「栂池自然園」子連れ完全ガイド 何歳から歩ける? 所要時間は? 子どもでも楽しい?

ウレぴあ総研

2018/9/12 17:00

乳幼児と一緒のハイキングデビューや、子どものトレッキング(山登り)練習に最適な、「栂池自然園」。日本国内有数の高層湿原は生きものが豊富で、白馬三山の雄大な景色も素晴らしい環境。

子どもの意欲・やる気や、体力に応じて、コースを選べるのも魅力。最奥まで辿り着ければ、白馬大雪渓のパノラマのご褒美が!

子どもが自分の足で歩ける年齢の目安や、所要時間、子どもでも楽しめるのかなど、親子目線で徹底レポート。

■子どもが目を輝かせる! 本物の自然&生きものたち

「栂池自然園」という名称から、「植物園のようなところかな? 子どもは飽きちゃうんじゃないかな?」と心配するパパ・ママもいらっしゃるかもしれません。

実際、国内有数の高層湿原である「栂池自然園」は、ミズバショウのような湿地に自生する植物や、貴重な高山植物の宝庫です。

ただし、同時に、小動物や魚、昆虫類の姿も豊富に見られます。

川にはイワナが泳ぎ、池にはオタマジャクシが遊び、トンボが飛び交い、草むらにはバッタが跳ね……と、子どもたちは大人よりも目線が低いため、生きものをたくさん発見します。

子どもたちは、ただ歩いているだけでも、興味津々です。

また、「栂池自然園」は、標高約1,900mにあります。眼前には、標高3,000m近い、雄大な白馬三山や、小蓮華山、白馬乗鞍岳が迫り、晴れていれば、山頂までくっきりと見通せます。

本物の自然がある、高層湿原を、雄大なパノラマを眺めながら散策する、最高のロケーション。

植物に興味がない子どもでも、楽しめる要素はたっぷりあります。親としては、ぜひ連れて行ってあげたいと思わずにはいられない環境です。

■最奥には白馬大雪渓も!

ハイキングやトレッキングは、目標があると頑張りやすいもの。

「栂池自然園」は、起伏はあるものの、山頂を目指すトレッキングではありません。

ただし、代わりに、最奥の展望湿原からは、日本三大雪渓の一つと言われる、白馬大雪渓を、間近に眺めることができます。

真夏でも真っ白な雪が残り、目に鮮やか。白馬岳への人気の登山コースとあって、時節によっては登山者の姿が見えることも。

「栂池自然園」はコースを自由に選ぶことができ、最奥の展望湿原まで到着するには、それなりに頑張る必要がありますが、苦労するだけの価値のある、素晴らしい眺望です。

■子どもの年齢・体力に応じてコースを選べる!

「栂池自然園」は、入口から、最奥部の展望湿原まで行って、往復すると、約5.5kmの道のりです。

また、中盤の楠川を前後して、高低差100mほどの、ちょっとしたトレッキングになります。

よって、子どもの年齢や体力、意欲・やる気に応じて、ルートガイドを見ながら、コースを選ぶことになります。

■歩けるようになれば挑戦OK!「楠川」往復コース(約1~1.5時間)

早ければ2歳くらいから自分の足で挑戦できるのが、栂池自然園の入口から、ミズバショウ湿原、ワタスゲ湿原をゆっくり巡る、のんびりお散歩コースです。

歩くのは、整備された、平坦な木道。パパ・ママが、おんぶ紐を使って、子どもを背負って歩くこともそれほど難しくないため、乳児連れでも可能です(抱っこは、自分の足元が見えず、足を踏み外すなど思わぬ事故に繋がるため、避けましょう)。

子どもの道草にたっぷり付き合ったり、休憩を挟んだりしても、往復で1時間から1.5時間程度で楽しめます。

個人的には、ワタスゲ湿原の奥地まで行けたのなら、楠川まで足を伸ばすのがおすすめです。

最後だけ登りになり、息が切れますが、それだけの価値があります。

とても透明で、冷たい、沢の水に、子どもたちもきっと目を輝かせるはずですよ。

■白馬大雪渓を目指せ! 完全制覇コース(約3.5~4時間)

白馬大雪渓を眺められる、展望湿原を目指す完全制覇コースは、往復約5.5km・高低差100m。所要時間は、休憩を含めて約3.5時間から、4時間はかかります。

単純に歩く距離が長く、時間も掛かることから、年中や年長、小学低学年くらいからの挑戦が現実的です。

なお取材時は、トレッキング経験のある小学3年生・女子、小学1年生・男子、普段はまったく山歩きをしないベビーシッターと、計4名で行きました。

トレッキングとしての難易度は低いため、子どもたちは元気でしたが、シッターさんは疲労困憊、それなりに疲れたようです。普段あまり運動する機会がなかったり、体力に自信がなかったりする大人は、覚悟が必要です。

楠川付近からの、高低差約100mの登り降りですが、小学低学年くらいまでの子どもに、トレッキングの練習をさせたいと思っているのなら、ぴったりの難易度。

足元は、地面が乾いていれば、運動靴で問題ありません。

ただし、標高が高いため気温が低く(真夏でも20度ちょっと)、天候の急変もあり得ますので、防寒着やレインウェアは必ず持参しましょう。

■標高約1,900m「栂池自然園」へのアクセス・料金

「栂池自然園」は、栂池高原スキー場内にあり、ゴンドラリフト「イヴ」と、栂池ロープウェイに乗ってアクセスします。

料金は、「栂池自然園」+ゴンドラリフト「イヴ」往復+栂池ロープウェイ往復のセットで、

大人運賃 3,600円

小児運賃 2,050円

です。

ゴンドラリフト「イヴ」は、全長4,120m・高低差625.26mと、乗車時間が長く、白馬の山々の眺めもよいため、乗り応えがあります。

中間駅付近には、2018年夏にオープンしたばかりの「Xtrem Aventures 白馬栂池 WOW!」があり、空中から眺められます。

ゴンドラリフト「イヴ」を降りてから、250mほど歩いて、栂池ロープウェイの乗り場へ。

栂池ロープウェイは、全長1,200m・高低差284.54mと、ゴンドラリフト「イヴ」に比べると短いのですが、箱そのものが大きく、乗り物好きな子どもは、きっと喜ぶはず。

終点の「自然園駅」からは、約400mの舗装路(登り坂)になり、数分で栂池自然園の入口(ビジターセンター)に到着します。

栂池高原のいちばん下(バスロータリーや駐車場付近)からの所要時間は、ロープウェイの運行間隔にもよりますが、のんびり40分~1時間ほどです。

ゴンドラリフト「イヴ」と、栂池ロープウェイに乗って、空の旅をしながら景色を眺めるだけでも楽しいので、ぜひ行ってみてくださいね。

■栂池自然園

所在地:中部山岳国立公園 栂池自然園

アクセス:

車の場合/東京から、関越・上信越ルート約3時間40分 ほか

電車の場合/東京から、長野新幹線利用 約3時間 ほか

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