チーム8の素を見せるための“ほぼライブ”<Dが語る「バッチこーい!」前編>

ザテレビジョン

2018/9/13 07:30

AKB48・チーム8関東メンバーの冠番組「AKB48チーム8のKANTO白書 バッチこーい!」(隔週日曜夜11:30-0:00)が、千葉テレビで放送中。

同番組は、チーム8の千葉県代表・吉川七瀬とドランクドラゴン・鈴木拓がMCを務め、茨城県代表・岡部麟、栃木県代表・本田仁美、群馬県代表・清水麻璃亜、埼玉県代表・高橋彩音、東京都代表・小栗有以、神奈川県代表・小田えりな、新潟県代表・佐藤栞、山梨県代表・左伴彩佳が、さまざまな企画に挑戦している。

途中でカメラを止めることなく収録され、編集も最小限で行われる“ほぼライブ”で放送。これまでのAKB48の番組とは違った手法で、チーム8関東メンバーの魅力を見せている。

2017年10月8日の放送開始からもうすぐ1年。「ザテレビジョン」では、番組を制作する株式会社タイクス・千葉晃嗣ディレクターにインタビューを行った。前編では、番組発足のきっかけや“ほぼライブ”放送による苦労など、制作の裏側を聞いた。

■ 面白い子たちがそろった関東メンバー

――改めて番組制作のきっかけを教えてください。

まず、関東メンバーで番組を作りたいという話が出たんですね。今までは全国のメンバーが集まって番組を作っていたんですけど、地方のグループに特化した、その地方のメンバーだけでやるような番組。やっぱり、同じ地方のメンバーはより仲が良いので、そういう番組を起ち上げたいということで、僕ら(制作側)がやりたいなって。

特に関東メンバーの子たちは、「AKB48のあんた、誰?」(NOTTV)の時からずっと一緒に仕事をしていて、面白い子たちがそろっているのは知っていたので、関東メンバーでやったら面白い番組ができるなって思い、千葉テレビさんにお願いをさせていただきました。

――番組のコンセプトは?

メンバーたちの素の部分を見せたいなっていうのが一番大きいですね。打ち合わせをして、ガッツリ作り込んでやるものもあれば、台本にほぼ書いていない状態でやってみたりとか。等身大の彼女たちはどういうことができるのかなって思ってやっています。

歌って踊って(が本業)の子たちがどんなことをするのかなっていう興味が一番強いですかね。普段なかなか見せられないようなところを見られる作り方にはしようと思っています。

■ “ファーストリアクション”を大事に

――AKB48の番組は他にもありますが、「バッチこーい!」の特徴は何でしょう?

やっぱり“ほぼライブ”みたいな形でやっているのが一番じゃないですかね。細かいところですけど、(番組途中での)ナレーションがつかないとか、セッティングしている部分も見せながらとか。間を詰めちゃうと編集ものになっちゃうんですけど、ほぼほぼ(そのままの)尺で撮っていくので、そういうところも見せたいなって。

例え失敗をしてしまっても、その失敗も含めて全て、彼女たちの素の部分を見せようという番組にしています。ただ、生放送っぽく収録している一番の理由は、編集がすこぶる下手なだけなんですけど(笑)。

――“ほぼライブ”ならではの苦労もあると思います。

まず(カメラを)止められないですよね。スタジオで生放送みたいな撮り方をしていますが、ロケに出ても生放送みたいな撮り方をしたいと思っているんですね。“ファーストリアクション”をどれだけ大事にするのかっていうところが大事かなって思っているので。

自分が苦手だなって思っているのが、「今のは見なかった体で、もう1回」という撮り方はもちろんできるんですけど、やっぱり彼女たちの本当に見たい部分って“ファーストリアクション”かなって。

こっち(スタッフ)の失敗のせいでそれ(ファーストリアクション)を逃してしまうのが一番嫌なんです。だから、ある程度は「この動きでこうなりますよね」っていうのは想定しながら作っていますが、それが大変ですね。

それと彼女たち一人一人をちゃんと調べて、ネットの掲示板などの情報なども見つつ、どういうものがファンに引っ掛かるのかなっていうのも調べています。彼女たちにどれだけ興味を持ってできるか、というところは大変かなとは思います。でも、(苦労して)やった分だけ(メンバーが)やり返してくれるので、それはうれしいですよね。

■ 新しい見せ方ができた“怪談”企画

――番組を作っている中で、いい意味、悪い意味での“誤算”ってありましたか?

「この企画はすべるな」って思ってやったのが、「バッチバチ!8(エイト)怪談」なんですけど、VTRもやばい(面白くない)し、写真もやばいし、「これどうしよう」「テレビとして成立してないな」「でも、アンケートは取っちゃったからやらないわけにいかないな」って思っていて、本当なら企画ごとボツにするんです。

だけど、「やってみよう!」と思ってやってみたら、今までにない形になったというか。全部メンバーがぼけて、拓さんがツッコミ続けるという(笑)。すごく広がったというか、新しい見せ方の定義ができたのかなって思いました。あれはうれしい誤算でしたね。

一方で、“微妙な誤算”は…よかれと思ってやったんですけど、「―クイズ!正解は8番目」は本当にメンバーから不評で(笑)。

――吉川さんが独断でランキングを決め、その8番目のメンバーを当てる企画ですね。やはりメンバー同士で順位付けするのが嫌なんでしょうか?

そうですね。言いたくないとかあると思うんですよ。「足が臭い」くらいならいいかもしれないけど、「最近調子に乗っている8番目」とか。こっちは会議で面白いと思って考えているんですけど、メンバーが乗ってこない企画に関しては、面白くないなって。

「―カラオケ“アオ”リアル」とかはメンバーが楽しんでやっているので、予想以上のものが撮れたりするんですけど、無理にやらせる企画は楽しそうじゃないなって。これはファンにも伝わっちゃうんじゃないかなって思いますね。企画としては好きなんですけど。

「8番目にかわいいのは誰?」って言っているのはいいんですけどね。言いづらい、やりづらい企画に関しては予想以上にはねなかったですよね。

――確かに2回目の「―クイズ!正解は8番目」は全く盛り上がらなかったですよね(笑)。

そうなんです。まさに言いづらいお題があったので。順位を付けるのが好きな文化があるのかなと思っていたんですけど、ちょっと乗らなかったなぁって。

■ 岡部麟ににらまれた

――以前メンバーにインタビューさせていただいた時、このコーナーについて小栗さんは「ちょっと苦手な企画」、岡部さんは「嫌な思いをすればするほど好評なので複雑」と語っていました。でも、そんな嫌な企画ができるのも、メンバーとの間に信頼関係があるのかなと思って見ていました。

僕が「今日は何もないよ」って言っても、全く信用されなくなりました(笑)。以前一緒にやっていた“あん誰”や“あんロケ”(「チーム8のあんた、ロケロケ」テレ朝ch1)とかやっていた時代に、ドッキリっぽいことをやり過ぎて、信頼というか信用はされてないです(笑)。やり過ぎましたね。だから、最近はうそをつかずに“ちゃんとやろう”と思ってはいるんですけどね。

特に岡部麟ちゃんにはよく怒られますよ。二択の時はめちゃ怒られたんで。

――“究極の二択”で全員がそろった回答を目指す「―ストライクゲーム!」ですね。千葉県と茨城県のどちらかを選ぶお題で、岡部さんが泣いてしまったのは“事件”でした。

はい、すごくにらまれました。ガチで怒ってましたね(笑)。

【後編へ続く】(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/161729/

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