「チョコ、カステラ、幸せブトリです」和歌山カレー事件・林真須美死刑囚の手紙から見る“拘置所ライフ”

AbemaTIMES

2018/9/15 14:00


(▲林真須美死刑囚から送られてきた手紙の一部)

1998年7月に和歌山県の夏祭りで提供されたカレーに毒物が混入された「和歌山毒物カレー事件」。同年10月、カレー作りの当番だった林真須美とその夫が逮捕された。過去にヒ素を使って保険金目当てで殺人未遂を起こしていた2人だが、和歌山毒物カレー事件においては、動機・自白・物証がない。そんな中、2009年4月21日に最高裁で林真須美の死刑が確定。冤罪の可能性を残したまま、林真須美は死刑囚となった。

SHELLYがMCを務める 『Wの悲喜劇~日本一過激なオンナのニュース~』(AbemaTV/アベマTV※毎週土曜23時から放送中) では「塀の中みてきました」をテーマに、過去罪を犯した経験を持つ女性たちが赤裸々に語った。


(歴史社会学者の田中ひかるさん)

『「毒婦」和歌山カレー事件20年目の真実』の著者で、女性の犯罪を研究する歴史社会学者の田中ひかるさんは、拘置所にいる林真須美死刑囚と文通をしている。田中さんは、林真須美死刑囚から送られてきた手紙の一部を紹介。

「そうそうUCCコーヒーとブレンドコーヒーだけだったのが、UCC上島コーヒー神戸のと、炭焼コーヒーと、モカブレンドとキリマンジャロブレンドとエスプレッソとコロンビアブレンドと種類が増えておいしい。10時と14時のホットタイムです。チョコレートとかお菓子、カステラ等もいっしょに間食して幸せブトリです」

手紙の中では、拘置所でドリンクのメニューが増えた喜びを語っている林真須美死刑囚。田中さんは「毎日克明に食べたおやつの種類が書かれている」と、林真須美死刑囚とのやりとりを語る。田中さんによると、拘置所では現金の差し入れが許可されているため、塀の外から差し入れしてもらえる金額によって、“拘置所ライフ”に差が出てくるという。

日本の刑事施設 「刑務所」と「拘置所」の違い
 「刑務所」と「拘置所」の違いにはどんなものがあるのだろうか。「刑務所」は主に受刑者を収容し処遇を行う施設だが、「拘置所」では主に刑が確定していない“未決”と呼ばれる人が収容されている。死刑囚も刑の執行までは拘置所で収容される。また、拘置所にも受刑者が収容され、刑務所に未決拘禁者がいる場合も多い。

(4回収容された経験がある税所純子さん)

女子少年院・刑務所に合計4回収容された経験がある税所純子さんは「(服役中は)甘い物がすごく食べたかった」と刑務所生活を振り返る。拘置所と違い刑務所では、1カ月に1度の集会でしか甘い物を食べられなかったという。祝日には「あましゃり」といい、甘いお菓子が出されることもあった。

税所さんの入っていた雑居房は8人の共同室だ。SHELLYから「(女性同士で)トラブルはない?」と聞かれると、税所さんは「みんな大人なので」と話し、雑居房の中では比較的仲良く過ごしていたという。

 田中さんは「女子刑務所は数が少ないので、凶悪事件を犯した人と薬で刑務所に入った人と部屋が同じになることもある」と刑務所について説明する。

SHELLYが「もしかしたら同じ部屋の中に人殺しがいるかもしれない?」と投げかけると、実際に刑務所を経験した税所さんは「そういうこともある」と回答。刑務所に入ったとしても外部からの情報が絶たれるわけではなく「凶悪犯罪でニュースにまで取り上げられた人は見て分かる。あの人がそうだよって刑務所の中でも噂になる」という。

(C)AbemaTV

(AbemaTV『Wの悲喜劇』より)

(ライター/小林リズム)

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