DA PUMP 解散危機から再ブレーク、“新生”原点はショッピングモールに

 ダンスボーカルグループ「DA PUMP」が12日、日本テレビ「1周回って知らない話」(水曜後7・00)に出演。今年、再ブレークに至るまでの苦悩の日々を語った。

 「DA PUMP」は97年デビュー。当時は「SPEED」や「MAX」など沖縄出身の女性グループが全盛の時代だった。「DA PUMP」も“沖縄出身の4人組”ではあったが、こちらは男性だけの4人組。ISSAのたぐいまれな歌唱力に注目が集まっていたが、本格ストリートダンスを取り入れたり、全員イケメンそろいとあって若い女性のハートをわしづかみにしていた。

 デビューからスマッシュヒットを連発し、98年から5年連続の紅白出場。まさに順風満帆だったが、06年にSHINOBUがグループを脱退すると、2年後にはYUKINARIも脱退。「DA PUMP」はISSAとKENの2人だけとなってしまった。ISSAにとって「DA PUMP」は「自分の名字みたいなもの」。グループの名前を残すために“自分ができること”を探っていた。

 その後、ISSAたちはダンスのエキスパート7人を新メンバーとしてスカウト。09年には新生「DA PUMP」として初のCD「SUMMER RIDER」を発売するなど、再スタートを切った。しかし、わずか5カ月後、KENまでもがグループを脱退。さらにはISSAの諸事情もあって約1年間の活動制限状態に。ISSAから新メンバーに対しての連絡も途絶え、もはやグループは空中分解状態となっていた。

 そんな中、事務所が橋渡し役となって話し合いの場を設定。最高のパフォーマンス集団であるために、日々スキルを磨き続けていた新メンバーたちは、ISSAに対して思いのたけをぶちまけた。それを聞いたISSAは「俺はみんなと一緒にやっていきたい」と、彼らの熱意に応え、再始動を決意した。

 そこで新メンバーのKENZOが提案したのが“ショッピングモールでの無料ライブ”。「どんなところでも最高のパフォーマンスをすることで、多くの人を感動させられる」といった信念のもと、14都市、3カ月にわたって無料ライブを行った。

 ネット上では「こんな駆け出しのグループみたいになってまで、活動を続ける意味あるの」といった批判的な声も多かったが、気にも留めなかった。なにより「人前に立てる喜びがデカかった」とメンバーのKIMIは語る。

 結果、無料ライブは大成功を収め、新生「DA PUMP」は軌道に乗ることに。17年にデビュー20周年を迎え、今年「U.S.A.」の大ヒットで再ブレークに至った。スタジオでVTRを見た「MAX」のLINAは同郷の仲間の復活劇に「胸が熱くなる。何かうれしいです」と涙ぐんでいた。

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