40代未婚男への偏見がウザい 「半人前」「ゲイなの?」…ほっとけ!

日刊SPA!

2018/9/12 08:50



シングルハラスメントを受けるのは女性だけじゃなかった。40代を越えると未婚男性にも女性とは違った、風評被害がつきまとう。実被害に遭った40代未婚男性のリアルな声を聞いた。

大阪の建築関係の企業で働いているIさん(42歳)は大学を1年留年していて、23歳から19年同じ会社に勤めている。彼は34歳の時に婚約していた女性がいたが、彼女の家庭の事情により破棄されてしまい、その後は結婚に後ろ向きだと言う。彼はやや中年太りな体型をしているが、髪の毛は健在で白髪も美容院で染めるなど、しっかりケアされている。そんな現役感がアダになったのか、彼は40歳を越えたあたりから独身であることをいじられるようになったそう。

「自分は遊んでなんかちっともいないのに、『まだ遊びたいのか』や、『そろそろ落ち着け』とか言われるようになりましたね。同性からの言葉ならまだマシなほう。職場の女性社員の間では『同性愛説』、『実家の宗教説』、『アブノーマルな性癖説』など色々出ていましたね……」

そして彼が一番気にしているのは会社、上司の評価。19年も同じ会社に勤めながら、彼の役職は営業チームの1つを束ねる主任止まり。同期は現在1人しか残っていないそうだが、彼は一つ上の役職に就いているそう。さらに上司から酷い扱いを受けることもあると言う。

「『一人の女性を幸せにできないやつは半人前』と言われています。さらには、独身=暇だと思われているのか、残業や休日出勤を強いられることも多いんです。手当がつくからまぁいいとしても、頼み方に腹が立つんですよ!『一人で家にいるくらいならお金を稼いだほうがいいだろう』と。一人だと断言されるところも、あたっているけど、心外ですよね」

◆頼んでもいないのに女性を紹介され…

仕事の圧力以外に、プライベートの部分でプライドを傷つける言い方をされることもあるよう。デジタルコンテンツ業界で働くTさん(40歳)は少し頭皮が気になるものの、スラッとした体型で彫りの深い、昔の男前顔をしている。彼は30代後半から頼んでもいないのに、同僚から女性を紹介されるようになった。

「僕は人並みに女性に興味はあるんですが、いい女性に自然に出会えたら結婚かなってくらいの気持ちなんです。それなのに勝手に相手をあてがうとかいい迷惑。それに同僚の嫁の友人を紹介されたりすると断るのも一苦労なんですよ。何度か会ったことがありますが、傷つけないように徐々に疎遠にしていくのが面倒で。

同僚の嫁の友人を断ると、次は会社で僕のことを『彼女がいないから誰か紹介してやって』と会議終わりなどで日常会話のようにぶっこまれるようになりました」

そんなこともあり、Tさんは一度同僚にきつく「彼女はいらない」と言ったそう。しかしそのことが女性に興味ない=男性に興味があると変化していってしまう。

「会社の同僚たちとフットサルを月に2度ほどやっていたんですが、その噂のせいで僕とのシャワールーム利用を避ける人が出てきましたよ。

さらには、取引先の男性社員がかわいい顔をしていたら『狙うなよ』と言われるようになりました。あまりに苦痛で今は架空の彼女を作って対策しています」

結婚している=正しいという風潮はまだまだ日本に根強く残っている。Tさんは「バツイチのほうが受け入れられる気がするので、バツイチの資格があるなら買いたいですよ」と、以前話を伺った30代後半の独身女性と同じ内容を語っていた。昔に比べてバツイチは一般化した。独身=間違いではないはず。独身であることも早く一般化することを願いたい。〈取材・文/藤 文子〉

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