iPhoneをアメリカで作ると価格はどうなる?トランプ大統領の発言を受けて調査した結果

かみあぷ速報

2018/9/12 15:00


ここ数日間、トランプ大統領の中国関税制裁とAppleのコメントを取り上げてきましたが、トランプ大統領がいかに的外れな事を言っているのか証明する新たな資料が出てきました。

これはM&Aや融資、株式売買や市場調査などを行なっているバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチ(以降BAML)が、トランプ大統領がAppleに向けたコメントについて実際にどうなるのかを予想し公表したようです。

■普通にコストアップ


先日Appleは、トランプ大統領が予定している関税制裁がアメリカを苦しめるとコメントしました。

これは中国に新たに課す予定の2,000億ドル(約22兆円)の追加関税によって、結果的に消費者に負担が行ってしまい様々なリスクになる、と懸念したものです。

しかしトランプ大統領はこのコメントに腹を立てたのか、Twitter上で「関税をゼロにして優遇措置を受けたければアメリカに工場を作れ(意訳)」と投稿し、各方から様々な批判が飛んでくる事態となっています。

これを受けてかBAMLのアナリストであるワムシ・モハン氏は、実際にアメリカに工場を移した場合、iPhoneの組み立てコストがどうなるのかを計算します。



モハン氏の見立てによれば、仮にiPhoneの組み立て作業を10%アメリカで行おうとした場合、人件費だけで価格がおよそ8%上昇するとしています。

これは単純に中国とアメリカの労働賃金の違いの問題で、アメリカの平均賃金は中国の平均賃金のおよそ2.5倍もある事が原因としており、この計算に工場建設・運営に関する見積もりは一切計算されていません。

同様に50%をアメリカ国内で行なった場合は14%、100%の場合は20%上昇すると考えられており、アメリカで全て組み立てた場合で単純計算すると下記のようになります。
  • iPhone X 64GB 112,800円→135,360円
  • iPhone 8 64GB 78,800円→94,560円
  • iPhone 8 Plus 64GB 89,800円→107,760円

全機種2万円前後の値上げとなり、最近高くなってきたと感じているiPhoneがさらに高くなってしまいますね…。

■まとめ


あくまで単純試算でこの数字ですから、工場の土地代や建設費、運営費などを加味すればもっとコストは上昇し、結果的にiPhoneの価格上昇避けられないものとなるでしょう。

また部品の輸入費についても、今まで完成したiPhoneで届けられていたものが各施設からパーツごとに搬送される事になりますから、この辺の費用なんかも上昇するかも知れません。

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