【プー僕】名優ユアン・マクレガーが語る“プーとクリストファーの関係” 『プーと大人になった僕』インタビュー

ウレぴあ総研

2018/9/13 06:30

映画『プーと大人になった僕』が2018年9月14日(金)日本公開。

大人になったクリストファー・ロビンを演じる名優ユアン・マクレガーが待望の初来日!

ユアンとクリストファー・ロビン、そして親友のプーとの関係について伺いました。

■プーと初共演して

ユアン「大親友と呼ばれる存在に4ヶ月撮影で一緒に過ごしたためになったわけだけれども、やっぱりでもテディベアなのはテディベアなわけですよね。

なので想像力を駆使して一緒に演技しなければいけないわけだけど、完成した作品を見てすごく驚いたのは、自分が思い描いていた通りの演技をプーがしてくれていたんですね。

それは現場で実際にテディベアがいてテイクをする。

その後にVFXチーム用に灰色の毛が全くないツルツルのやつに置き換えてやる、あるいは手足がない状態でやる、みたいなことをたくさんテイクを重ねていたのと、監督が若い役者さんたちにそれぞれのキャラクターを演じてもらっていたんですね。

なので1人で何もないところで演技するのではなく、そこにプーがいて、それを手で持っている若い俳優さん方がいてセリフは全部その俳優さんが言ってくださる。

アドリブを言えばアドリブに付いてきてくださる。

それをVFXのチームがずっと見ていてくれたので、まさに演技をそのまま映像してくれたからだと思うんですね。」

■日本では「特に日本人に響く作品だ」とも言われていますが

ユアン「確かにクリストファーというのは仕事を頑張りすぎてしまっていて、それはワーカホリックだからそういうふうになっているわけではなく、善人だし責任を持つポジションについている。

そこで予算をなんとかカットしなければクビにしなければいけない人が出てくる。

それで生計を立てている人がいるわけで、失職させるわけにはいかない。

そういう思いで仕事と向き合っているのだと僕は思うんですね。

決して仕事のために仕事に励んでいるわけでは無いとは思うんだけれども、それと同時に自分の家族との距離感ができてしまっている。

また戦争に行ったことで自分自身との距離というのも繋がりを失ってしまっているのだとは思うんですよね。

それでそれを再びどうやって繋げたらいいのかと葛藤しているのがクリストファーじゃないかと思う。

日本人の働き方とか話題には出てくるので聞いてはいるんですけれども、よく知らない自分が文化とか仕事に対する哲学みたいなことを語ることはできないけども、やっぱり仕事に時間を割き過ぎていて、人生をエンジョイしなければいけない時間をそれによって小さくなってしまっているのであれば、確かに比べられるところがあるかもね。」

■プーから見た「クリストファー・ロビン」はどのような存在ですか?

ユアン「クリストファーの家にプーが行って仲間をどうやったら見つけられるかなって言った時に、クリストファーが何年も森のことなんて考えなかったというようなことを言ってしまうんですよね。

それに対してプーは、僕たちはクリストファーのことを毎日考えていたよというふうに答えて、そこからクリストファーが去ったあとの木の扉がモンタージュに映っていく。

ペットを飼ってらっしゃる方は、出かけたときにわんちゃんとかが玄関のところに座って帰ってきてもそこに待ってるみたいな、ちょっとそれに近いような感じでプーがずっと待ってくれている、その姿というのが無条件の愛を僕は感じるんですよね。

途中でクリストファーがプーに対してちょっと切れちゃった時にすぐ謝る、もちろんプーは傷ついてしまっているんだけれども、それを無条件の愛で謝罪を受け止めるわけですよね。

だからなんとなく原作者A.A.ミルンが父親として自分の息子クリストファー・ロビンに対して物語を綴ったというのが原型なんだけれども、面白いことにクリストファーが森のキャラクターたちに対しては多分父親像みたいな、父親代わりみたいなところがあって、みんながアドバイスを必要な時は助けが必要な時は行く存在になっているのかもしれませんね。

父親的な存在無条件の愛というものではないでしょうか。」

『プーと大人になった僕』

2018年9月14日(金)日本公開

あなたにおすすめ