子どもに教えられる?これだけは知っておきたい「テーブルマナー」【和食・洋食】

ウレぴあ総研

2018/9/12 13:13

正しいお箸の持ち方を知っていますか?

最近は、日本人のお米離れもあり、お箸を正しく持てない大人が増えているようです。

テレビのグルメ番組でも、変わったお箸の持ち方をするタレントさんを見たことがあります。なんとなく自信がないままお箸を使っている人も多いかもしれませんね。

社会に出て恥ずかしい思いをさせないためにも、また周りの人を不快にさせないためにも、子どもに正しい食事のマナーを身につけさせることは、大切です。

とはいえ、親の方がすでに正しい知識を持っていないことも大いに考えられます。

そんな時の強い味方が、あすなろ書房から出版されている髙野紀子さんの『テーブルマナーの絵本』です。豊富なイラストで、お箸の持ち方をはじめとする食事のマナーが、親子で楽しく学べますよ。

■なにはなくとも正しいお箸の持ち方から

まずはお箸の持ち方について、確認していきましょう。

子どもに教える前に、まずは自分のお箸の持ち方の確認です。鉛筆を持つように、またはグーで握った状態でお箸を使っていないでしょうか。

間違ったお箸の持ち方をしていると、本来ならお箸でできることが限られてきてしまいます。小さなものをつまんだり、料理をひと口分に切ったりできますか?

最近は矯正用のお箸も多く出回っていますが、矯正箸に頼らずに正しいお箸の持ち方を、この際、親子でマスターしてしまいましょう。

お箸の長さも確認しておきましょう。お箸の長さは合っていますか?

親指と人指し指を直角に開いた時の指先の長さの1.5倍がちょうどいい長さとされています。

子どもは成長するにつれて、お箸の長さの見直しもお忘れなく。

それでは正しいお箸の持ち方について、ご説明します。

  1. 1本目の真ん中の少し上を、鉛筆を持つように持ちます。
  2. 親指のつけ根の輪に2本目を通し、薬指の先で支えます。
  3. 上のお箸だけ動かして、箸先がぴったりあえば、正しい持ち方です。
今までの持ち方が微妙に間違っていたと気づく人も多いのではないでしょうか。

お箸の持ち方を直すと、はじめは食べにくいと感じる人も多いかもしれませんが、すぐに慣れますから、この際、正しいお箸の持ち方をマスターしてしまいましょう。

■こんなにある! お箸でやってはいけないこと

お箸のことで親が子どもに怒るのは、あぶないから、という理由が多いと思いますが、本来、お箸は神様に供物をお供えするための神聖な道具として中国から伝わったものです。

奈良時代に日本に伝わり、その後、一般にも広く浸透する中で、いろいろな決まりごとが生まれていったそう。

お箸で人を指したり、ごはんに突き立てるのはNGくらいは知っている人も多いかもしれませんね。では、お箸でしてはいけないことのひとつ、「手皿」とはなにか、ご存じですか?

「手皿」とは、汁がたれやすいものを食べる時、お箸の下に手をそえてしまうこと。なんとこれはNGなのだそうです。筆者、知りませんでした…。

このような場合は、あらかじめ汁をよく切ってから食べるのがよいそうです。

他にも、もぎ箸や、渡し箸など、普段あまり聞きなれないお箸のNGな使い方が並んでいます。それぞれにイラストがついているので、子どもにもわかりやすいですよ。

■難易度? 尾かしらつきの焼き魚の食べ方をどう教える?

お米と同様、魚介類が家庭の食卓に並ぶ頻度も減少しているようです。

農林水産省の調査によると、魚介類を食べたいという意向は依然として高いそうですが、おそらくは食べにくかったり、自宅でさばいてからでないと調理しにくい点が、ネックなのではないでしょうか。

法事の会食など、あらたまった席で尾かしらつきの焼き魚が出てくることもありますよね。そんな時、きれいに食べることができますか?

基本の食べ方は以下です。

  1. はじめに背びれと胸びれを取り、魚の向こう側に置きます。
  2. 頭の後ろから、尾に向かって食べましょう。
  3. 上の身を食べ終えたら、尾から頭へ向けて、骨を外します。この時、頭を手で押さえます。
  4. 頭を骨を向こう側に置きます。
  5. 下の身も同じように、頭から尾に向かって食べます。
  6. 食べたあとは、残ったものをきれいにまとめておきます。
いかがでしょうか。やってみると、それほど難しくはないのではないでしょうか。

■フレンチのフルコースも、備えあれば憂いなし!

子どもが少し大きくなると、親戚の結婚式に出席する機会も出てきます。

ナイフとフォークの使い方、たしか高校の時に、ホテルでテーブルマナー講習ってやったなあ、と遠い記憶がよみがえるママもいるかもしれませんね。

ちゃんと覚えていればいいのですが…この機会に、復習しておきましょう!

■フォークの持ち方は、えんぴつを持つように

フォークを単独で使う時は、えんぴつを持つように、先端は上でも下でもその時使いやすいよう方に向けます。

■「八」の字は「まだ途中の合図」

食事の途中でナイフ、フォークを置くときは、お皿の真ん中で「八」の字に。フォークは下向き、ナイフの刃はどんな時も自分の方に向けます。

■食べ終わったら、ナイフと揃えて片側に寄せる

この時、フォークは上向きにします。

■まとめ

食事はおいしく食べるのがもちろん一番大事ですが、マナーに則った美しい食べ方を心がければ、よりおいしく感じられるのではないでしょうか?

子どもは親の背中を見て育ちます。

子どもに口うるさく言う前に、まずは親が、自分のマナーを見直してみることから始めてみましょう。

この絵本、テーブルマナーに関してだけではなく、外食の時の注意事項や、国や宗教によるマナーのちがいにも触れています。子どもがひとりで読むには情報量が多いので、折にふれて一緒に読んであげるといいですね。

<参照>農林水産省 2013年度調査

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