アカデミー賞の新部門「人気映画賞」設立延期に

アカデミー賞の新部門「人気映画賞」の設立が、主催の映画芸術科学アカデミーにより先延ばしとなった。先月の理事会にて投票が行われ、同部門の設立が決定していたが、今のところ早くても2020年まで延期されることになるという。

同アカデミーのCEOドーン・ハドソンは声明の中でこう述べている。

「映画芸術科学アカデミーは、9か月前の新部門創立の発表が、すでに公開されている映画にとってハードルとなってしまうと思い至りました。理事会は引き続き話し合いを行い、この新部門について検討や意見を求めていくつもりです。新部門の設立に関して様々なご意見を頂き、会員らの中で更なる議論が必要だということに至りました。今年も含めて何年もアカデミー賞について変革を行ってきましたが、90年近い素晴らしい歴史に敬意を払いながら、これからも改革を行い続ける所存です」

一方で、同アカデミーは同部門設立への意欲を失ったわけではなく、「より幅広い視野を持って映画を称えようというアイデアは、(人気映画賞設立の)発表時には完全にご理解頂くことはありませんでした。さらに時間をかける必要があるとの意見を会員からも頂いております。規則を覆さずに、さらなる検討が必要だと我々も認識しております。何年にも渡って我々は表彰する作品の範囲を狭めていました。1月のノミネート発表の際、多くの映画は世界中の映画ファンの身近なものとはなっていません。彼らは映画館に行かないのです。アカデミー賞の改革を行うと共に、映画ファンの皆さんとより良い関係を築き上げて行きたいと考えています」と続けている。

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