横でバーベキューを開催したりで、揉めに揉めているようです。。。

日本には過激な菜食主義者グループはあまりいなくて、せいぜいネット上で絡んでくるくらいですけど、フランスは自然保護団体とかも過激な人がいるんですよね。。。ということで、日本のネットでは過激な菜食主義者に対して、「肉食わないと頭おかしくなる」とか「菜食主義者は命をいただく意識がないから傲慢」とか言っていたりします。

んでも、別に菜食主義者が過激なわけじゃなくて、そもそもフランス人の運動家って自信満々で過激なのだと思うのですよ。フランスだけじゃなくて、ヨーロッパではデモが起きると暇な過激派が集まって車を焼いたり商店のウィンドウを割ることは珍しくないですし、中国もデモでデパートを襲っていたりします。タイもデモなのかクーデーターなのかよくわからんことになっていたりしましたし、アメリカ人に「テキサス人を敵に回すとやばい」と言われたこともあったりします。。。

ってみると、菜食主義どうこうではなく、平和的なデモしかやらない日本のほうが珍しいんじゃないかと。。。自分が正しいと思う人がぶつかり合うのが政治なわけですけど、それで勝ち負けをはっきりさせる考え方が、日本の「和をもって尊し」ってのと違うからなんですかね。。。

って感じで、世の中には、自分たちの考え方を理解しない相手に暴力を使ってもいいと考えたり、「多様性を認めない狭量な人間を認めない」という矛盾した思想を持ったりと、考え方が過激な人が多いんですけど、世界中が自分の考えで染まるとか期待するのってどうなんですかねぇ。。。

※1.肉

牧場からの通販だと、オーブラック種という赤身がおいしくて有名な牛肉が1㎏=1000円程度で買えるのだとか

※2.BIO

有機農産物、有機加工食品のことで、農作物だけでなく肉や乳製品なども。最近はレストランも多く、ナチュラル志向女性に大人気

※3.襲撃事件が相次いだ

仏警察によれば、逮捕された6人は、5~8月に北部リールだけで9か所を襲撃。また、以前より血に似せた赤い液体が店に撒かれるなどの被害が全国で続出していた

【西村博之】

元ニコニコ&2ちゃんねるの管理人。米国最大の掲示板サイト「4chan」の現管理人。フランス在住も、月一くらいで帰国する41歳。「肉が安いからと牧場からの通販を利用すると、5㎏単位とかで買うことになるので、その後は肉ばかりを食べる一週間になったりするフランス生活です」

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