高橋一生、役のつかみ方は理論派から感覚派に『僕らは奇跡でできている』

dwango.jp news

2018/10/9 15:00


関西テレビ制作のドラマ『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系)が10月9日(火)にスタートする。脚本を担当するのはドラマ『僕の生きる道』シリーズを手掛けた橋部敦子。人の機微をたくみに物語に織り込み、感動を呼ぶ名脚本家だ。

このドラマで主演をはるのが、高橋一生だ。高橋一生といえば『民王』(テレビ朝日系)や『カルテット』(TBS系)『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)などにも出演し、ますます人気沸騰中の役者。

そんな彼が演じる主人公の相河一輝は動物行動学を教える大学講師。HPを見ると「クスッと笑えて、ハッと考えさせられ、最後はほっこり。生き物のフシギに夢中でフシギな大学講師が、周囲の人々のフツウをざわつかせる!?」と見出しに書かれている。もちろん、橋部敦子の脚本は間違いなく面白い作品になっているといえるだろう。だが、これだけじゃぁわからない。そこで収録に入ったばかりの高橋一生にドラマのことについて聞くと同時に俳優・高橋一生についてもアレコレ聞いてみた。

――高橋さんが演じられる相河一輝とは、どういう人物ですか?

高橋「実は現場に入るまで、どのような人物かわかりませんでした。けれど、一番最初に撮影したシーンで、彼がどんな人物かはつかめたつもりです。そのシーンはというと、カメと一緒に歩いているところでした」

――一輝の飼っているカメのジョージですね。

高橋「はい。彼は、ほかの人と同じ視線になれる人なんだと思いました。たとえペットに対しても、自分が上にいる感覚がないというか。それがわかって、腑に落ちたんです。この人はカメと同じ視線になりたいんだなぁと。その感覚を大事にして、そして自然に演じなければいけないと感じました」

――高橋さんが考えるこのドラマの面白さは?

高橋「多くの人たちが思うようなことを、一輝は体現しているんです。普通は“やれないよな”ということも、一輝は全部しちゃうような人間で、最初からベールがはがれている状態なんです。その感覚って、ある意味、すごく美しく思えて。今の世の中、正しいという尺度が限定されている気がするんです。ほかにも正しいことっていっぱいあるよ、と言っているのが、このドラマなのかもしれません。そこを感じ取ってみてほしい作品だと思っています」

――さきほど高橋さんは最初のシーンで一輝がどんな人物をつかんだとおっしゃいました。役者としては、感覚的に役をつかんでいくタイプなんですか?

高橋「感覚派か理論派かと問われると、最近は理論的ではなくなってきました。昔はガチガチの理論派でしたけれど、近頃は理論的に考えていないので、役柄の説明をするときにとても困るんです(笑)」

――感覚派俳優となったきっかけは?

高橋「単純に役を演じられる時間が増えてきたからだと思います。そうすると理論だけじゃ追いつかなくなることがいっぱいあって。感覚的に役に入ったほうがつかめやすくなりました。これは原作があってもなくても変わりません。よく、役との共通点はどこですか? 違いはどこですか?と聞かれるんですが、正直に言うと、感覚的に役に入っているのでわからないんです。今はもう一輝になっているので、すごく穏やかな気持ちになれていますし、日常も楽しいです」

――完全に一輝的な思考をしてるってことですね。

高橋「最初は、一輝にいかにして近づいていくかというアプローチで臨みます。ただ、いざ現場に入って彼をつかんでしまうと、もう一輝の視点でしか物事を見られなくて。以前は、自分が出ている作品を俯瞰で見ることが出来たのですが、最近その感覚がなくなってきているので、怖いところではあるんですが」

――それは究極の役の入り方だと思うんですけど…。

高橋「それは言い過ぎです(笑)。けれど、どうやったら伝えられるんだろう? どうやったらより多くの人に分かってもらえるんだろう?と考え始めると、途端に俳優ではなく制作サイドの意図がお芝居の中に表れてきて、僕自身が引いてしまうんです。きっとそうならないために、今の方法しかなかったんじゃないかと思います」

●高橋一生によるドワンゴジェイピーnews大喜利

Q.「ド」うしますか? 明日、地球が滅亡するとしたら。
「いつも通り、帰って寝ます」
Q.「ワン」コ派ですか? それともニャンコ派?
「ワンコ派です。」
Q.「ゴ」リラ、ラッパ、パリ。次に思い浮かぶ言葉は?
「リンゴ、ゴリラ…えっ、これでいいんですか?(笑)」

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