永遠のテーマ、「男女の友情」は成立する?

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2018/10/9 05:00

「男女の友情は成立するか?」というのは、永遠のテーマかもしれませんね。今回は、男女の友情を成立させる秘訣などを紹介します。

友情を成立させるために大切なことって?

「男女の友情は成立するか?」というのは、永遠のテーマかもしれませんね。今回は、男女の友情を成立させる秘訣などを紹介します。

まずは男女以前に、同性同士でも本当の友情を築くためにはどうしたらいいでしょうか? 例えば、女同士の場合、お互いを比べ合ってしまい、相手に嫉妬した結果、関係が壊れていくのはよくあることです

書籍「大人の友情」(河合隼雄・著 朝日新聞社刊)によると、友情で壊れやすい原因となるのが、“同一視”なのだそうです。

相手に対して一心同体だと思えるほどの友情を感じられるのは素晴らしいけど、常に一心同体だと、お互いの自立の障害にもなる。さらに、自分と同じような人間だと思えたとしても、実際は別の人間なので、同一視をすればするほど、違いを感じられたときには、落胆してしまいます。それが友情にヒビが入ることだってあるのです。

だから、友達関係には「程よい距離感」が大切!

私のコラムでは、よく恋愛について、「愛は求めるものではなく、与えるもの。ある程度、精神的に自立をした状態ではないと、与えられる人にはなれないから、本当の恋愛をするのは難しい」ということを書いています。

それと同様、友情もある程度、お互いが自立していないと、うまくいかなくなってしまうものなんですよね。

私自身も同性の友達の場合、仲が良いからこそ、距離感には気を付けたり、「相手は相手、自分は自分の幸せがあるのだ」といった、相違を感じることが大切だと考えています。

どんなに心の距離が近くなっても、相手と自分は違う人間。だからこそ、「親しき仲にも礼儀あり」なんです。友情って、奥深いものですね。

男女の友情を成立させるには?

それでは、男女の友情を成立させるには、どうしたらいいでしょうか?

私は、このキーワードとなるのは、「お互いに相手に見返りを求めないこと」だと考えています。


まずは、「どうして男女の友情が壊れるのか?」について考えてみたいと思います。

男女の友達が友達ではいられなくなるきっかけで一番多いのが、「どちらか一方の恋心」ではないでしょうか?

つまり、どっちかが相手に恋心を抱いていたら、相手に同じように愛情を求めてしまうことが多いから、ある意味、相手に見返りを求めるようになってしまいます。また、異性として惹かれると、やはり人には動物的な部分はあるので、性的衝動で相手を求めてしまうというのも、ある意味、当然のことかもしれません。

つまり、どちらか一方が相手を求め、求められた方がその思いに応えられない状態。それは、求める方にとっても求められる方にとっても辛い状況です。だから、関係が壊れてしまうのです。

ただ、「相手に恋心を抱いていたら、友達関係が成立しないか?」というと、そうとも言い切れません。

つまり、それでも「関係を深めない理性」(=相手が望む距離感を保つ)であったり、もしくは、異性愛というよりも、もっと大きな人間愛を持つことができたりしたら、ただ、ただ、相手を好きでいられるとも思うのです。

私自身も10年来の男友達がいます。彼と会っていると、つくづく思うのです。「私に全くもって見返りを求めていないなぁ」と。そして、私も彼に見返りを求めていない。だからこそ、友達として、うまくいっているし、一緒にいて、心地良いのかもしれません。

ただ、彼の前では「魅力的な人でありたい」とは思います。おそらく彼もそうだと思います。お互いに異性としての魅力というよりも、人としての魅力をリスペクトし合っているからこそ、程よい緊張感もあって、一緒にいて楽しいのだと思うのです。

ただ、そういう関係が成り立つのは、お互いに「人としての魅力」を大切にしているから、とも言えるでしょう。どんなに友達になりたくても、異性に性的な魅力ばかりを求める人は、やはり友情は難しいからです。

男女の友情は難しい!?

私自身、異性を好きになるときは、男としてだけではなく、人としても好きになることが多いので、たとえ付き合うという形にならなくても、友達として付き合っていたいと思っています。ただ、相手がそういう価値観がないと、振った、振られたで、関係がさっさと終わってしまうこともあります。

逆に相手が好意を持ってくれていても、自分は恋愛関係を望まなかった場合は、友達でいたいと思ったとしても、友達にもなれず、あっさり関係が終わってしまうことがあります。

そういうとき、やはりちょっとがっかりします。「相手が感じてくれている私の魅力って、その程度だったんだ」と思うからです。

「好きな相手を獲得しなくては意味がない」と思う人は少なくありませんが、本当にそうでしょうか?

例え付き合ったとしても、結婚したとしても、人が本当の意味で「人を所有する」ことなんてできないもの。相手のことが好きで、相手が輝いていて、恋人ではなくても、配偶者ではなくても、時々一緒の時間を過ごすことって、すごく幸せなことだと思うのです。

自分のものにならないからって、そんな素敵な時間まで失ってしまうのは、人生において、もったいないなぁと思うのです。

「程よい距離感を保てる理性」と、ただ、ただ相手を好きでいられて「見返りを求めない関係」であれば、男女の友情は成立します。

そういう関係は、人生に彩(いろどり)を与えてくれます。そんな大人の関係を築いてみませんか?
(文:ひかり )

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