source:https://www.shutterstock.comママはいつもやることがいっぱいですよね。
育児に家事、仕事と毎日がバタバタだと思います。
子どもが増えれば家事の量も増えますし、乳幼児がいれば家事の進みも悪くてイライラはつのるばかり。
今回は、児童虐待に関する最新の情報と、ママのストレスを減らすキーポイントをお伝えします。

児童虐待件数は過去最高
8月30日に児童虐待件数が過去最高を更新する見込みであることが厚生労働省から発表されました(※1)。
2017年度に全国の児童相談所が対応した子どもへの虐待件数は13万件を超え、前年度より1万件以上も増えているのです。
もっとも虐待してしまうのは「ママ」
同省の他の調査では、虐待者別の結果もあります(※2)。
それによると、子どもを虐待してしまうのは、「本当のママ(実母)」が57.3%ともっとも多く、次いで「パパ(実父)」が29.0%となっています。数字を見る限り、残念ながら、ママが虐待してしまうことが多いようです。
パパが家事をするほどママのストレスは減る!?
source:https://www.shutterstock.comこんなママのストレスに関して東京ガス都市生活研究所が行なった興味深い調査結果があります(※3)。
それが、「パパの家事参加が多い」ほど、ママのストレスは少ないということ。
確かに、パパが家事を手伝ってくれると、筆者も「ありがとう」という感謝の気持ちがわいてきて家族にやさしくなれる気がします。
パパに家事を手伝ってもらうコツ
それでは、パパに家事を手伝ってもらうコツを3つご紹介します。
(1)“ちょっとした家事”からやってもらう
source:https://www.shutterstock.comはじめから「洗濯お願いね」とまるっとまかせると案外うまくいきません。パパは慣れない家事をがんばるものの、かってがわからず時間がかかって負担に感じてしまうのです。
まずは「この洗濯物だけたたんでほしい」とライトなお願いからはじめましょう。
(2)出来がイマイチでも文句を言わない
はっきり言って、パパがやる家事には何かと言いたくなります。しかし、たまにやる家事で、ママと同じレベルにはできないものです。
家事参加パパを目指すためにはここがガマンどころ。「雑だな」と心の中で思っても、「ありがとう、助かったよ」と笑顔でこたえましょう。
(3)パパがやりやすい家事は継続してもらう
最後のココが肝心です。パパがやりやすそうにサクサクこなしている家事は、ぜひ継続してもらいましょう。「この先もずっとやってね」なんて言ってしまうと、負担が大きく感じるのでNG。
さりげなく「今日もお願いしたいんだけど……」「これお願いできる?」とナチュラルに頼みましょう。
ママの笑顔と元気は家族にうるおいをもたらします。ニコニコ顔でいられるためには、やはりストレスは少ないほうがよいです。ぜひパパにも一役かってもらい、ストレスを減らしていけるといいですね。
【参考・画像】
※1「平成29年度 児童相談所での児童虐待相談対応件数<速報値>」厚生労働省
※2「児童虐待の現状」厚生労働省
※3「都市生活ミニレポート『家事する夫、家事しない子供』」東京ガス都市生活研究所
※ Antonio Guillem、 Monkey Business Images、Zivica Kerkez / Shutterstock