アラサー女性2人が同窓会で大ゲンカ。漫画のキャラが原因って…なんで?

女子SPA!

2018/9/22 15:46



社会人になると、誘われる機会が多くなる同窓会。懐かしい顔ぶれと旧交を温めるはずが、とんでもなさすぎる理由でトラブルに発展することも……。

哀しいかな、その憂き目に遭ってしまったのがソフトウェア開発会社に勤めるユウコさん(仮名・33歳)です。

◆高校時代のオタ友と再会!

「高校の同窓会が開かれるというので、お正月に意気揚々と帰省しました。15年ぶりに仲の良かった友人と会えることもあり、ワクワクドキドキしながら会場へ。そこで待っていたのが、高校時代に毎日つるんでいたマリとアサカです」

実は漫画大好き(※日野日出志ファン)なオタク少女だったというユウコさん。高校時代は同じように筋金入りのオタクで、いわゆる「腐女子(BL好き)」なマリさん、超がつくゲーマーのアサカさんと常に行動をともにしていました。

高校卒業後は離れ離れになってしまい、たまにLINEで連絡を取り合ってはいたものの、直接顔を合わせるのは本当に久しぶりだったそう。

「二人とも見違えるような品のいい大人の女性になっていましたが、そこは『三つ子の魂百まで』といいますか(笑)。お互いの近況報告もそこそこに、話題はだんだん最近の漫画やアニメ、ゲームの話になっていきました。

『ちょっと私の推し(*1)の話を聞いてよ!』『コラボカフェ(*2)に通算8回通ってしまった……』と続々やって来る男性陣そっちのけで大盛り上がり。まるで高校時代に戻ったようで、他の友人からも『あんた達、ホント何年経っても色気ないねー』なんて呆れられていました」

*1 推し:アイドルグループで最も応援しているメンバー“推しメン”に由来。アニメやゲーム等のキャラクターにも同様に使われている。

*2 コラボカフェ:TVアニメ、ゲームなどの人気キャラクターとコラボしたカフェ。メニューにはキャラをあしらった料理やドリンクが並ぶ。

日頃仕事が忙しく、なかなか趣味について打ち明けられる相手もいなかったユウコさんは、ついつい時間を忘れて話に熱中。しかし、そんな和気あいあいとした楽しいひとときは長く続きませんでした。

◆BL好きな友人の一言で、場の空気が一変

「いま大人気の漫画に話題が及んだ時のこと。三人ともその漫画が大好きだったので話し込んでいたのですが、そのさなか、腐女子のマリが漫画に登場する男性キャラクターA男、B男の名前を挙げ『B男メインのシーンでA男が出てくるとときめくよね! 私、A男×B男のカップリングが好きなんだ~』と言いだしたんです」

「カップリング」とは、BL用語のひとつで男性キャラクター同士のカップルを表したもの。ところが、マリさんがそう口にした途端、ゲーマーのアサカさんは顔を微妙に引きつらせたそうです。

「実はアサカは『BLアレルギー』を自称するほどのBL嫌い。にわかに機嫌が悪くなり、『え、そのカップリング好きなの? 腐女子ってホントそういう妄想好きだよねー。気持ち悪い』と半笑いで吐き捨てたんです。

マリは自分の趣味が否定されたと思ったのか、『別にいいじゃん。あんたって昔っからそんな感じだよね。趣味は人それぞれなんだからほっといてよ!』と喧嘩腰に。一気に場が険悪になり、私はどうしていいか分かりませんでした」

あたりをはばからず、だんだん声が大きくなっていくマリさんとアサカさん。ついには相手の胸ぐらをつかみかねない一触即発の空気になったため、ユウコさんは慌てて二人をいさめながら会場の隅に引っ張っていったそう。「周りの視線が背中にぐさぐさ刺さって痛かった……」と語ります。

「本当に恥ずかしかったです。友人の“地雷”をぶち抜いたマリが悪いのは確かですが、アサカもアサカだと思います。高校の頃ならいざ知らず、30代にもなって趣味嗜好の違いを理由に人前で喧嘩するなんて……。一緒にいた私は穴があったら入りたい気持ちでした。楽しみにしていた同窓会が黒歴史になるなんて、行く前は思いもよりませんでしたね」

オタク同士の争いは互いに譲れない“聖戦”にたとえられることがありますが、巻き込まれた第三者にとってはたまったものではありません。それが同窓会の席ならなおさら……。見た目のみならず、中身も「大人女子」になっていてほしいものです。

―シリーズ ドキドキ?ガッカリ?同窓会エピソード vol.7―

<文/小泉ちはる イラスト/やましたともこ>

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