織田裕二「おせっかいだから言っちゃう」 タッグ組む中島裕翔への思い

クランクイン!

2018/10/8 06:30

 俳優の織田裕二が10年ぶりに「月9」に主演、しかもドラマ『東京ラブストーリー』以来27年ぶりに鈴木保奈美と共演、さらに原作はアメリカの大ヒットドラマ…などなど、さまざまな点で注目度が高まっているドラマ『SUITS/スーツ』。今回、優秀だが性格に難ありという敏腕弁護士・甲斐正午を演じる織田に話を聞いた。

【写真】織田裕二主演、月9ドラマ『SUITS/スーツ』場面写真

「原作ドラマを観させてもらったんですけど、正直、最初はあまりはまらなかったんですよね(笑)」と、のっけから驚くような発言をする織田。「でも5話くらいに初めて主人公が素敵に見えて、共感した回があって。そこで一気にスイッチが入りました」と振り返る。特にシーズン2で“家族”というキーワードが出てきたとき「『ああ! これは家族に置き換えたんだ。実は、家族のありかたを弁護士事務所に置き換えたドラマなんだな』と思ったんですよ」と明かす。

織田演じる甲斐は、Hey! Say! JUMP中島裕翔が演じるフリーターの青年・鈴木大貴とひょんなことからタッグを組むことになる。大貴は頭脳明晰で、一度見たものは決して忘れない“完全記憶能力”の持ち主だが、悪友の影響でその日暮らしの生活を送っていた。2人がチームとなり、さまざまな訴訟に立ち向かっていくストーリーだ。

ところが織田自身は「僕の中では“弁護士もの”じゃないんです。弁護士という職業はやってるけど、あくまでもファーム(法律事務所)の話。人間関係が面白い」とその魅力を語る。「ある意味『踊る大捜査線』(フジテレビ系)もそうでしたよね。事件が起きる、犯人は誰だ、というのに重きを置いているわけではなく、あくまでもそれは日々の仕事。その中で何かキャッチするメッセージがあったりする。だからそういう意味では今回の作品もすごく似てる」と、自身のヒット作との共通点を語った。

また、演じる甲斐には“傲慢”という表現がついているが、織田自身はそうは思わないよう。「傲慢に映りますかね? 僕が弁護を頼むならこういう人に頼みたいと思う。だって勝ってくれるわけですから(笑)」と笑顔を見せる。中島扮する大貴との関係性についても「実は面倒見がいいと思うんです。原作を観てて思ったんですけど、彼流に大貴の役(パトリック・J・アダムスが演じるマイク・ロス)にちゃんとポイントを教えてるんです。大貴は記憶能力に関しては誰もかなわない逸材だけど、ビジネスに関するマナーを何も知らない。舐められないようにするためにスーツを手に入れるとか、説教臭くなく“なるほどね”ということをさり気なく教えている」。

大貴(中島)が成長していく中で、甲斐(織田)とは互いを認め合い、関係が変化していくという。「甲斐にとっては大貴は、もともと目的のために受け入れた人材。大輔の方も泥沼の生活を送り、このまま行くと終わりという状況だった。だからお互いの利害関係が一致したんです。けれど、甲斐にとって大貴は“爆弾”でもある。その爆弾を抱える覚悟を決めさせたのは、大貴の魅力なんでしょうね。彼が良い弁護士になると甲斐は思った。それは大貴に過去の自分を見てたのかもしれないし、過去の自分がなりたかった憧れの姿だったかもしれない」。“バディもの”といえる2人のやりとりにも要注目だ。

実際の撮影現場でも、中島にアドバイスするのかというと「本当はあまり言わない方がカッコいいかなと思うんですけど、僕はおせっかいだから言っちゃうんですよね(笑)。『ああ、もったいねぇ!』って思って」と明かす織田。中島は現在25歳だが「時間は帰ってこないですから。自分も経験があるわけです。もちろん、彼の役だから彼の好きなようにやればいいと思うけど、遠慮はしてほしくない。だから『思ったことがあれば言えばいいじゃない』と、そういうのをつい言っちゃいます」と、年下の共演者への思いを口にする。

現場でもさながら、織田と中島がタッグのようになっているのか? かつて『踊る大捜査線』シリーズで教わるポジションを演じた織田だが、今回は若者を導いていく立場。そういった意味でも、新鮮な織田の姿が見られそうだ。(取材・文:川口有紀)

ドラマ『SUITS/スーツ』は、フジテレビ系にて10月8日より毎週月曜21時放送。

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