波瑠“視聴率女王”の座から陥落か!? 自己最低7.4%の『サバイバル・ウェディング』に漂う“物足りなさ”の正体

日刊サイゾー

2018/9/15 17:00


“新視聴率女王”との呼び声が高い波瑠ちゃんが主演を務める『サバイバル・ウェディング』(日本テレビ系)8日放送の第8話の視聴率は、7.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2.3ポイントダウンし、自己最低を記録してしまいました。今話は主人公と母の親子エピソードが描かれ、視聴者から「神回」という声も上がっており、思わず涙した人もいたようなので、ただただ残念です。このドラマには家族愛は必要ないということなんでしょうかね……。

ということで、まずはその内容から振り返っていきたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)


■母の奇襲、その後に……


「riz」でさやか(波瑠)が担当している婚活コラムを読み、和也(風間俊介)と婚約破棄したことを知った母・美恵子(財前直見)が、心配して福岡からやってきました。編集長・宇佐美(伊勢谷友介)が「あと(連載)1回で結婚できる」とフォローしてくれたおかげもあって、その場はなんとか収まりましたが、さやかの運命の相手である柏木コーポレーションの御曹司・祐一(吉沢亮)とは、曖昧な関係のままでこれといった進展はナシ。焦るさやかは宇佐美に、「男なんてこの世の中にいくらでもいる。でも、お前の時間は失ったら戻って来ない」とケツを叩かれ、勇気を出して祐一に2人の関係を確かめることにします。

祐一とのデートの日。結局さやかは自分から話を切り出すことができず、マンションの前まで祐一に送ってもらったところ、さやかの部屋に泊まっている美恵子と鉢合わせに。半ば無理やり祐一を部屋に上げ、質問攻撃をおみまいしたり、作り置きの筑前煮をお土産に持たせようとしたり、暴走気味の母にさやかは「いいかげんにしてよ!」とキツく当たってしまいます。

翌日、「福岡に帰る」という母のことが気になって、川村製薬との打ち合わせもどこかうわの空のさやかに、和也から電話が。さやかが週刊誌時代に取材したラーメン店で美恵子にばったり会い、叱られながらも、最後は和也を励ましてくれたそうです。さらにさやかは、「さやかといる時のお母さん、めちゃくちゃ幸せそうだったよ」という祐一の言葉を聞いて、空港へ急ぎます。

空港に着くと、母はなぜか宇佐美と一緒でした。最後に編集部に挨拶に行ったところ、宇佐美が空港まで送ってくれたそうです。さやかは母に素直に謝り「私、幸せになるけん」と約束。無事、仲直りするのでした。

その後、さやかは「生まれや家柄なんか気にせず、欲しいものに貪欲になれ」という宇佐美の言葉に励まされ、「ソファを買い替えたい」と、祐一を海辺のインテリアショップに誘います。これも「付き合った後のことを想像しやすい場所にしろ」「困ったら海に行け」というボスの指示です。

ああだこうだ言いながら店内をまわる2人。イイ感じのテーブルとイスを見つけ、「こうやって1つの食卓に座ってると、またさやかの手料理が食べたくなってくる」とサラッと言ってのけた祐一に、さやかはついに「私たちって 付き合ってるのかな?」と切り出しました。しかし、顔を曇らせる祐一。さやかは一気に不安を募らせます。

そんな彼の口から出たのは、「俺について来てほしい。一緒にインドに行ってほしいんだ」という言葉。転勤を断っていた祐一ですが、ようやく決心がついたようです。ボスが言っていた“男が結婚を決める1位と2位は病気か転勤”という理論も、あながち間違いではありませんでした。

「さやかさん、好きです。僕と結婚してください」というストレートなプロポーズに、もちろん「はい」と返事をしたさやか。2人はその後、海辺を歩きながらイチャイチャタイム。オレンジの綺麗な夕焼けをバックに寄り添う2人のシルエットがとっても美しかったです。

■母と娘の親子愛に、視聴者涙


『サバ婚』では初めて、親子愛が描かれた今話。ネット上では、「めっちゃ神回」「母の優しさ、強さに涙なしでは見られなかった」「母の気持ちも娘の気持ちも分かる。つらい」「私も喧嘩してはよ帰れって言った記憶あるなぁ」と視聴者からも高評価だったようです。

自分が離婚を経験しているため、娘が結婚にネガティブになっているんじゃないかと心配だった母。空港で、

「(結婚は)つらいこともあったばってん、その何倍も楽しかったとよ。こんな かわいい娘がおるんやもん。幸せやったに決まっとろうもん」

と、優しくさやかに語りかけ、さやかも目に涙をにじませるシーンは、ベタながらも、グッとくるものがありました。いきなり職場を訪ねてくる財前ママはとっても怖かったし、コッテコテの博多弁もちょっと気になりましたが……。

そんな財前ママ、「あんまりにも良い子やったけん、舞い上がってしまってから」と、祐一のことはすっかり気に入ったようす。さやかの結婚に対しても、いつでもウェルカム状態なので、もはや黒木家の承諾はとれているも同然です。問題は、いかにも厳しそうな、祐一の父であり柏木コーポレーション社長・惣一(生瀬勝久)です。祐一はインド行きすら反対されているようなので、さやかとの結婚には、まだまだ大きなハードルがありそうです。

■だけどなんだかモヤッとする……


 付き合う云々をすっ飛ばして、めでたく祐一王子にプロポーズされたさやか。これまで、さやかが王子のことを好きになったのは、「半年後に結婚しなければクビ」という危機感と、ただ単に王子の顔がよかったからでしょ、なんて思っていたんですが、今回、多香子(高橋メアリージュン)が、祐一としっかり向き合おうと意気込むさやかに、

「最初はコラムのためっていうか、そういうのもあんのかなって思ってたけど、彼のことそんなに好きになってたんだね」

と、突っ込んでくれました。正直、“そんなに”の部分についてはよくわからなかったのですが、親友の多香子がそう言うので、さやかは王子のことが大好きなんだと思います。はい。

一方の祐一も、「同じ時間を過ごしてるうちにどんどん気持ちがおっきくなって、一緒にやって行きたいっていう思いを抑えきれなくなった」そうですが、これまで思わせぶりな発言をしたり、それっぽい態度を見せていたものの、なぜさやかを好きになったのかは、よくわかりません。これから明かされていくのかもしれませんが、なんだかモヤッとするのは私だけでしょうか……。

この物語は、“有名ブラントのマーケティング戦略を応用しながら、三十路女が婚活に励む”という、ビジネス要素を含んだラブコメディなので、相手を好きになるまでの過程とか気持ちの揺れみたいなものは極力省かれています。宇佐美編集長の戦略には「なるほど~」と思うし、吉沢くんの美しい顔面は見ているだけで癒やされるのですが、「恋愛」と「ビジネス」のどっちつかずな感じが、物足りなさを生んでいるように思います。

とはいえ、もう残すところあと2話なので、四の五の言わず、最後までさやかと王子を見届けようと思います。はい。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

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