中国のダイナミズムが実感できる西安【留学生さきほ・西安ワクワク通信】

OVO

2018/9/13 10:26


 中国・西安の地下鉄車内のルール表記が面白い。これが中国なのか?という表記ばかりだ。写真の左から「禁煙」「大道芸禁止」「物乞い禁止」「寝そべり禁止」と続く。
また、「飲食禁止」「痰を吐くのを禁止」「大便小便禁止」「果物の皮、紙屑を捨てるのを禁止」といった注意喚起もある。

これが中国のお国柄なの?と思ってしまうが、実は西安の地下鉄は新しくて綺麗。このような表記が残っているのは、開発のスピードに乗客のマナーが追いついていないからかもしれない。2元(約32円)で乗車できる西安の地下鉄は、現在1号線から3号線まで開通し、4号線、5号線と急ピッチで工事が進んでいる。

開発が進むといえば、西安では電子決済が主流になっている。財布は不要で、スマホがあればOKだ。地下鉄やバス、タクシー、小さな屋台でも電子決済が可能だ。2大決済アプリは、微信支付(WeChat pay)と支付宝(Alipay)で、自販機にもこの2つのマークがついている。中国のお金のほとんどが紙幣だが、自販機は現金利用を想定していないため、紙幣を入れるところがもともとない。

毎日利用する大学の食堂やスーパーも電子決済でカードをかざして支払い完了。微信支付と支付宝の支払い専用のQRコードがそれぞれのメニューのところに貼ってある。また、買い物の際に紙幣を出すと、レジの中におつりがないから受け取れないと言われたり、受け取ってくれたとしてもおつりを取りに行くのに待たされることもある。
 電子決済の普及は、日本で想像している以上に中国の生活の隅々にまで及んでいる。

古い習慣と新しい技術が交じり合いながら猛スピードで開発が進む中国の古都・西安。西安で現在の中国のダイナミズムを感じてみてはどうだろうか。

<筆者>
武蔵野大学 安岡咲穂(やすおか さきほ)
今年3月から中国・陝西(せんせい)省の古都西安市にある「陝西師範大学」に留学中。
武蔵野大学から世界へ
https://www.musashino-u.ac.jp/international/study-abroad/

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