文部科学省もマジギレ……「フリマ系サイト」で、夏休みの宿題が“出品禁止”になった背景

日刊サイゾー

2018/9/12 01:30


 次々と想像の斜め上をゆく出品の止まらない、メルカリをはじめとするオークションやフリマ系サイト。夏休みも終わりに近づいた8月下旬に急増したのが、読書感想文や工作、自由研究などの宿題の出品だった。これには、文部科学省も激怒。メルカリやヤフオク!などでは、これらの出品を新たに禁止する措置を取ったのだが……。

批判の矢面に立たされそうなメルカリやヤフオク!だが、決して宿題系の出品を野放しにしてきたわけではない。これまでも、夏冬の休みの時期になると、作文を書くとか工作をつくるなどの代行業務の出品が相次ぎ、各社はこれに対しては禁止する措置を取ってきた。

ところが、代行でなければ問題ないとばかりに増加したのが、完成品の出品だ。とりわけ夏になると「読書感想文」だとか「自由研究」のキーワードで検索すると、すっかり出来上がった作品が出品されるようになったのである。

取引欄などを見ると、そうした出品を親が購入し子どもに渡すという事例は当たり前に起こってきたことがわかる。これに対して、文部科学省は、メルカリ、楽天、ヤフーと対応を協議。そうした出品を禁止することを決めたというわけである。

こうした宿題は、自分でやらなければ効果のないものであるのは明らか。これは、親のモラルの低下ということなのか? 都内の学校関係者は語る。

「普段の学習状況を見ていると、明らかに他人の手が加わった読書感想文や工作を提出する子どもは、必ずクラスに複数人います。学力が低くてできないのではありません。多くは、受験勉強に重きを置いている家庭。つまり、追い込み時期に受験に直接関係のない読書感想文や工作をやっているわけにはいかないということでしょう」

こうした夏休み中の宿題のみならず、普段の宿題でも受験に関係ないと判断すれば、他人が代行する事例は日常的にあるという。

「例えば、国語で全文写しの宿題なんかを出すと、大人の字で書かれたノートを提出する子どもも。受験にはすぐに役には立たないと思いますが、文章力は大人になっても必要だと思うんですけどね……」

こんなに親の勝手が通用するのも、学校教育はサービス業という考えが定着しているからなのか。
(文=大居候)

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