ジャニーズ事務所の未来を背負うことになった滝沢 ジャニー氏の相馬眼を継承できるか

 ◇滝沢秀明 年内芸能界引退 ジャニー社長“後継者”に

 【記者の目】ジャニーズ事務所は1962年に創業。「歌って踊れる男性アイドル」という独自のスタイルを確立し、芸能界で群を抜く売り上げを誇るアイドル王国になった。

 けん引したのがジャニー氏と姉のメリー藤島副社長。ジャニー氏は新人タレントの発掘や育成、舞台製作などを担当。姉のメリー氏が経営やマネジメント面を手掛け、姉弟の両輪で王国を築き上げた。ジャニー氏が86歳、メリー氏が91歳と高齢化。メリー氏は長女のジュリー藤島副社長(52)に経営やマネジメント面を禅譲し、新体制への移行を進めている。

 一方、急務になっていたのがジャニー氏の“後継者”探し。「ジャニーさんを慕って集まってきた数百人ものジャニーズJr.の面倒を誰がみるのか。それが決まらないと、ジャニーさんが第一線から引くことはできない」(テレビ局関係者)という状態だった。

 滝沢は「経営を学ぶつもりはない」と話している通り、プロデュース業に専念する意向。ジャニー氏が手掛けてきた舞台の製作やJr.メンバーの発掘・育成を担い、次期社長のジュリー氏を“補佐”する役割を務めていくとみられる。先輩からも後輩からも一目置かれる存在で、ジャニー氏の“後継者”として最適の人材と言える。

 ただ、ジャニーズ事務所が数々のトップスターを生み出せたのは、ジャニー氏の抜群のセンスや勘があるからこそ。「履歴書の写真1枚で、その少年が大人になった時、どんな顔に成長するか分かる」(同関係者)ほどの相馬眼と言われる。

 滝沢にその能力があるかは未知数だ。ジャニー氏が行ったオーディションに同席し、選ばれた少年たちがどう育ったかを間近で見てきた経験を生かせるか。そこにジャニーズ事務所の未来が懸かっている。(小枝 功一)

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