フジテレビの格闘技『RIZIN』、大みそか放送に暗雲!? “好条件下”でも低視聴率……

日刊サイゾー

2018/10/7 00:00


 9月30日にさいたまスーパーアリーナで開催された格闘技イベント『RIZIN.13』の中継が同日午後7時57分より2時間枠で、フジテレビにて放送されたが、視聴率は6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低調だった。

同日、関東地区は台風24号の影響で、JR東日本が首都圏のすべての在来線を午後8時すぎには全面運休する旨を昼すぎに発表。これを受けて、『RIZIN』側ではメインイベントなどの注目カードの試合順を前倒し、全試合を午後7時前後には終了させることを目指した。このため、予定されていた生中継は“中止”となった。

放送されたのは、元大相撲幕内で総合格闘技デビュー戦となった大砂嵐とボブ・サップの一戦、ミルコ・クロコップvsロッキー・マルティネス、アンディ・ウィンvs山本美憂、那須川天心vs堀口恭司の4試合。

大砂嵐のデビュー戦もさることながら、弟である山本“KID”徳郁さんが逝去したばかりで弔い戦となった美憂、総合では日本人最強といえる堀口が“売り出し中”の那須川にキックルールで挑む一戦は、格闘技マニアにとっては“注目”のカードだったはずだが、世間には響かなかったようだ。

この日は日曜日で台風、JR東日本は早々に運休するとあって、“在宅率”はかなり高かったはず。NHK総合は台風に関するニュースのため、大河ドラマ『西郷どん』の放送を休止し、日本テレビ系は『ザ!鉄腕!DASH!!』2時間スペシャルのオンエアのため、常時20%前後を取る超人気番組『世界の果てまでイッテQ!』も休止だった。強力な裏番組が“お休み”で、在宅率も高いという“好条件下”だったにもかかわらず、『RIZIN』の視聴率は振るわなかった。

一部時間帯で、米倉涼子主演の人気ドラマ『ドクターXスペシャル~復刻版~』(テレビ朝日系)と重なり、高視聴率を獲得したが、これは新規ドラマというより“再放送”に近いもので、『RIZIN』に魅力があれば、もっと高い視聴率を挙げられたはずだ。

今年に入って、ゴールデン帯で放送された『RIZIN』の視聴率は、『RIZIN.10』(5月6日)が6.1%、『RIZIN.11』(7月29日)が6.0%で、6%台が続いている。

昨年は4月16日放送回が5.4%、7月30日放送回が6.3%、10月15日放送回が7.1%、12月31日放送回が6.4%(第2部)で、数字がまるで伸びていない状況だ。

フジでは、2015年から3年連続で、大みそかの『NHK紅白歌合戦』の裏で、『RIZIN』の中継を放送してきたが惨敗続き。『RIZIN』は今年も大みそかにイベントを開催予定で、フジの『紅白』裏の“有力候補”であることに違いはない。ただ今回、“好条件”が整っていたにもかかわらず、視聴率が伸びなかったことで、『紅白』裏での中継に暗雲が立ち込めてきた。

「一向に視聴率が上向かないのはマイナス材料。むしろ、昨年10月の7%台より、今年は落ちているのですから、『紅白』の裏で、『RIZIN』の中継をやっても、期待はもてないでしょう。今回、那須川vs堀口という絶好のカードを提供しても、6%台しか取れなかったんですから、大みそかのゴールデン帯で放送するかどうか、フジでは議論になるでしょうね」(スポーツ紙記者)

『RIZIN』側では、今回数字が伸びなかった要因として、「生中継が中止になり、格闘技ファンが放送前に、速報で試合結果を知ったため」といった趣旨の分析をしたようだ。

「確かに、中継前に結果が出たことで目減りした部分はあるかもしれませんが、これ以上ないカードを組んだ『RIZIN』にとっては衝撃的な数字だったはずですよ。那須川と堀口というこれ以上ないカードなら、格闘技ファンは結果を知っていても見たはずですから。フジの大みそかの『紅白』の裏は、『RIZIN』の中継を始める前は、もっと散々でした。『RIZIN』に代わる番組を制作するのも大変ですし、それをやって、爆死するようならもっと悲惨です。それを考えると、結局、5~7%台程度しか取れないのがわかっていても、『紅白』の裏は『RIZIN』に落ち着く可能性も十分あるでしょうね」(同)

果たして、フジは大みそか『紅白』の裏番組に、何を選択するのだろうか? 『RIZIN』なのか、はたまた違う番組なのか?
(文=田中七男)

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