『らんま1/2』『うる星やつら』『犬夜叉』などの作者・高橋留美子作品のトリビアやうわさ7選




1978年にデビューし、数々のヒット作を世に送り出してきた女性マンガ家の高橋留美子先生。その代表作は『らんま1/2』『うる星やつら』『めぞん一刻』『犬夜叉』など。女性でありながら少年マンガを描くマンガ家の草分け的存在となった人物でもあります。

高橋留美子作品にまつわるトリビア7選


今回はそんな高橋留美子先生の作品にまつわる秘密や隠されたエピソード、裏設定やこぼれ話まで、さまざまなトリビアを厳選してご紹介。きっと高橋留美子作品の魅力を再確認できることでしょう。あくまでうわさレベルの話もありますので、そのあたりご理解ください!



①ラムはゲストキャラの予定だった?

『うる星やつら』の主人公・ラムは1話限りのゲストキャラになる予定でした。『うる星やつら』は当初全5話の短期連載の予定でスタート。あたるが次々と変な人と出会ってトラブルに巻き込まれていくというオムニバス形式になる設定だったのです。

そのため、第1話であたるとラムの出会いが描かれましたが、第2話にはラムは登場していません。しかし、第3話で苦し紛れにもう一度ラムを登場させたところ、世界観がまとまってきたため、そのまま登場させ続けることになったのです。

②「だっちゃ」は仙台弁!?

『うる星やつら』のラムが使う語尾「~だっちゃ」の元ネタは何かというのはファンの間でも度々論争になってきました。それについて高橋先生は仙台弁をイメージしたと明かしています。井上ひさし原作の仙台が舞台になったドラマ『青葉繁れる』のなかで登場人物たちが「だっちゃ」と話しているのを聞いて、自分のマンガにも活用したのです。

ただ、なんとなく聞こえたものを言葉にしただけなので正確に仙台弁というわけではなく、あくまでも創作の方言ということになるそうです。

③らんまの声優が2人になったのは作者の意見?

高橋先生の作品は多くがアニメ化されていますが、高橋先生がキャスティングに対して意見を出すことはほとんどありませんでした。ただ、ひとつだけ意見をしたのが『らんま1/2』の主人公・乱馬の声優について。当初は男の乱馬と女になった乱馬を女性の声優が一人で演じることが検討されていました。しかし高橋先生は「男女別の声優に演じてもらいたい」とスタッフに伝えたのです。

その結果、男の乱馬を担当した山口勝平さんはハマり役に。その後『犬夜叉』のアニメ化の際には高橋先生からの希望により、主人公・犬夜叉の声優を務めることになりました。



④めぞん一刻の登場人物に数字がつくのは偶然?

『めぞん一刻』の主要人物には一の瀬、二階堂、三鷹、四谷、五代と数字に関連した名前がつけられています。これは結果的にこうなっただけなんだそう。高橋先生が意識したのは、一刻館の住人の名前に数字をつけるということだけでした。

それ以外の人物はまったくの偶然で、最初から綿密に考えて決めた設定ではなかったのです。音無響子の「無」を「0」と捉えたのも読者からの指摘があったから。読者からの手紙で「響子さんが音無で“0”、そこから数字がつながっているんですね!」と指摘されて初めて気付いたそうです。

⑤かごめがセーラー服を着て行くのはオシャレ心から?

『犬夜叉』のかごめは、戦国時代に行く時にいつも学校の制服であるセーラー服を着て行きます。この理由について高橋先生が明かしたことがあります。一年中着ることを想定された学校の制服は頑丈で、洗い直しにも耐える優秀な洋服だから。かごめも最初の頃は私服で戦国時代に行ったこともあったのですが、妖怪との戦いで服が破れたり汚れたりして懲りてしまったのだとか。

しかし汚れてもいい体操服やジャージではあまりにも可愛くありません。しかし「戦国時代でもオシャレをしたい」というかごめの想いを受け、セーラー服でのタイムスリップという設定になったのです。



⑥「ちゅどーん!」を発明したのは田村信?

高橋先生作品によく出てくる「ちゅどーん!」という効果音。最初に使ったのは、『うる星やつら』と同時期に週刊少年サンデーで『できんボーイ』を連載していたギャグマンガ家の田村信先生でした。この件について田村先生はツイッターで「『ちゅどーん』は僕が考案したのですよ」と認めています。古いアメコミでパンチを繰り出すシーンに「cud! cud! cud!」と書かれていたのがヒントになったんだとか。

⑦あの指ポーズの意味は「I love you」ではない?

高橋先生作品のキャラクターは、ドタバタとしたバトルシーンで両手の中指と薬指を曲げたポーズがよく登場します。実はこのポーズには意味があり、アメリカの手話で「I love you」を示すものなのです。高橋先生が初めて『うる星やつら』でこのポーズを描いた頃は意味を全く知らなかったそう。バトルシーンの中でもおどけたポーズがあれば、キャラクターの余裕さを伝えられるだろうと考えて描いたのです。



色褪せることない名作ばかり


高橋留美子先生は今年で活動40周年を迎えていて、年齢は61歳。しかし作品に古さはまったく感じられず、単行本の売上は全世界で増え続けていて2017年には累計2億部を突破しました。今なお色褪せない高橋留美子作品の魅力を皆さんもぜひ再確認してみてはいかがでしょうか。

WRITERMr. Fox

  • 執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/

あなたにおすすめ