坂本龍一「energy flow」 20年ぶりのミュージック・ビデオを制作、公開へ

UtaTen

2018/9/18 12:01



坂本龍一 「energy flow」NYを拠点とするZakkubalanが制作。カナダのニューファンドランド島で撮影


坂本龍一の「BTTB -20th Anniversary Edition-」が9月26日に発売されることを記念して、同盤に収録される「energy flow」のミュージック・ビデオが公開された。

「energy flow」は、99年に発売されたシングル「ウラBTTB」の収録曲。
第一三共ヘルスケア(当時:三共)リゲインEB錠のCM曲として使われ、社会現象ともいえるブームを巻き起こし、ミリオンセールスを達成した同シングルの牽引的な楽曲である。

そんな99年を代表する1曲でありながら、「energy flow」のミュージック・ビデオはなかったため、20年ぶりにその映像が作られ、公開されることとなった。

映像はNYを拠点とするクリエイター・チーム、Zakkubalanが制作。

地球で最も霧深い場所といわれるカナダのニューファンドランド島で撮影され、まさに「energy flow」の世界観を視覚化した作品が、20年の月日を経て出来上がった。

■坂本龍一 「energy flow」

Directed by Neo s. Sora and Albert Tholen
Produced by Zakkubalan
zakkubalan.com
goodbabyfilms.com

尚、今回発売される「BTTB -20th Anniversary Edition-」は、坂本龍一が1998年に発表したピアノ・アルバム「BTTB」の20周年記念盤。

今回は、98年に発売された初回限定盤に加え、翌年リリースされた「BTTB(通常盤)」に加えられた「snake eyes」、「tong poo」。海外発売されたインターナショナル盤に収録された「reversing」。そして、シングル「ウラBTTB」より「energy flow」を収録。まさに「BTTB」完全盤といえる内容となった。

また、今作のライナーノーツを作家 村上春樹が執筆している。

うっすらと、故郷を離れ、また帰ってくる


エナジーフローという曲は、映像をつけるのが実は難しい曲だ。
今回、Zakkubalanさんたちは苦労してよくやってくれたと思う。
うっすらと、故郷を離れ、また帰ってくるというようなストーリーが受け取れる。
― 坂本龍一

自然界の重要な要素である樹木、水、風、霧に対する深い親しみを表現


坂本さん自身、そしてその音楽は自然界の重要な要素である樹木、水、風、霧に対する深い親しみを表現しています。
同じように私たちも人間と自然環境のかかわり合いに興味を持っています。
漁師達が数千年に渡り居住してきたニューファンドランド島(カナダ)は、それらの自然現象に出会うパーフェクトな土地でした。
大西洋の外れにあるその島は、地球上で最も霧深い場所というユニークな気象条件の下にあります。
長谷川等伯の松林図にインスパイアされた私たちは、今回の映像制作において、この島の風景を切り取ることにしたのです。
― Zakkubalan

■Zakkubalan プロフィール





ZakkubalanはNeo S. SoraとAlbert Tholenによるニューヨークを拠点としたアーティストデュオ。写真と映画の合間を交差するアート作品を制作している。

両名ともアメリカ、コネチカット州のウェズリアン大学を卒業した。Albert TholenはIFP(Independent Filmmaker Project)の2017年度Marcie Bloom Fellowに選出されている。

彼らはこれまでにワタリウム美術館、草月アートセンター、セゾンアートギャラリー、2017 Reborn-Art Festival、piknic (韓国)において作品を発表している。

zakkubalan.com

あなたにおすすめ