<半分、青い。>鈴愛の人生駆け抜けた永野芽郁「泣いてるシーンは全部印象に残っている」

ザテレビジョン

2018/9/12 06:00

第24週が放送中の連続テレビ小説「半分、青い。」(朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)。

9月11日放送の第140回では、ついに律(佐藤健)が会社を辞め、鈴愛(永野芽郁)と扇風機作りに本腰を入れ始めた。

9月29日(土)の最終回に向けてこれからの展開がますます気になるが、2017年11月にクランクインし、鈴愛の人生を駆け抜けてきた永野が8月にクランクアップを迎えた。

そんな永野が、クランクアップ後に行われた取材会で、約10カ月の撮影を終えて今一番やりたいことや幼なじみ・律を演じる佐藤との思い出深い撮影、作品を通して感じた自身の成長などを語った。

■ 私にしかできない役というものが存在しているのがうれしい

――約10か月の撮影を終えての気持ちは?

思い返すとすごく大変な日常ではあったけれど、クランクアップした時に皆さんが写真や寄せ書きを書いたアルバムをくださって、その写真を見たら、私全部笑顔だったんです。

撮影中、楽しかったのですが自分の中ではそんなに笑えているイメージはなくて…でも、写真を見ると全部笑っていたので、私は本当に楽しんで現場にいれたのだなと思いました。

終わってから撮影現場に行けないことで、ロスに襲われるかと思ったんですけど、そういう気持ちになったのはクランクアップの日だけで、「半分、青い。」はもちろん大好きだし、みんなのことも大好きだし、演じられてうれしかったけど、意外とあっさりした気持ちです。今は次のことを考えたりしているからかもしれないですが。でも、いつでも鈴愛に戻れる自信はあります(笑)。

先日、お母ちゃん(松雪泰子)と一緒におじいちゃん(中村雅俊)の舞台を見に行った後、ご飯を食べに行かせていただいて。「鈴愛は芽郁ちゃんってしかできないよね」と言っていただけたんです。

「そうか、私にしかできない役というものが存在しているのか、うれしいな」と思って、それが鈴愛で本当にうれしいです。

――今一番やりたいことはなんですか?

今一番やりたいこと…実家で飼っている猫に会いたいです!

最近実家に帰っていないので、猫に会えていないので、早く帰って猫に「終わったよ~」って言って顔をいじくり回したいなと思います(笑)。

―― クランクインしてから5か月後の段階では「感覚としてはすごく早い。壁は何も感じてないです」と仰ってましたが、その後はいかがでしょうか。

「壁は感じていない」と言った、その2週間後にすごい壁が来て、「永野芽郁、余裕でやってるのか」と皆さまに思われている時期が実は一番辛くて、言わなきゃよかったなと思いました(笑)。

10か月同じ人物を演じるのは、自分でいる時間もなかったし、本物の家族より楡野家のみんなと一緒にいる時間が長くなって、自分が生きている時間の中に鈴愛をどうやって落とし込むのかわからなくなってしまったんですよね。

他の人とどう接していいのか分からなくなる感覚がその辺からガッと押し寄せてきたんですけど、(「人生・怒涛編」の)大納言とクールフラットにいる時は、本当に怒涛すぎて記憶が曖昧であまり覚えてないんです。「何してたっけ?」という感じで(笑)。

「いらっしゃいませ」と言ってたのとレジの練習はさせてもらったぐらいの記憶しかなくて…その時期が一番大変でしたね。

――鈴愛の人生を演じきって、ご自身の成長を感じたことはありますか?

1日の撮影する量やせりふが多かったので、それに慣れすぎて、今は映画一本分の台本なら3時間ぐらいで覚えられるかなと(笑)。

本当にそれぐらいのペースで撮影してきたので、やる前は一週間分の本を覚えるのって大変だと思っていたんですけど、やってみれば意外とできるんだなと思いました。今の記憶力はすごくいいと思います!

■ 女優という仕事がすごく大好きになった

――「半分、青い。」は、ご自身にとってどんな作品になりましたか?

「半分、青い。」をやって、女優という仕事がすごく大好きになって、誰かと目を合わせてお芝居するのはすごく楽しいと思うのと同時に辛いなとも感じたこともありましたけど、すごくこのお仕事の魅力を改めて自分の中で再確認しました。

ここで一緒にやってくれた方と、また違うところでも向き合ってお芝居することができたらいいなと思いました。

――印象に残っている回はありますか?

鈴愛はよく泣いているので、泣きすぎて目の腫れが引かないというようなことがあったので、泣いてるシーンはどれも印象に残っています。

秋風先生(豊川悦司)とのお別れのシーンは、監督から「鈴愛が泣いているところに水たまりができるくらい泣いてた」といわれるくらい、床がびちょびちょになるくらい泣いていました。

物語の序盤にあった「この家は嘘つき家族や!」というシーンも、セットに入ったばかりの時に撮っているので、現場の雰囲気もまだつかめていなくて、その中で感情を爆発させるということにとても緊張していたんです。「ここでセリフを間違えたら先輩たちにもう1回やっていただかなくてはならないし…」などと思いながら考えてすごいドキドキしていました。

久々に岐阜の実家に帰ってきて天井を見たときに泣いてしまうシーンでは、「目を開けながら泣いてほしい」と言われて、今までは感情を爆発させて泣いていたところをちょっと頭で考えなきゃいけなくなって、鈴愛自身も変わってきたのを感じたりしたから泣いてるところは全部印象に残っています。

――視聴者が一番気になっている幼なじみ・律とのシーンで、好きなシーンはありますか?

最後の方にいっぱいあるんですよねぇ…(笑)。

高校時代に、律がスカートを拭いてくれるところは序盤の撮影で一番記憶に残ってます。あと、1回目の律との別れはすごく泣きました。本当に律がいなくなったら自分はどうなるのだろうと思って、カットがかかっても涙が止まらなくなるぐらいでした。

自然と健さんと距離を置いてしまって…そしたら「なんで避けるんだよ(笑)」と健さんに言われちゃうくらい。そのぐらい役に集中して演じると、見ている皆さんも胸が苦しくなるだろうなと。あのシーンは好きですね。

■ あるところでびっくりしてお風呂に台本を落としました(笑)。

――自信より年齢が上のアラフォーの役、そしてお母さん役を演じてみて大変だったことは?

30代、40代を演じるのはすごく難しくて、特殊メイクするわけでもないし見た目は何も変わらない上で、それをカバーできるようにちょっとした動きだったり、花野という自分の一番大切な人を全力で守る姿をどう見せるのかが大変でした。

すごく難しかったんですけど、花野は本当に可愛くて、花野が来てからは自分がどんなにしんどくても「絶対にこの子は守ろう!」と思えて、子供としても、一人の女の子としてもちゃんと向き合って過ごしていけたらいいなと自然と思えました。

鈴愛が大人に見える瞬間があったり、一人の女性として成長したのだなと思えるのは、花野がいたからだなと思うし、花野にすごく助けられたことが多いなと思います。

母になったこともないですし、年齢もまだ18歳ですけど、本当に花野のことだけを考えて、失敗することもあるけど少しずつ花野と一緒に成長していくお母さんを演じられたらなと思いました。すごく幸せな時間でした。

――作中での好きなせりふを教えてください。

鈴愛が実家に帰ってきた時にお母ちゃんが「宝くじに当たったみたいな気分やった。鈴愛に会えた」と言っているんですけど、そのセリフがずっと好きです。そのせりふを言われて、泣くシーンじゃないのに「お母さんの元に生まれてこれて、こんなに愛情をもらえて本当に幸せだな」と思いました。

北川(悦吏子)さんがお母さんだからこそ生まれてくる言葉だと思うのですが、すごい好きなせりふだなと常々思います。

あと、漫画家を諦めて秋風先生と話している時に「飛べない鳥が、飛べる鳥を見上げながら、下を歩くのは、ごめんだ」「私は、自分の人生を晴らしたい。曇り空を晴らしたい」というせりふがあるのですが、あれは相当な挫折をしたり、苦しい思いをした人じゃないと言えないと思うので、鈴愛は相当苦しかったんだろうなと思って演じました。なかなか重いけど、大人の方たちは共感される方もいるせりふだったのではないかなと思います。

――クランクアップ後、北川さんと何かお話ししましたか?

クランクアップでお久しぶりにお会いして、「大変だったよね」と声をかけていただきました。

これまで取材では、撮影がとても楽しかったので“朝ドラ=大変”という印象がつきすぎるのが嫌で「大変です」とあまり言わないようにしていたのですが、北川さんはそれも分かってくださっていたみたいで、「あなたは『大変じゃない』『全然大丈夫』と言うけど、大変だったでしょ」と。

北川さんの方が長い時間をかけて人の人生を描いているので、私なんかよりも大変だったと思うのですが、「私たちが一番大変だったと思うから! 頑張ったね!」と仰っていただけて、今回ご一緒できて、本当にうれしかったです。

――終盤に向けての見どころを教えてください。

律とどうなるかっていうのは気になりますよね。

あと、私は台本を読んでびっくりしてお風呂に落としました(笑)。

気分転換にお風呂で台本を読んでいたんですが、あるところでびっくりしてお風呂に台本を落としました(笑)。「ふぎょぎょ!?」って。衝撃的です。(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/161764/

あなたにおすすめ