岩田剛典独占インタビュー『パーフェクトワー ルド 君といる奇跡』

TCM

2018/10/6 06:30

岩田さんが演じる役どころは…?


僕が演じた鮎川樹は大学生のときに事故に遭い、車イスに乗っています。役作りとしては、ご指導いただきました本田さんとコミュニケーションをとれたことが大きかったですね。本田さんは撮影中、何度も現場に顔を出してくださって、障がい者の生活の実態や日常のどんな場面で不便さを感じるのかなどを具体的に教えてくれました。そして僕も現場ではお芝居をするとき以外も車イスに座るようにしました。車イス生活を経験して、ちょっとした段差に遭遇したときの大変さなどを身をもって知ることができた。そうやって樹という役になじんでいく感覚がありました。この作品は樹が事故に遭って何年もたったところから始まります。それ以前の樹はもちろん打ちひしがれたし、絶望したと思います。そしていろんなことをあきらめなければならない……そんな状況を何周もしているだろうから、樹の現在の気持ちはフラットだと思うんです。だから障がいがあるからといって心の闇を引っぱるような演技はいっさいしませんでした。健常者と何ら変わらない「思い」を持った人として樹を演じました。

昔と変わらず接してくれる女性にひかれる気持ちに共感


事故に遭ってから、樹のまわりは環境もそばにいてくれる人も変化しています。そんな中で、久しぶりに高校時代の後輩であるつぐみと出会うわけですが、彼女は事故に遭う前の自分を知った上で、高校時代とまったく変わらない接し方をしてくれた。自分のことを障がい者というフィルターを通さずに見てくれるつぐみにひかれるのは、すごく自然なことで共感できました。つぐみと再会して樹はもう一度生きる希望や日々への活力みたいなものをもらうことができたんだと思います。


つぐみ役の杉咲花ちゃんについて


つぐみ役の杉咲花ちゃんについてはクランクインする前に『湯を沸かすほどの熱い愛』を観て「すげえ!」と思いました(笑)。「このコ、若いのにすごいな」と。だから共演するのは楽しみでしたし、気を引き締めていかないとなと思いました。でも顔を会わせたらすごくシャイでした。実際に話すようになると僕のことをほめてくれることしかなくて。気配りができるいいコだなと思いました(笑)。

岩田さんが考える「幸せ」


好きな女性を幸せにできる男性ってどんな人かですか?……難しいな(笑)。幸せって人によってさまざまですからね。でも幸せの価値観が合っていないと、長続きしないのかなって思います。大切なのは、「この人なら信頼できる」って思えるかどうかじゃないかな。この作品もそうでしたけど、支え合えることが幸せにつながると思いますから


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『パーフェクトワールド 君といる奇跡』

(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会
(C)2018「パーフェクトワールド」製作委員会

Profile
岩田剛典
(いわた・たかのり)●1989年3月6日生まれ、愛知県出身。EXILE、三代目J Soul Brothersのパフォーマーとして活動しながら、俳優としてもさまざまな作品で活躍。ドラマ『崖っぷちホテル!』、映画『去年の冬、きみと別れ』、『Vision』など話題の作品に多数出演。

撮影/来家祐介(aosora) スタイリング/jumbo(speedwheels) ヘア&メイク/下川真矢 取材・一部文/佐久間裕子

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