Aimer ツアーでは「あなたの感性を肯定できるように歌う」メールインタビューが到着

SPICE

2018/10/5 18:01


デビューから7年目を迎えたシンガーAimer。そのミステリアスな雰囲気とゆらぎと深みを持つ個性的な声と歌でシーンでの存在感を増している彼女。昨年はベストアルバム『blanc』『noir』を発売し、武道館公演を成功させるなど飛躍の年となった。今回映画『累-かさね-』主題歌になった「Black Bird」を筆頭とする15枚目のシングルの発売、そして10月から始まるホールツアー『Aimer Hall Tour18/19“soleil et pluie”』を控えたAimerにメールインタビューを行った。

――昨年のベストアルバム『blanc』『noir』の発売、そして初の武道館公演などトピックの多かった昨年ですが、この一年でAimerさん自身の変化はありましたか?

わたし自身は特に変わらず、今まで通りマイペースに歩んでいるつもりです。ただ、初めての武道館公演ではこれまで以上に来てくださったみなさんとの一体感を感じることができましたし、もっと大きなステージでのライブをやりたいという思いをあらたにしました。その上で武道館以降は、意識してアップテンポなナンバーを発表してきたので、それがひとつの変化と言えると思います。

――顔出しを行ったり、テレビ出演もありました。環境も変わったりしたのでしょうか。

ありがたいことに特に変わりありません。よりたくさんの方に存在を知っていただける機会を得て可能性を拡げながらも、今までと変わらず「声」を一番の軸にして、信頼できる方々と一緒にAimerの世界を作れていることを、とてもありがたく思っています。

――新曲「Black Bird」が実写映画『累-かさね-』の主題歌となっています、このお話が最初にきた時の気持ちなどをお聞かせください。



実写映画の主題歌は初めてだったので、とても光栄で、飛び上がるほど嬉しかったです。報せをいただいたのがちょうど去年の武道館公演の直前の時期で、個人的にも最高のモチベーションになりました。

――実際に台本を読んで制作に取り組まれたとお伺いしました。読まれた感想はいかがでしたか?また原作のコミックは読まれたのでしょうか?

台本と原作を読ませていただいてから制作にとりかかりました。誰しもがきっと心に抱いたことのある劣等感や優越感に、苦しいほど向き合わせてくれる作品だと思いました。共感する場面での登場人物のモノローグやセリフをメモしたりしながら、どういう曲にしたいかを考えていきました。

――そして、作品からどのような影響を受けた曲になりましたか?

やっぱり一番に歌いたいと思ったのは、主人公の累とニナ、2人ともに抱いている『誰かを羨む気持ち』『愛されたいと願う気持ち』です。この社会で生きて他者と自分を比較する機会がある限り、誰しもの心に潜むそんな気持ちを、黒い鳥に喩えて書きました。

――新曲「Black Bird」を拝聴させていただきましたが、「RE:I AM」や「StarRingChild」を想像するような力強く深い楽曲という印象を持ちました。ご自身から観たこの曲の聞き所、魅力などはどのへんでしょうか?

「Black Bird」は全体的にキーを低くしたこともあり、激しい中にも自分の声のいちばん特徴的な低音を、じっくり味わってもらえる曲になったかなと思っています。また個人的には、去年リリースした「花の唄」(もっと言えば「誰か、海を。」)の流れも汲んで、より内省的でどろどろしたものをこの曲でまたひとつ昇華・表現できたと思っています。



――『累-かさね-』の主人公である累とニナの目線のような歌詞ですが、Aimerさんから見たこの2人はどういう存在でしょうか?またご自身がシンパシーを感じる部分もあるのでしょうか?

根本的に抱いている感情は似ていても、外見や境遇などは昼と夜のように対照的に描かれている2人の、どちらに共感するかといえば、確実にわたしは累(夜)です。彼女の抱く劣等感や、その劣等感が生む執着心、執着心が生む表現欲にも、シンパシーを感じました。

――実際のレコーディングで気を使った点などはありましたか?

サビで言葉数が多いので、激しく歌いながらも言葉をちゃんと伝えられるように、それだけは意識しました。

――そして全国ツアー『Aimer Hall Tour 18/19“soleil et pluie”』が始まります。どのようなツアーになりそうですか?

フランス語で「太陽と雨」という意味の今回のツアーは、“太陽”のようにみなさんと一緒に盛り上がる場面もあれば、“雨”のようにしっとりとあるいは激しく、みなさんに聴き入ってもらいたい場面もあります。去年のベストアルバムリリース・武道館公演以降、また一歩先に進んだ今のわたしの世界をお見せするツアーにしたいです。

――前回の全国ツアー「hiver」と比べてどのようなものにしたいですか?

“太陽”と銘打つからには、みなさんと一体になれるシーンを多く作るつもりですし、その対比になるように、“雨”の時間もよりエモーショナルなものにするつもりです。総じて、今までの「blanc」(白、バラード)・「noir」(黒、ロック)とはまた別の軸で、濃淡をつけた時間になると思います。

――全21ステージという長丁場になりますが、ツアーに向けて体調管理など準備されることもたくさんあると思います、特筆して気をつけていることなどありますか?

喉と鼻を、できる限り乾燥させないように気をつけています。

――ツアーに興味を持っている、Aimerに興味を持っている人に向けてメッセージをお願いいたします。

今回のツアーは、わたしのライブ未経験の方はもちろん、ライブ自体が初めての方でも、めいっぱい楽しめるツアーにするつもりです。これからもどんどん進化していくつもりでいるので、今しか歌えないわたしの歌を感じに、受け取りにきてほしいです。わたしのことを気になってくださっているあなたの感性を、肯定できるように歌います。今これを読んでいるあなたと、お会いできるのを楽しみにしています!

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