ネットでの苦い経験を「炎上供養」、住職自身も批判受けた過去

AbemaTIMES

2018/10/9 17:55


 ほんの些細な書き込みや画像が大炎上――しばらくは思い出したくないであろう“苦い経験”を供養する取り組みが7日に行われた。その名も「炎上供養」。AbemaTV『AbemaMorning』では、その現場に密着した。

インターネット上の炎上はもはや“現代の災難”。それを供養する取り組みを行ったのが、新潟県最古の寺といわれる国上寺(燕市)だ。「炎上供養」を始めたのは、若い人に寺に足を運んでもらいたい、ネットでの炎上に心を痛める人たちに「何か救いの手を差し伸べることはできないか」との思いから。山田光哲住職は次のように話す。


「10年ほど前、まだそこまで炎上という言葉がなかったころ、私がブログを書いていた時に同業者の方から批判されたこともあった。仏教の大義が『救済』ですので、何かしてあげられることはないかなと(思って始めた)」


供養の対象にしたのは、SNSなどで“炎上”した画像や投稿。無料で供養することを呼びかけ10月2日、上杉謙信ら寺にゆかりのある人物が描かれたデザインの特設サイトを開設。400件以上の供養依頼が寄せられ、締切後も申し込みが相次いだという。

炎上した投稿や画像がくくりつけられた撫木には、「もう炎上しませんように」「自由に発言できる世の中に」といった願いが込められている。


話題集めとも揶揄されかねないこの取り組みだが、将来を危ぶむからこそだと山田住職は話す。

「我々が現代社会に迎合しなければ、日本仏教は残っていけないのかなと思います。30年後、淘汰されないために四苦八苦しながらお寺を運営する。(炎上供養を始めたのは)その一環」

なお国上寺によると、この炎上供養は来年も行いたいということだ。

(AbemaTV/『AbemaMorning』より)

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