デーモン閣下、“師匠”輪島さん悼む 大相撲中継で共演 ここ1年は会えず「闘病の姿見せたくないと」

 大相撲の第54代横綱で、北の湖とともに輪湖時代を築いた輪島大士さん(本名・輪島博)が死去したことが9日分かった。70歳。石川県出身。生前親交があったアーティストのデーモン閣下が同日、ブログを更新し、輪島さんを追悼した。

 閣下は「そう遠くない日に訪れる報せだとは思っていたが、現実にその時がやって来ると深い愁嘆を感じざるをえない。吾輩が歴代横綱の中で最も深く関わりをもたせてもらった人物である」と切り出し、「吾輩は輪島や北の湖、貴ノ花を見ながら相撲の世界のいろはを学び、その魅力にどっぷりとはまっていった。つまり相撲における吾輩の師匠であると言える」と思い出をつづった。

 「氏が角界を離れ何年も歳を経た平成18年ころからプライヴェートでの交流を持たせてもらうようになった。何十回も食事の席に誘ってもらい、吾輩のコンサートにも来臨をたまわった」といい、「10年前に吾輩が初監督として発表した短編映画『コナ・ニシテ・フゥ』においては、吾輩の世を忍ぶ父親の役を引き受けお子様たちとともに出演してくださった」と回顧。続けて「ここ1年くらいは『人に会いたがっていない』ということだった。闘病のためやつれた姿を見せたくないとのことだったので、吾輩も何かの誘いをしたりなどは遠慮していた。気にはしながら見舞状を出したりはした」と明かした。

 金銭問題などで85年12月に日本相撲協会を退職した輪島さん。「氏は9年前一月場所の『NHK大相撲中継』に、当時の北の湖理事長の取り計らいもあって解説者として出演され、長期にわたる角界との公式的な絶縁状態が解消された。その日、吾輩も一緒にゲスト出演したのであるが、放送が終った後に氏から礼の言葉を頂戴した。相撲ファンとしての何よりの宝ものである」と共演を振り返った。

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