『ブラックスキャンダル』袴田吉彦本人が「アパ不倫」ネタ&芸能界の枕営業描く問題作


 10月4日、山口紗弥加が主演する連続テレビドラマ『ブラックスキャンダル』(日本テレビ系)の第1話が放送された。現在38歳の山口は、14歳で芸能界デビューしているベテラン女優だが、連ドラ主演を務めるのは今作が初となる。

同ドラマは、身に覚えのない不倫スキャンダルが報じられたことで、芸能界引退を余儀なくされた元女優・藤崎沙羅(松本まりか)が、手術で顔や声を変え、名前も矢神亜梨沙(山口)と名乗り、自分を陥れた人々に復讐していく物語。

第1話では、沙羅が不倫報道のあった俳優・棚城健二郎(波岡一喜)との関係を否定する釈明会見を行うはずが、会場に乱入してきた棚城がなぜか不倫を認めたこと、これにより沙羅は世間からバッシングを浴び、母親も自殺してしまった過去が明らかに。こうして沙羅は芸能界を追放されただけでなく、世間にも居場所をなくしてしまったのだった。

しかし5年後、後輩女優の阿久津唯菜(松井玲奈)が訪ねて来て、沙羅に浮上した不倫スキャンダルは仕組まれたものだったと知らせる。そこで沙羅は亜梨沙として生まれ変わり、かつて所属していた芸能事務所「フローライト」のマネージャーとなって復讐のチャンスをうかがっていたところ、釈明会見を仕切っていたテレビプロデューサー・五色沼仁(袴田吉彦)がタレントに“枕営業”を強要していることを知る……といった内容だった。

芸能界のドロドロした部分を描く同作は、それだけで視聴者の好奇心をそそるのではないだろうか。特に近年は、実際に有名人の不倫や、そのほか不祥事にともなう謝罪会見の話題がメディアを騒がせている。

同ドラマの主題歌『ドグマン』を歌うゲスの極み乙女。のボーカル・川谷絵音も、2016年にベッキーとの“ゲス不倫”で話題になった。インターネット上では、川谷率いるゲス乙女が不倫スキャンダルを題材にしたドラマとタイアップすることを「適役すぎて面白い」と評価する声と、「反省していないように思える」という意見に分かれている。

一方で、今回ゲスト出演した袴田も、17年にグラビアアイドルとの不倫が発覚。この時、袴田が「アパホテル」を使用していたことから“アパ不倫”と呼ばれるようになり、本人も「アパ不倫の人」というイメージが定着した。

しかし、ゲス不倫の川谷と比べて、アパ不倫の袴田はすでにネットユーザーに許されているように感じる。川谷&ベッキーが当初“お友達”という説明で乗り切ろうとするなどの悪質さがあったのに対し、袴田はお相手のグラドルにも“売名疑惑”があったからだろうか。袴田がドラマに出ると、必ずといっていいほど「アパ不倫を思い出す」という書き込みがみられるが、どこか楽しんでいるようなコメントが多い。

今回も、袴田演じる五色沼がホテルで枕営業させているシーンに、ネットユーザーは「これもアパホテルだったりして」「逆にアパホテルであってほしい」などと、謎の期待を寄せていた。また、「キモい演技うまい」「本人と役が絶妙にマッチしててウケる!」といった声も飛び交い、どういうわけか「アパ不倫以降の袴田さんが好き」という声も少なくない。

不倫騒動とともに注目を浴びたアパホテルのことは、最初は気の毒に思えた。しかし袴田の好感度が下がっていない、いや、むしろ上がっているのなら、今や袴田がテレビ出演するたびに、良い宣伝になっているのではないだろうか。

そんな袴田の出番は今回で終わってしまったが、ネットユーザーは「袴田さんの演技も、ストーリー展開も面白かった!」「復讐に至るまでのテンポがいいね」「次も見よう!」というように、すっかり同ドラマに引き込まれている。亜梨沙の復讐劇も、緊張感とスッキリ感が楽しめるので注目ポイントだが、とにかく初回ゲストに袴田を起用したことは、“掴み”として大成功だったようだ。
(文=美神サチコ/コラムニスト)

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