ピリ辛サクサク。広島のかまぼこ「がんす」の愛され力

TABILABO

2018/9/14 05:59


「がんす」は、広島市草津町あたりの方言で「~です」「~でございます」という意味ですが、考案された当時「ハンバーグのように、子どもから大人まですべての人に好かれる商品にしたい」という気持ちから普段からよく使う「がんす」を採用したとのこと。

この方言は国民的アニメキャラクターが使っていたこともあって、広島だけでなく全国的にも馴染みやすい名前になりました。

どんなコラボでも色褪せない
広島かまぼこ「がんす」



広島名物の「がんす」はいわゆる揚げかまぼこの一種で、魚のすり身と玉ねぎを程よいバランスにして、そこににんにくと唐辛子を練り込み、パン粉をまぶして揚げたもの。玉ねぎの甘みと後からくる唐辛子の辛さがたまらない、どこか懐かしい味です。

おにぎりに海苔を巻いて食べる「がんむす」や、パンズで挟んだ「がんすバーガー」などのアイデア商品も数多く販売されていて、一部の地域ではご飯の上に乗せてソースをかけ、ソースカツ丼のようにして食べる「がんす丼」も流行っているのだとか。

広島では古くからうどんやおそばに載せて食べたり、子どものお弁当のおかずに入れたることも。また、オーブントースターで表面を軽く炙るとお酒にもよく合います。

かまぼこの街「草津」で
約200年続く郷土料理



広島県は瀬戸内海に面していて、古くから漁業で発展してきました。とくに牡蠣が有名ですが、鯛やイワシなど、魚も多く獲れます。その中でも主にスケトウダラなどに、地元草津市場で獲れた新鮮な魚を混ぜることで、この風味豊かな味を実現しているそうです。

草津漁港がある草津の街には、かつて70軒以上のかまぼこ屋が軒を連ねていたほど、かまぼこは広島で親しまれているのです。当時の草津では「がんす」に焼きにんにくを入れていて、坂井屋では今でもこの伝統の味を守り続けています。

近年では「がんす娘。」というマスコットキャラクターもいるほど、広島の人々に愛されている郷土料理のひとつです。


購入は、坂井屋より。

Top image: (C) Takeshi Kimura

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