ケンカしたほうがうまくいく。でも「私の推し」の笑顔を曇らせたくなかった【トイアンナのしくじり恋愛】

ハウコレ

2018/10/5 11:00



こんにちは、トイアンナです。「ケンカするほど仲がいい」とはもう使い古されたフレーズもいいところですが、最近この言葉をひしひしとかみしめています。彼氏とケンカするからです。

■「ちゃんと」ケンカをする尊さ
私と彼の喧嘩は、いつもこんな風に進みます。1.不満を溜めた方が「何でこんなことするの!」とキレる2.そんなつもりじゃないもん!と相手が言い返す3.数時間ワーワーやり、どちらかは泣く4.一緒にパピコを食べる5.仲直りする

絵に描いたようなしょうもないケンカです。「パピコ食べて仲直りするなら、最初からパピコ食えばいいじゃん。どうせ腹が立つのはお腹がすいてるからでしょ?」というご指摘もそのとおり。けれどそれでも、ケンカをする意義があると感じています。というのも私、これまで付き合った相手とはほとんどケンカができない女だったからです。

ケンカをするのはカッコ悪い。私はどこかでそう思っていました。「ケンカじゃなくて話し合いができるのがいいカップルでしょ」とも。しかし冷静に見せかけた話し合いは、実のところ「私の方が論理的に正しい」「いや俺の方が」と互いの正論で殴っているだけのことがあります。

■ささいなことも、ゆくゆくは離婚にだって繋がる
たとえば、私は元夫へ「仕事のジャマをしないで。私が毎日この時間働くことで●円の収入になるの。だからあなたの行動は私の年収を●円損ねているのと同じ」と言ってしまっていました。正論です。でも相手の「家にいるときくらいもっとベタベタしたい」気持ちはまるで汲みとっていませんでした。この段階でケンカすればよかったんです。けれどケンカではなく、「正論らしきもの」をぶつけてしまった。

彼から私へのアプローチも似ていました。ある日「アンナの持ってるカバンがダサすぎて一緒に歩くのが耐えられない。何とかして」と私にいきなりバッグを買ってくれたことがあります。そこで私は「そんな言い方ってある!?」と怒りを抱きましたが、バッグがダサいのは正論だな……と、飲み込んでしまったのです。

■離婚後にわかる、ケンカの重要さ
そして我々は離婚。それからしばらくして、夫から怒涛の長文LINEが届きました。中身は「実は許せなかった結婚していたときの不満」でした。たとえば「俺が仕事中にジャマすると嫌がるくせに、俺が仕事してるときは寂しそうにするのが嫌だった」と。当時は我慢していたけれど許せなかったことが、離婚後に爆発したのでしょう。そんな簡単なことすら、我々は話し合えていなかったのです。「そんなの、付き合ってるときに言えばいいじゃん」と一蹴するのは簡単ですが、それすらもできなかったのです。

私も同様に、彼への不満をすべて溜め込んでいました。なぜなら相手を好きすぎたからです。顔を見るだけでときめいて、しぐさも全部好きで、そうなれば怒りをぶつけるなんてとんでもない。彼は私の推し。推しの笑顔を曇らせることなんてしたくない。そんな恋心がジャマをして、ケンカができなかったのです。

ですから、ケンカはしたほうがいいんです。恋心で不満をねじ伏せる関係よりも、互いに不満をドバドバぶつけて、最後は「あなたにそんなこと思わせてごめん」と謝れたほうがずっと健全なのだと痛感しています。ケンカは楽ではありません。けれど、不満を溜めるともっと大きな苦痛が待ち構えています。あなたはどうか、私と同じ失敗をしないで。そう願っています。(トイアンナ/ライター)

(ハウコレ編集部)

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