あー、鼻水がとまらない! そんなときはこの手をつかって

マイロハス

2018/9/15 05:30

無題01

風邪をひくと、ティシュの箱がつぎつぎと空っぽに。でも、鼻水がたれてくるのはイヤな風邪のときばかりではありません。副鼻腔(鼻腔のまわりにある空洞)や鼻の神経を刺激するものは何でも(細菌感染やアレルギー、食べ物でさえ)、鼻水の原因になります。

「鼻や副鼻腔の中の粘膜は、いつも1日最大約950mlの粘液を作っています。この粘液は鼻のうしろの方に流れていって、のどを通って飲み込まれてもいるのです」と、ハーバード医科大学院付属の目・耳専門病院、MEEIの耳鼻咽喉科医で博士のアーマド・R・セダガットさん。

普段は粘液(鼻水)に気づくことがありません。でも、時々まるで粘液の「製造機」のようになってしまうこともあるのです。そんなときは、原因をつきとめるのが大切。原因によって治療法がちがってくるからです。

鼻水がたえずたれてしまう「血管運動神経性鼻炎」という病気であれば手術が必要ですが、たいていは自分で何とか対処できます。

なかなか鼻水が止まらない原因7つと、その対処法をご紹介します。

01. 風邪

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「風邪のときには、鼻にウイルスが入ると、ウイルスがくっついた細胞から“サイトカイン”と呼ばれる化学物質がたくさん放出されます。このサイトカインのせいで炎症が起きるのです」とニューヨーク大学ランゴーン・ヘルスの耳鼻咽喉科医、エリック・ボイトさん。

「私たちの身体は、この“炎症”という方法でウイルスを撃退しており、鼻水が出るのも炎症の影響なのです」。

ボイトさんによると、風邪の場合、粘液はたいてい水っぽくて透明。ほかにも、くしゃみやせき、のどの痛み、涙目、身体が少し痛むなどの症状が出ます。

対処法:「残念ながら、風邪にはこれといった治療法がありませんから、とにかく休んで、水分を取り、抗ヒスタミン成分(鼻水の原因になる“ヒスタミン”という化学物質を止めてくれます)と、鼻炎薬成分の入った市販の風邪薬を飲むのが最善の策」とボイトさん。

02. 副鼻腔感染

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「発熱や、ベッドから出られないほどの疲労感があったり、せきや鼻づまりがあったり、黄色や緑色でねっとりした鼻水が出てきたりする場合は“副鼻腔感染”かもしれません。風邪ではなく、細菌のせいで炎症、感染、粘液分泌が起こっているのです」と、ニューヨークにあるマウント・サイナイ・ベス・イスラエル病院の耳鼻咽喉科医、アンソニー・G・デル・シニョーレさん。

できた粘液がのどの後にしたたるのがわかることもあります。

対処法:「副鼻腔感染は細菌性ですから、抗生物質が必要になります。市販の鼻づまり薬も有効ですし、多くの医師は食塩水で鼻腔を洗うこともすすめています」とセダガットさん。

「食塩水を作るには、ヨウ素無添加の塩を小さじ半分に、重曹小さじ半分を合わせ、1カップの蒸留水か滅菌水に加えます」とセダガットさん(身体の塩分濃度と同じなのだそう)。あらかじめ配合された食塩水パックも、ドラッグストアやインターネットで購入することができます。

鼻を洗浄する器具があれば、そこに食塩水を入れ、ノズルの先を鼻の穴に入れて、容器をそっと握って食塩水を鼻腔に送り込みます(流しの上などでやります)。食塩水がなくなるまで、何回かギュッギュッと押してあげるのです。「食塩水は、同じ鼻の穴から出てきたり、別の鼻の穴や口から出てきたりします」と、セダガットさん。1日に1~2回洗浄します。

03. アレルギー

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刺激物が原因のこともあります。「一般的には、アレルゲンに急に接触すると鼻がむずがゆくなって、内側が膨張し、くしゃみが何回も出て、透明な水っぽい粘液が出てきます」と、ボイトさん。こんな症状は、「ヒスタミン」という化学物質が放たれるせい。

対処法:まず、ヒスタミンの放出反応を止める抗ヒスタミン薬に頼ります。ステロイド点鼻スプレーも、鼻腔内の炎症をしずめる効果があるため、粘液も少なくなります(ボイトさん)。

「アレルギーが花粉のせいなら、全国の花粉情報をチェック。さらに、アレルギーの原因としては、室内の“アレルゲン”も見すごさないようにします」とアレルギー・喘息ネットワークのアレルギー/免疫専門医、パーヴィ・パリークさん。

また、カーペットには頻繁に掃除機を(イエダニやカビでいっぱいになりがち)。さらに、防ダニ仕様のベッドカバーを使うと、アレルギーの症状を防げます。ペットを寝室に入れないようにするのも、アレルゲンとの接触をなるべく減らすために有効です。

1週間以上、鼻水が止まらず、だんだんねっとりして黄色や緑色になってきたら、医師の診察を受けるのがよいでしょう。アレルギーが副鼻腔感染につながることもあります。

04. 辛い食べ物

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鼻水が、神経の刺激によって出るケースもあります。「鼻や副鼻腔の神経を刺激したときに、粘液がたくさん出るのです」とセダガットさん。この神経に働きかけるのが、辛い食べ物となります。

唐辛子に含まれるカプサイシンは特に「鼻漏(びろう)」と呼ばれる症状(鼻腔から粘液が分泌され過ぎる状態)と発汗の原因になります。「身体から刺激物を出そうとする反応と考えられます」(ボイトさん)。

対処法:「アトロベントという医療機関で処方されるスプレー薬は、辛い食べ物や強い臭いに刺激された神経をしずめ、粘液の作られすぎを減らします」とセダガットさん。でも、辛い食べ物によって、本当に鼻が刺激されるなら、食べないのがいちばんですね。

05. 激しく泣いた

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恋人と別れることになり、涙と鼻水で顔がぐしゃぐしゃになった経験があるかもしれません。ボイトさんによると、「泣くと鼻水が出ます。涙管を通って涙が鼻に排出されるためです」

対処法:泣いて鼻水が出るのは当たり前のことなのです。「鼻をすすったり、かんだりすれば涙と余分な粘液は消え去ります。ですから、ティシュを使って出してあげるとよいでしょう」と、ボイトさん。(それから、バブルバスに浸かってリラックスするとか、好きなチョコレートをつまみます。長い1日の後、小さな幸せが気分も落ち着くはず! )

06. 鼻のポリープ(鼻茸:はなたけ)

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鼻のポリープ(鼻茸:はなたけ、とも)は、鼻や副鼻腔の中にできる柔らかい黄色のキノコのようなできもの

ボイトさんの説明では、ゼリーのような固さを持ち、炎症性の細胞からできています。これができると慢性の鼻水につながってくるのです。しかも、嗅覚の低下や顔が圧迫される感じがあり、ときには(ポリープが大きくなると)呼吸困難になることもあります。医師の間でも原因はあまりわかっていませんが、アレルギーや感染に関連しているようです。

対処法:医師の診察を受けます。小さい良性のポリープは、ステロイド薬のような薬で治療できるかもしれません。でも、大きくなった場合や、呼吸や嗅覚の邪魔になる場合は、ポリープを取り除く手術という方法もあります。

07. 寒い場所で運動した

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運動すると、鼻と肺の中の炎症が強くなったり、血流が増えたりするため、鼻や肺の中の粘液が一時的に増えます」と、パリークさん。さらに、気温が低いところで運動するとダブル攻撃。研究によると、乾燥した冷たい空気は、温かい湿った空気をこのむ副鼻腔と肺を特に刺激するのです。

対処法:「寒い屋外で動いた後の鼻水は、たいてい自然にとまります。でも、スカーフやネックガードで鼻をおおえば、吸い込む空気が温まって予防につながります」(パリークさん)。寒い屋外で過ごしたせいでひどく鼻が詰まったら、熱いシャワーを浴びながら蒸気を吸い込むと、鼻の通りがよくなります。

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