事故原因は親の不注意…?幼児期の「車でのヒヤリハット事例」と対策

It Mama

2018/9/15 21:15

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警視庁が発表している『自動車同乗中(6歳未満幼児)のチャイルドシート使用有無別死傷者』を見て驚きました。(※1)

平成28年中、死者は9名もおり、チャイルドシートを使用していない人が7人、さらに使用していた2人は不適正な使い方だったということがわかりました。

つまり、適正に使用していれば死亡事故は防止できたかもしれないのです。

そこで今回は、教育コンサルタントで教育業界に10年以上携わっている筆者が、幼児期の車での事故にまつわるヒヤリハット事例と対策方法をお伝えします。



車にまつわる「ヒヤリハット・事故」ってどんなもの?


さっそく、車の場所別に実際にあったヒヤリハットや事故をご覧ください。

◆車のドア編(※2 ※3)

・強風が吹いてドアで手を挟んだ

・坂道で停車中、スライドドアが勝手に閉まってきた

・子どもが力任せにドアを開けて隣の車にぶつかった

・ドアを開けたら子どもがすぐに飛び出した

・「自分で降りる」と言って足を滑らせて落ちた

ボタンひとつで開閉できるスライドドアの車も増えたので、お子さんの飛び出しなど注意が必要ですね。

◆パワーウインドウ(窓)・ルーフトップ編(※4)

・目を離したすきに、子どもがパワーウインドウに首を挟まれた

・パワーウインドウに子どもが指を挟まれて切断した

スイッチで開閉できる窓はルーフトップも含めて挟み込みの事故が多い印象です。

最悪のケース、指を切断といったことも起こっているため、十分に注意したいものです。
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◆チャイルドシート・シートベルト編 (※3)

・自分でチャイルドシートを外してしまい、車が止まった際に頭を打ちケガをした

・急ブレーキをかけたら、後部座席にいた子どもが転落、前まで飛び出してきた

・ぐずったのでチャイルドシートから降ろし保護者と一緒に座っていたが、急ブレーキで転倒しかけた

「今回だけ」「ちょとだけ」のほんのちょっとの油断が大きな事故につながりかねませんので、乗車時はこういったケースを想定した上でお子さんから目を離さないようにしましょう。

幼児に起こりやすい事故は、大人が注意して!


事例からわかるとおり、幼児は発達が未熟なので大人と同じ行動をとることはできません。以下の3つの特徴から、車で起こりやすいケースを確認しましょう。(※2)。

●力をコントロールできない

子どもは力に強弱をつけるなどのコントロールが難しいです。そのため、自分で車外に出られない、ドアを思いっきり開けてしまう、触っているうちにボタンを押してしまうことがあります。

●気持ちが抑えられない

早く乗りたい、早く降りたいなど自分の気持ちが抑えられず、とっさに行動することがあります。

●危険を察知できない

子どもは興味関心のあるものに一目散で、脇から車が来たなど危険を見ていません。

子どもの命を守るために…ママができる対策6つ


上記に挙げた注意行動から、子どもを守るためにママができる対策を以下にまとめてみましたので参考にしてみてください。

(1)チャイルドシートに座らせる
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6歳未満の子どもはチャイルドシートを着用する義務があります。もしものときに命を守るために、グズグズしても徹底して使用したいですね。

(2)窓を開閉するときは声をかける

「窓を閉めるよ」と、開閉の際には子どもに一言声をかけてから操作しましょう。

(3)ロック機能を使う

パワーウインドなどを子どもが誤って操作しないようにはじめからロック機能を使うのもよいでしょう。

(4)ドアや窓の開閉は大人が行う

ドアや窓の開け閉めは大人が行うことをルールにして、子どもは日頃から触れないようにすると◎です。

(5)子どもひとりで車内には置かない

暑いときだけでなく、犯罪の危険もあるので、どんなときも子どもひとりで車内に置くことは止めましょう。

(6)急ブレーキ・わき見運転に注意

筆者も子どものことを気にかけるあまり、運転に集中できないときがあります。日頃から安全運転で急ブレーキをかけなくて済むようにしたいですね。

子どもの事故は、大人の不注意であることも多いのが現状です。

後悔する前に、“ちょっと面倒だな”と思っても安全対策を怠らないようにしましょう。

(2017年9月28日の記事を再掲載しています)

【参考・画像】
※1「チャイルドシート関連統計」 ‐警視庁
※2「車の周りのこんな危険」 ‐一般社団法人日本自動車連盟(JAF)
※3「ヒヤリ・ハット調査 乳幼児の転落・転倒による危険(インターネットアンケート)」 ‐H26、東京都生活文化局、P64
※4「子どもがパワーウインドに挟まれる事故に注意!」-政府広報オンライン(内閣府)
※ David Tadevosian、Maria Sbytova、 TierneyMJ / Shutterstock

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