ノーベル賞の解説『萌えキャラ』起用したNHKに「性的だ!」と抗議する人たちとは

まいじつ

2018/10/9 20:00


最近、話題の『バーチャルユーチューバー』。

主にYouTubeなどの動画サイトで配信を行う架空のキャラクターのことで、2Dや3DのCGで作られたアバターが本物の人間のように動くことから、アニメファンを中心に人気に火がついた。声や動きによって性格が異なり、数多くのキャラクターが存在するが、その先駆けとなったのが『キズナアイ』だ。

初出は、2016年12月1日に投稿された“【自己紹介】はじめまして!キズナアイですლ(´ڡ`ლ)”とされており、この動画は現在まで235万回以上の視聴がカウントされている。



そんな人気絶頂のキズナアイが、NHKの特設サイト『ノーベル賞 まるわかり授業』で、ホストを務めていることが話題になっているが、一方で、ツイッター上ではその起用に対してクレームが続出しているという。

意図に反して不快感を示す人たち


「事の発端は、京大高等研究院の本庶佑特別教授がノーベル医学生理学賞を受賞したことが始まりでした。NHKが受賞を機に特別サイトを開設。専門家がその内容を解説する際に、聞き役としてキズナアイを起用したことから、サイトを見た人たちの中から『性的な表現が過ぎるのではないか』という声が出てきました。キズナアイの描写はアニメキャラ特有の“萌え絵”であることから、萌え絵に拒絶反応を示す自称“フェミニスト”の女性たちが非難の声をあげたようですね」(IT系ジャーナリスト)

こういった“フェミニスト”の急先鋒として知られる弁護士の太田啓子氏はツイッターに《NHKがノーベル賞解説サイトでこのイラストを使う感覚を疑う。女性の体は、しばしばこの社会では性的に強調した描写がされ、アイキャッチの具にされるが、よりによってNHKのサイトでやめて。このサイトで女性受賞者は少ないの? とか書いてるけど、これじゃ理由分かんないんだろう》と投稿し、この騒動に拍車を掛けている。

「NHKがノーベル賞という権威の説明に萌え絵のキャラを使ったことで、萌え絵が公的な存在として認知されてしまうことに“フェミニスト”の人たちは危機感を持って攻撃したのではないでしょうか。ただキズナアイは萌え絵の中でも表現は大人しいほうで、これを“性的な表現”とあげつらうことに対して反発の声も上がっています。NHKの意図としては、最近人気になっているキズナアイを起用することで、分かりやすく、親しみを持ってノーベル賞を学んでほしいということだったと思います。どちらにしろ、万人が納得する線引きは無理でしょうね」(同・ジャーナリスト)

ネット上では「どこに性的なニュアンスがあるのか全く分からない」「実際に胸が揺れたり、露出が高いしね。わざわざお茶の間に流す必要はないのでは」など、賛否両論が飛び交っている。

女性のアニメキャラは過去にも“性的な対象”としてヤリ玉に挙がったことがある。果たして今回の騒動はどう決着がつくのだろうか。今後の動向に注目したい。

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Valua Vitaly / Shutterstock

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