「防災SP」毎年放送する池上彰の思い…『そうだったのか!!』P裏話


ジャーナリストの池上彰氏が、最近大きな話題になっているニュースの数々、そして今さら「知らない」とは恥ずかしくて言えないニュースの数々を分かりやすく解説するテレビ朝日系『池上彰のニュースそうだったのか!!』。 8日(18:56~20:54)の放送では、「防災SP」と題して、池上氏が解説した。

テレビ朝日の丹羽敦子プロデューサーによるとここ数年、9月最初に「防災SP」を放送しているといい、これは「1年に1度、しっかり防災について考えてほしい」という池上氏の思いを反映したものだという。「『この話去年もやりましたよね?』とか思いがちなんですけど、池上さんは『去年やっていても、知っていても、1年に1回しっかり思い出して防災について考えてもらう方が大切』とおっしゃり、今回の放送となりました」(丹羽P)。

今回の収録は8月に終わっており、その後に台風21号や北海道の地震が起きた。丹羽Pは「あれだけの災害が起きると池上さんはもちろんじっとしていられませんから、『生放送、する?』という相談をいただいたのですが…今回はもともと防災特集だったことから、生放送での解説は見送ることにしたんです」と明かし、「実際に災害が起きたときにどう対処すればいいのか、そして事前にどんな準備をすればいいのか、今こそ時間をかけてじっくり伝えるべきではないのか、最終的にそのような結論になりました」と語った。

さらに「前日に池上さん、他局(フジテレビ)で地震の解説されるということだったので(笑)、地震のメカニズムの解説はそちらに任せて、今回我々は防災情報に徹した、という形です」との裏話も。

そして、丹羽Pは「特に今回お伝えしたかったのは、"昔の常識はもう通用しない"ということです」と話し、「池上さんも驚かれていたのは、家の中で一番安全な場所はトイレではないということ。昔はトイレは狭い空間で、周りを柱で囲まれていたので安全だったのですが、今の住宅では柱があるとは限らなく、むしろ閉じ込められる人も多いとか。玄関の方がモノが少なくて安全なのだそうです」という。

また、「私が驚いたのは火事の時にハンカチを濡らして屈んで歩くのは古いということです。小学校の時とか、避難訓練で何度もやらされたのに、それはダメだと…。一酸化炭素中毒には意味がないそうで、大きなポリ袋をかぶって逃げるのが正解だそうです」と語り、「ぜひ今回の番組を見て、防災についてもう1度しっかり考えていただいて、準備をしていただければと思います」と呼びかけていた。

次回(22日18:56~)は、「この違い説明できますか?」SP(仮)を放送予定。「朝日新聞と読売新聞って何が違うの?」「信用金庫と銀行何が違う?」「同じ与党だけど自民党と公明党は何が違う?」など、意外と知らない“違い”を池上氏が解説していく予定だ。

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