仕事ができない人の教科書 第4回 コミュニケーションが苦手な人


仕事ができない自分に悩んでいる人、もしくは「仕事が遅い」「ミスが多い」といった理由で上司からよく怒られる人、はたまた職場に仕事ができない部下や同僚がいるという人。『仕事ができない』という事実はわかっていても、『どのように改善したらいいのか』はわからない人も多いはず。

ここでは、世界で3,000万部売れたロングセラー『7つの習慣』のメソッドをもとに、研修やコンサルティングを実施する「フランクリン・コヴィー・ジャパン」の取締役副社長・佐藤 亙氏に『仕事ができない人の解決法』を聞いてみた。第四回は、「コミュニケーションが苦手」。
○なぜ、コミュニケーションが苦手なのか?

「上司やクライアントと話すのが苦手」「ホウレンソウができない」……。というように、職場にひとりぐらいは「コミュニケーションが苦手な人」がいるはず。では、なぜコミュニケーションが苦手なのだろうか? 佐藤氏は原因として、次の2点が挙げられると話す。

・勝手な思い込み(パラダイム)で委縮している
→「先輩は、こんなことを聞いてもきっと教えてくれないはず」などと、勝手な思い込み(パラダイム)によって委縮し、コミュニケーション不足に陥ってしまう人も多いです。これによって、必要な情報が得られないことは、仕事が遅くなったりミスの増加にもつながります」。

・自分がダメだと思われたくない
→「学生時代からSNSに親しんできた世代とあって、他人からどのように思われるのか過剰に気になったり、嫌われたくないという意識が強すぎて、うまくコミュニケーションがとれないことも原因のひとつです」。
○どう改善すればいいのか?

・勝手な思い込みで委縮している
・自分がダメだと思われたくない
A.情報の入手を優先すべき
→「SNSの影響もあり、他人の評価や動向が気になってしまう人が多い世代ですが、ダメだと思われたくないのなら、なおさらいい仕事をしなくてはいけません。いい仕事をするためには『情報の入手』が必須。『仕事で評価されるため』と腹をくくり、しっかりと上司やクライアントから必要な情報を得るためのコミュニケーションを心がけましょう」。

○プロフィール: 佐藤 亙

1988年、モトローラ社に入社以来、一貫して人事畑を歩む。1993年にモルガン・スタンレー証券社に転職。パフォーマンスマネジメントを中心とした企画業務を経て、人事ジェネラリストとして人事業務全般に従事する。その後、日本ケイデンス・デザイン・システムズ社人事マネージャー、日本マイクロソフト社人事本部長、SAPジャパン社人事本部長・バイスプレジデント、日系ベンチャー企業の執行役員を歴任した後、2006年にフランクリン・コヴィー・ジャパン副社長に就任。「7つの習慣」をはじめとした研修全般のプログラム開発、講師マネジメント部門、オペレーション部門を統括している。

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