粉製品の常温保管でダニが増殖!?『パンケーキシンドローム』に要注意!

mamaPRESS

2018/9/10 19:00

パンケーキミックスやお好み焼き粉は、休日のランチやお菓子作りに使えて常備しておきたい便利アイテムですよね。

しかし、一度では使いきれずに開封後の製品を常温保存している…という家庭は要注意! 知らないうちにダニが繁殖してしまい、食べると呼吸困難などになる『パンケーキシンドローム』を引き起こす恐れがあるんです。

パンケーキシンドロームとは


使いきれなかった粉製品を常温保存していると、製品の中にダニが混入して繁殖し、それを調理して食べることによって急性的なアレルギー症を起こすことがあります。海外ではホットケーキが原因となることが多いため、パンケーキシンドロームと呼ばれています。

これまで日本国内で発症したケースでは、原因となったダニは『コナヒョウヒダニ』や『ケナガコナダニ』といった、室内などによくいる種類のダニ。空気中にも浮遊しているため、袋の隙間から入り込んで増殖してしまうといいます。

パンケーキシンドロームの症状には、発疹やじんましん、呼吸困難、腹痛、下痢、嘔吐、動悸、呼吸困難といったものがあり、重症化すると死に至る恐れも!

これまでにアレルギー症状が出た人のほとんどは、ハウスダストアレルギーやアトピー性皮膚炎を経験している人ですが、アレルギー疾患がない人に症状が出たケースもあります。

ダニアレルギーではなくても、ダニが混入している食品を繰り返し食べることによって、ダニアレルギーになってしまう可能性もあるというので、誰もが注意しなくてはいけません。

日本では“お好み焼き粉”での発祥事例が9割!


皮膚科医が日本での発症事例を分析した結果、原因となった粉製品の9割はお好み焼き・たこ焼きの粉で、残りはホットケーキとピザの粉だったそうです。

お好み焼き粉での発症が多い理由は、ダニがわきやすい魚介エキスやアミノ酸が含まれていることや、小麦粉よりも長期間保存されるケースが多いといったことが考えられています。

実際に、粉製品に混入したダニの数を分析した研究結果によると、開封後6ヶ月食器棚の下で保存していたホットケーキミックスには1gあたり10匹、シンクの下で開封後1年以上保存していたお好み焼き粉には、なんと1gあたり1万匹ものダニが発生していたとのこと。

これは、パンケーキに換算すると1枚あたり500匹、お好み焼きにいたっては1枚あたり50万匹。恐ろしすぎます…!

また、ダニはタンパク質を好むため、魚介類や乳製品で粉状のもの(鰹節やポテトチップス、粉チーズや七味唐辛子など)なら同じように住み着きやすいのだとか。

子どもが大好きなポテトチップスは冷蔵庫に入れて保存するケースは少ないですよね。できるだけ一度で食べきれるサイズを買った方がよさそうです。

パンケーキシンドロームを防ぐには?


パンケーキシンドローム

PHOTO/wavebreakmedia/Shutterstock

ダニは常温なら1ヶ月ほどで成虫になり、卵を産んで大量繁殖します。体長わずか0.2mmのダニは、袋や容器のわずかな隙間から簡単に混入するため、密封容器で保存しても混入を防ぐのは難しいです。

しかし、ダニは低温の環境だと成長が遅いため、パンケーキシンドロームを防ぐには、密封して冷蔵庫に保存するようにしましょう。

そして、一番の対策は開封後にできるだけ早く食べること。一度で使い切れるよう、できるだけ小分けになっているものや、使いきれるサイズの商品を選ぶのもおすすめです。

家族で食べるお好み焼きやホットケーキに、大量のダニが入っているかも…なんて考えるとゾッとしますよね。

ダニによるアレルギーは最悪の場合、命に関わることもあります。開封したらできるだけ一度で使い切るか、残ってしまった場合は冷蔵庫で保存して早めに使い切るように心がけましょう。

TOP PHOTO/Billion Photos/Shutterstock

参照/

産経ニュース「お好み焼き粉などダニ繁殖、アレルギー発症 開封後は必ず冷蔵保存を」

MBS 5分で読める!教えてもらう前と後「今の時期、家でうっかりパンケーキを食べると 死の危険も」

産経ニュース「ダニがパンの袋の中で大繁殖 パンケーキシンドローム」

nikkei Woman Online「開けたお好み焼き粉がアレルギー原因に」

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