織田裕二50歳、『SUITS/スーツ』で見せた貫禄 華やかな女優陣にも期待

クランクイン!

2018/10/9 18:18

 織田裕二と中島裕翔(Hey! Say! JUMP)が弁護士としてバディを組む月9ドラマ『SUITS/スーツ』(フジテレビ系/毎週月曜21時)が8日、平均視聴率14.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と好スタートを切った。アメリカで2011年から放送されている人気作の日本版リメイクで、2人が勤める「幸村・上杉法律事務所」の所長・幸村チカ役を、織田とは90年代の大ヒットドラマ『東京ラブストーリー』以来27年ぶりの共演となる鈴木保奈美が演じていることも話題だ。

【写真】鈴木保奈美、新木優子、中村アン、今田美桜ら華やかな女優陣ほか『SUITS/スーツ』キャスト

勝つためには手段を選ばないエリート敏腕弁護士・甲斐正午(織田)と、一度見たものは忘れない驚異の記憶力を持つ天才フリーター・鈴木大貴(中島)が数々の厄介な訴訟に挑む。リーガルドラマでありながら法廷シーンはほとんど登場せず、弁護士たちの活躍を描くサクセスストーリーをベースに、スリリングな駆け引きあり、恋愛あり、見どころ豊富な人間ドラマとなっている。タイトルのスーツには、「訴訟」や弁護士のユニフォームともいえる「背広」と、複数の意味を持たせている。

■織田裕二が見せる“独自の味” 中島裕翔とのコンビネーションも◯

織田と中島のベテラン&若手イケメン俳優のコンビネーションはなかなかいい。織田に関しては、年齢を重ねるごとに貫録とともに濃い雰囲気をまとってきたなと感じていたが、アメリカ版ではガブリエル・マクトが演じたハーヴィー・スペクターという人物像を、巧みに甲斐正午に重ねつつ、独自の味が出ている。知的でスマートだがワイルドでセクシー、そして欲望に忠実で一見、傲慢にも見えてしまう。そんな濃い目のキャラの甲斐だが、中島演じる鈴木を相手にするとどこか優しげで、見守る視線に温かさがある。今の年齢でこそ伝えられるニュアンスが、芝居の端々に息づいている印象だ。

そして、甲斐をライバル視する弁護士・蟹江貢役を演じる小手伸也もその演技ぶりで独特の存在感を醸し出している。海外ドラマの日本語吹き替えを見ているような、若干のオーバーアクションが表情やしぐさから見て取れるのだが、2話以降、そのアクの強さが生きてきそうだ。

■鈴木保奈美、新木優子、中村アン、今田美桜…華やかな女優陣にも期待できそう

また、鈴木保奈美をはじめとする女優陣の華やかさもドラマを支えてくれそうだ。鈴木は初回から、衰えぬ美ぼうとファッションで作品を彩っていたが、織田との久々の共演はドラマの話題性をけん引してくれるだろう。

強さを感じさせる女優をそろえたアメリカ版では、特にメインキャストの1人、レイチェル・ゼイン役のメーガン・マークルがドラマの注目度を高めた。といってもドラマの中の話ではなく、私生活での大きな出来事だが、英国のヘンリー王子と熱愛の末に結婚し、サセックス公爵夫人となったことが、このドラマに世界的な注目を集める要因となったのだ。日本版でこの役に当たる聖澤真琴役を演じているのは新木優子だが、このところドラマ出演が絶えない。

フジテレビ系は昨年の夏の月9『コード・ブルー ‐ドクターヘリ緊急救命‐THE THIRD SEASON』以来となるが、以後も順調にドラマ出演を重ね、前クールでは『チア☆ダン』(TBS系)で土屋太鳳演じるヒロイン・わかばの姉役を務めたばかり。

頭脳明晰(めいせき)で人心掌握術にも長けた甲斐の秘書・玉井伽耶子役の中村アンは、実生活でも東洋英和女学院大学出身の才媛としての一面を持つ。顔立ちのいいルックスで、最近はメイクも薄目なことが多かったが、元々は「ハーフ?」と間違われることもあるほどの見事なハーフ顔メイクでも知られるだけに、海外ドラマのリメイクはフィットしそうだ。

日本版だけのオリジナルキャストで登場するのが、今田美桜。大きな目の愛くるしいルックスで、デビュー当時は“福岡一の美少女”と呼ばれた。月9は昨年秋の篠原涼子主演ドラマ『民衆の敵 ~世の中、おかしくないですか!?~』以来、1年ぶりとなるが、今年春のドラマ『花のち晴れ~花男 Next Season~』(TBS系)では真矢愛莉役の「原作再現度の高さ」が大きな話題となった。また、漫画雑誌の表紙を飾ったり、インスタグラムのフォロワー数が100万人突破、さらには7月に東京・新宿K's cinemaで公開された主演映画『カランコエの花』が、連日15時から1週間限定で上映され、全席完売)となるなど、今、最も注目を集めている女優と言っても言い過ぎではない。初回の登場場面はわずかだったが、インパクトは残した。次回以降が楽しみだ。

ネット時代になって、海外のドラマも配信サイトなどで見ることができる時代。アメリカ版と日本版を見比べながら楽しむのも面白い。(文:志和浩司)

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