芸人初?の相撲実況に挑戦 キンボシ西田の溢れる相撲愛「すごいプロ集団だと伝えたい」

AbemaTIMES

2018/9/12 11:00


 大相撲好き、世に言う「好角家」と呼ばれる人々でも、アナウンサーでもないのに実況に挑戦した人は、非常に珍しいのではないだろうか。少なくとも芸人界では初といってもいい快挙かもしれない。「アメトーーク!」に相撲大好き芸人として出演歴もある、お笑いコンビ・キンボシの西田淳裕が9月11日、AbemaTVの大相撲中継に初挑戦した。序ノ口、序二段、三段目の途中まで、計70番の取組を時にアナウンサーらしく臨場感を伝え、時に相撲マニアもうなる力士情報を伝えた。「むちゃくちゃ緊張しましたよ」と、ステージ上ではかかない汗をかいた西田に、初実況と、そこに込めた相撲愛を聞いた。

 実況をやってみませんか。NHKではなくネットテレビ、さらには多くのファンが注目する中入り後ではなく、午前8時台から始まる序ノ口からの実況であっても、そのオファーを聞いた西田は、そこから「準備はむちゃくちゃやりました」と猛勉強を始めた。5歳で相撲に出会って以来、高校時代から雑誌を読むほどの相撲ファンだが、いざ序ノ口、序二段ともなると、関取衆のように情報が簡単に集まらない。「ノートを作って、序ノ口と序二段の全力士を調べましたよ。稽古も見に行って、相撲の記者さんたちが関取に話を聞いている間に、僕は序ノ口、序二段の力士に『ちょっとごめんなさい』と言いながら聞いてましたね。仲のいい部屋は、そういう力士の方が距離感も近いので、結構教えてくれました」と、記者ばりの情報収集を行い、この日に備えた。

お笑いのステージやテレビ番組で、決められた尺に合わせて演じたり、トークしたりするのは、慣れたものだ。ただ「テレビとかならCMに入る前の最後だけ尺調整すればいいじゃないですか。相撲だと、ちょっと間が空いたら怖いし、そこで何かしゃべろうと思うと、すぐに制限時間になっちゃって。尺調整を70取組、ずっとやっていたようで、すごい緊迫感でした」と、改めてその時間に合わせて語り続ける本職のアナウンサーの技術に驚いた。

 もちろん実況としてはビギナーだが、集めた情報をなんとか多くの人に伝えようという熱意は本物だ。絶好のエピソードも、取組の結果でお蔵入りになってしまったものはいくつもあったが「いろんな力士がいるんですよ、という話はできたと思います。学生時代は相撲以外でもすごい成績を残しているとか。世間的には序ノ口なんてまだまだと思われていても、すごい肩書きの人がたくさんいる、プロ集団なんだよっていうことは伝えたくて。そういう人たちであってもなかなか勝てない、すごい世界なんですよ」と、番付表ではとても小さい文字でしか書かれない力士たちの力を取材したからこそ、角界という山の大きさと、頂の高さが分かった。

開催中の秋場所でも、再度実況には挑戦する予定だという。「見ているみなさんには、升席で楽しんでいるような雰囲気を味わってもらえればと、勝手に解釈してやっています」と、従来の実況スタイルではなく、ファン代表として再び実況席につく。なかなか語られない序ノ口、序二段力士たちの人間模様を、西田が笑いの要素とともに伝え続ければ、相撲の楽しみ方に新たな選択肢が加わることになる。

(C)AbemaTV

▶9/12(水)16:00~ 大相撲LIVE 秋場所(幕内)4日目 ▶9/12(水)17:20~ 【クライマックス】大相撲LIVE 秋場所(幕内)4日目
▶9/18(火)キンボシ西田が実況担当 大相撲LIVE 秋場所(序ノ口~幕下)10日目

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