リアル「ぎぼむす」なママの声。夫の連れ子、愛せますか?

女子SPA!

2018/9/18 08:46



元キャリアウーマンの宮本亜希子(綾瀬はるか)が夫・良一(竹野内豊)の連れ子である、みゆきと歩んだ10年を描いたテレビドラマ『義母と娘のブルース』(TBS系)。亜希子は、良一の余命が短いことを承知で、みゆきの母になるために宮本家へ嫁ぎました。ドラマは高い視聴率をマークし、9月18日に最終回を迎えます。

ですが、実際の“連れ子結婚”でも血のつながらない子どもを愛せるものなのでしょうか? 子持ち男性と結婚し、突然母になった女性2人にお話を聞きました。

◆無理に母親にならなくていいと気づいた

6年前、当時小学5年生だった娘を持つ男性と結婚した五十嵐美優さん(仮名/38歳)は、多感な時期に差し掛かった娘と打ち解けるまでに半年以上かかったと言います。

「とても礼儀正しい子で、『お母さんができてうれしい』とすぐに受け入れてくれたのですが、お客さんに接するような態度というか、ずっと距離を感じていました。実の母親は娘が幼い時に家を出ているので、“母親”という存在をどう受け止めたらいいかわからなかったのかもしれません」

どのようにアプローチしても心の距離が縮まらず悩んだ美優さんですが、娘が生理を迎えたことで状況に変化が。

「汚してしまった下着を持って、泣きそうな顔でこっそり打ち明けてくれたんです。そのとき、自然と『少し年の離れた友だちと思って、何でも相談して』との言葉が口をつきました。自分で言いながら、『そっか、ムリに母親になる必要はないんだ』って気づいて、“お姉さん目線”で娘を見られるようになりました」

美優さんが“姉妹と友だちの中間”のようなスタンスで接するようになったことで、心の距離はあっという間に縮まり、現在高校生になった娘さんとは何でも話せる仲なのだそう。

「娘は私を美優ちゃんって呼びます(笑)。でも、父親に言いづらいことも私には話してくれるんですよ。一般的な母親の感覚とは少し違うのかもしれませんが、“愛情”という面では実の母子に負けないくらい娘がかわいいです」

一方、美優さんの例とは逆に、子供が思春期を迎えたことで“愛せなく”なってしまったケースもあります。

◆息子が思春期を迎えた頃から険悪に…

キャリアウーマンの水元香織さん(仮名/44歳)は、妻と死別した男性と7年前に結婚。当時小学5年生と4年生の男の子がいました。取材に応じてくれたのは、香織さんの悩みを聞いていた友人女性です。

「子供たちもすぐ香織になついて、最初の3年ぐらいはすごくうまくいっていたんです。ところが、次男が中学に入って声変わりした頃から、だんだん衝突するようになって…。

中学男子ですから、エロいことに興味を持ったり、反抗的になったり、って普通じゃないですか。でも香織は男兄弟がいない上にマジメすぎて、いちいちが『許せない!』と言うんです」

たとえば「夜7時までに帰る」と言った次男が、友達と遊んじゃって8時に帰ったぐらいで「約束を破った!」と香織さんが激怒し、次男はプイッと部屋に入ってしまう…。

さらに香織さんが仕事を辞めてから、ますます険悪になったそう。今まで仕事にかけてきたパワーが全部家庭に向いて、エアコンの温度から子供のスマホ利用時間まで、きっちり管理しないと気が済まない。子供はそれがウザくて口もきかない、という悪循環です。

「次男と話したら、『僕のこと部下だと思ってるんだよ』とボヤいていました。

その頃から、香織は『やっぱり血の繋がりがないからダメなんだ…』と悩み始めたんです。でも私から見たら、それは違う。だって以前は仲良しだったし、長男とはうまくいってるんだから。それに、実子だってうまくいかない母親を何人も知ってるよ、って香織には言ったんですが…」

結局、香織さんは昨年、離婚してしまったそうです。

「義理の子だってこと自体が問題じゃなくて、何かのきっかけで“血のつながりのせい”にしてしまうことが難しさだと思います。別の女友達は、実子と養子を育てていますが、覚悟の上で養子を迎えたので全然問題ないみたいですよ」

ドラマの亜希子とみゆきがそうであったように、血のつながらないふたりが“親子”になるには、それぞれの愛し方をみつけることが大切なのかもしれません。

<文/千葉こころ>

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