若君様たちの甘酸っぱい“LOVE”と甘~いスイーツが明治時代を駆け巡る 「お見合い」がテーマ『若様組まいる』ゲネプロフォトレポート

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2018/10/6 17:07


『若様組まいる』は畠中恵の小説を原作とする舞台で、明治時代の若者たちによるスイーツをめぐる青春群像劇。2016年夏に第1弾「若様組まいる」、そして2018年5月に第2弾「アイスクリン強し」が公開され、そしていよいよ第3弾「若様とロマン」の公演がスタートする。

本作に出演する4名のインタビューでは、キャストの内面を暴く裏話もしているので、そちらも見ていただきたい。
関連記事→入江甚儀、宮﨑香蓮、宇野結也、和合真一にスイーツや結婚観を聞く「若君様まいる」インタビュー。キャストの仲の良さも浮き彫りに
「若様とロマン」ゲネプロレポート
「若様とロマン」ゲネプロレポート

■甘酸っぱい恋に胸がきゅんとした場面も。「若様とロマン」ゲネプロレポート


世が江戸の時代であるならば今頃はきっとお殿様であった、元士族の子息たち。巡査として日々生きるために職務をこなす若様たちに、突如「お見合い」の話が飛び込んでくる。落し物を探したり警備の仕事をこなしつつ、申し込まれたお見合いで女性との出会いを果たす。

薩摩男児の玉井和馬(鎌苅健太)、名前だけでなく背格好も似ている小山孝(安川純平)と小沼武一(伊崎龍次郎)、女性には持てるが少し不器用で熱い男 園山薫(宇野結也)、まだまだひよっこの加賀三太郎(森田桐矢)。それぞれが沙羅の父・小泉琢磨(岡田達也)や同志・富士村秀麿(内藤大希)らからお見合い写真を受け取り、女性と出会い、巡査としての仕事をしながら恋愛をする様が描かれている。もちろんその結末は、現実同様全てがハッピーエンドにはならないようで……。
巡査のお仕事、遺失物係の長瀬健吾(中央)
巡査のお仕事、遺失物係の長瀬健吾(中央)

緊張してしまってうまく話せない者、事件解決でいいところをみせようと努力をする者、一途に愛を伝える者、別の想い人がいる者、告白するも振られてしまう者、お互いの心がわからなくなってしまう者。恋愛結婚がまだ珍しいこの時代、不器用ながらにそれぞれが個性的な恋愛模様を繰り広げる。

照れながらお互いを見つめてにっこりしていたり、両想いになってから女性の甘えが発動してみたり、見ているこちらがなんだかむずかゆくなってしまう。
玉井どんの恋
玉井どんの恋
小山の恋
小山の恋
加賀の恋
加賀の恋
園山の恋
園山の恋

幼馴染である長瀬健吾(入江甚儀)、小泉沙羅(宮﨑香蓮)、皆川真次郎(原嶋元久)の3人。男2人、女1人の彼らの恋模様が気になるところ。健吾や沙羅にもお見合い話が来るし、洋菓子職人である真次郎にも留学の話が舞い込むのだが……。この話の続きは劇場で。
小泉沙羅(左)と長瀬健吾(右)
小泉沙羅(左)と長瀬健吾(右)
小泉沙羅(左)と皆川真次郎(右)
小泉沙羅(左)と皆川真次郎(右)

「若様組まいる」といえば牧忠行(和合真一)の暗躍も忘れてはならない。青年実業家として彼が今回どんな活躍で場を引っ掻き回すのか。事業の成功と失敗、そしてライバルの登場、牧忠行の恋など、本作でも物語にとびっきりのスパイスを加える彼の動きにも注目だ。
牧忠行の恋は……?
牧忠行の恋は……?

■ゲネプロ直前の記者会見では原嶋が完璧な食レポを披露

スイーツを見た時のワクワク顔をいただきました♪ 左から森田桐矢、安川純平、宇野結也、原嶋元久、入江甚儀、宮﨑香蓮、岡田達也、井澤巧麻、伊崎龍次郎
スイーツを見た時のワクワク顔をいただきました♪ 左から森田桐矢、安川純平、宇野結也、原嶋元久、入江甚儀、宮﨑香蓮、岡田達也、井澤巧麻、伊崎龍次郎

ーーまず初めに入江甚儀さんよりご挨拶をお願いします。

長瀬健吾役 入江甚儀:「若様組」第3弾、今回でラストとなります。稽古で培ってきたものをそれぞれ全員が全力で出して明日の初日を迎えられるように、カンパニー一同頑張りたいと思います。

ーー宮﨑香蓮さん、ご挨拶をお願いします。

小泉沙羅役 宮﨑香蓮:いよいよゲネプロ、そして初日となるわけですが、稽古で積み上げてきたものがあるので、とにかくみんなの台詞を聞いて一生懸命明治という時代を生き抜いていければいいなと思います。

ーー2016年の「若様組まいる」、今年5月の「アイスクリン強し」そして今回「若様とロマン」。入江さんと宮﨑さんは3作品通して同じ役を演じられますが、その思いをお聞かせください。

入江:約2年間、同じ役でありながらキャストが変わってもいますし、特殊な3部作だと思います。でも第1弾、第2弾と全力でやってきて、そして今回を迎えることができて本当に嬉しいなと思っております。大きな戦争が起きる前、明治の平和な時代をお客様に堪能していただいて、こういう時代もあったんだって明治について好きになったり、調べてもらえるようになったらいいなって思います。そのためにこの物語を全力で演じきりたいと思います。

宮﨑:約2年3回にわたって、同じシリーズの同じ役をやらせていただくことってなかなかないことです。前回、前々回から得たものを持って次に進めるという良さはもちろん、前回を超えなきゃいけないっていうプレッシャーもあります。そんなすごく素敵な挑戦をさせてもらっています。入江くんが言ったようにキャストが変わっているのでカンパニーも変化しているんですが、今回も素敵なメンバーが集まったので周りに甘えさせてもらっています。
「若様とロマン」ゲネプロ写真
「若様とロマン」ゲネプロ写真

ーー岡田さんは演劇集団キャラメルボックスに所属されていて、数多くの舞台に立たれています。舞台経験の少ない若手と共演するにあたり、アドバイスされたことなどはありますか?

小泉琢磨役 岡田達也:いや、特別アドバイスは……。

宮﨑:してくださってますよー!

岡田:今回が3作目ですが、僕は初めてこの作品に参加させていただいたくらいなので、逆に若い二人から世界観を読み取ろうとしたことはありました。稽古場で若い人たちが頑張っている姿を楽しく見させていただいてるという感じですね。

入江:でも今回、岡田さんに殺陣を付けていただいたんです!
沙羅の父、小泉琢磨(岡田達也)(左)
沙羅の父、小泉琢磨(岡田達也)(左)
「若様とロマン」ゲネプロ写真
「若様とロマン」ゲネプロ写真

ーー日本橋三越本店7階の「はじまりのカフェ」では本作にちなんだコラボスイーツも提供されます。実際にお召し上がりになられた感想はいかがでしょうか。

皆川真次郎役 原嶋元久:とってもおいしいので、ぜひみなさん食べてほしいです。疲れていたり、風邪をひきやすい季節ですし、クエン酸はとっても体に良くて素晴らしい飲み物です。ワッフルももちもちでめちゃくちゃ食べやすくて。ワッフルとドリンクのセットで注文したら最高でしょうね~! ぜひぜひみなさん食べて行ってください!
※コラボスイーツのリンクはコチラ(Twitter

宮﨑:すごい!

入江:完璧!
作中登場するスイーツの数々に思わず甘いものが恋しくなる
作中登場するスイーツの数々に思わず甘いものが恋しくなる

ーー稽古場でのエピソードをお願いします。

井澤:牧忠行役の和合真一さんはプライベートそのままだなという感じがしました。稽古でも全然段取りをつけていないところで予想外のハプニングが起こったりして、みんな笑ってしまいました。稽古場ではずっとみんな笑っていた印象がありますね。

牧忠行役 和合真一
牧忠行役 和合真一

入江:なんだろう……特別大きなアクシデントやハプニングはなかったけど、常にみんな和気あいあいとやっていたという感じでした。

原嶋:でも(安川)純平がしゃべると、とにかく笑いが起きましたよね。

一同:(笑)

入江:日によって芝居のムラがすごくて(笑)

安川:そんなことここで言うもんじゃないよ! これがまさしくハプニングだよ!

入江:今(ハプニングが)起きました(笑)。
茶々を入れたり終始楽しそうな記者会見でした。上は安川がいじられてる時の写真。
茶々を入れたり終始楽しそうな記者会見でした。上は安川がいじられてる時の写真。

ーー意気込みを一言ずつお願いします。

入江:3部作ラスト「若様とロマン」、若様組たちの恋愛模様が描かれた話となっております。前回からキャストが増えて6人の若様がそれぞれの恋愛をしますが、全く違う恋愛模様が描かれているので、見に来てくださるお客様の中には「この子に似た恋愛をしてきた」とか「この子の気持ちわかるな」っていう見方もあると思います。そういった面でも楽しんでもらえるかと思いますし、明治の時代をたっぷりと堪能して楽しんで頂けたら何よりです。ご来場お願いします。

宮﨑:私は小泉沙羅という子がすごく大好きです。この時代女性の地位が低い中、自分の意見をはっきりと言って前に進めむというのが今の時代にも通じるところがあり、すごく大きな意味がある事だなと思っています。今回は女性キャストも増えて華やかなシーンもありますので、その編のところを注目していただけたらと思っております。

原嶋:3作品目から参加の僕たちはすごくプレッシャーもありましたが、それと真正面からぶつかっていって、跳ね返していって、すごくいいものに仕上がっているなという実感もありますし、このメンバーじゃなきゃできないところまできたなっていう自信もあります。明治時代っていう過去を現在に伝えられる準備も稽古もしてきて、ぜひぜひお客様にも楽しんでほしいなって思います。僕らもそれだけのことをやってきた自信があるので、それを劇場で確かめてほしいです。
「若様とロマン」ゲネプロ写真
「若様とロマン」ゲネプロ写真

岡田:だいたい1900年前後の話になります。その時代を生きた若者たちの青春群像劇です。想像でしかないですが、明治という時代をどんなふうに若者たちは生きてきたんだろうっていうのを舞台上で描いています。お芝居だけでなく舞台セットも衣装も素敵なので、そのあたりにも注目していただきたいです。

園山薫役 宇野結也:僕の演じる園山薫は一番恋愛からは遠いように見え、その男がいざ女性を目の前にしてどうやって変わっていくのか。そして今まで3部作続いてきた若様がどういう風な道を選んでいくのかっていうのが今回の見どころです。精一杯園山薫を演じ、そして若様として精一杯生きてまいりますので、皆さま応援よろしくお願いします。

副田春之助役 井澤巧麻:明治の激動の世にふさわしい、もりだくさんな内容となっております。謎かけのようなところもあるし、ほろっと泣けちゃうところもあるし、すごく盛りだくさんだと思います。若様たちがお見合いをする中、僕はひとり既婚者としてみんなを見守ります。みんなの成長をしっかり見守って、それを陰で支えるという役割をしっかり果たしたいなと思っております。カンパニーのみなさんは素敵な人が集まっていて、面白い作品になっていると思いますので、ぜひみなさん足を運んでください。
富士村秀磨役 内藤大希。歌います。
富士村秀磨役 内藤大希。歌います。

小山孝役 安川純平:僕も一応1作目から……。

入江:「一応」…?

安川:ええと、1作目から3作目まで出させていただいているんですが、今当たり前になっていることは明治の時代を生きた方たちが当たり前にしてくれているんです。そういう部分があることを今回の作品の稽古を見ていて思ったので、そんな彼らの気持ちも汲みつつ、稽古でやったことを全部出せるようにと、わたくしは思いました。

小沼武一役 伊崎龍次郎:時代は変われど、恋や愛など普遍的なものを描いております。しっかりと恋愛を楽しんで行きたいと思っていますので、みなさん楽しみにしていてください。

加賀三太郎役 森田桐矢:僕は今回からの出演で、キャラクターも3作目から登場する役を演じさせていただきます。新しく若様組に加わるメンバーとして、今まで稽古したことをのびのびとできればいいなと思っております。先輩たちの胸を借りて、精一杯みんなで良い舞台にできたらいいなと思います。
「若様とロマン」ゲネプロ写真
「若様とロマン」ゲネプロ写真

舞台『若様組まいる~若様とロマン~』は10月21日(日)まで三越劇場にて公演。歴史ある三越劇場ならではのドレスコード特典やアフターティーパーティー(お菓子を食べながらキャスト出演のトークイベント) など、この作品でしか味わえない特別な企画も用意されている。

取材・文・撮影=松本裕美

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