刑事ドラマの枠を超えた挑戦!ついに最終回「絶対零度―」 <プロデューサーに聞く(10) >

ザテレビジョン

2018/9/10 07:00

9月10日(月)に最終回を迎える“月9”ドラマ「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」(夜9:00-10:09、フジテレビ系)。月9初主演となった沢村一樹演じる刑事・井沢を主人公に、未来の犯罪を未然に阻止するチーム“ミハン”の活躍を描いてきた。

沢村の鬼気迫る演技や激しいアクションシーン、さらに予測できない展開が話題になっている。

最終回を目前にプロデューサーを務める永井麗子氏にインタビューを実施し、最終話の見どころや第9話で突如として姿を現した上戸彩扮(ふん)する前シリーズの主人公・桜木泉を紹介。さらに、永井氏が本作に込めた思いにも迫る。

前回の放送では、拉致された山内(横山裕)の救出に向かった井沢(沢村)が、そこでベトナムで死んだはずの桜木(上戸)と出会い、幕を閉じた。

今回は、突如、井沢に銃を向けた桜木が「あなたは、ミハンに組み込まれた人間?」と問いかけ、その場を立ち去ってしまう。警察内でも秘密裏の存在であるミハンを、桜木はなぜ知っていたのか。

井沢は東堂(伊藤淳史)に何か知っていることはないか尋ねると、東堂から新たな危険人物として桜木の名前が挙げられる。死亡したと偽装し、違法に銃を入手していた彼女は、一体誰を殺そうとしているのか…。

■ 桜木泉の信念が揺らぐある事情とは?

今回の見どころについて、永井氏はこう語る。

「ミハンが彼女を危険人物として捜査していく中で、なぜ彼女が失踪しなければならなかったのか、そしてそれが井沢の妻子が殺された事件とどのように関わっているのか、解明していくことになります。

井沢の最大のモチベーションは、桜木と会ってすべての真実を聞き出すこと。真実を知ったとき、彼はどうなってしまうのか?

前シリーズから7年がたち、桜木は“のろまなカメ”から優秀な捜査員に成長しています。被害者に寄り添い、真実を明らかする姿勢は一貫していますが、ベトナムで失踪するに当たって、彼女の信念が揺らいだある事情があります。そして、怒りや憎しみを抱き、一線を越える覚悟を持って日本に戻ってきました。

これまでの“桜木泉像”をお持ちの視聴者の方は意外に思うかもしれません。上戸さんご本人も驚かれていました。ですが、一人の人間として成長し、自らの信念を揺るがす事態に直面したとき、彼女はこうならざるをえなかった。

それは彼女が持つ強い正義感ゆえの結果です。今だからこそ描ける彼女の新たな一面を見ていただきたい」

■ 従来の刑事ドラマの枠を超えた挑戦!

徐々に明らかになっていく真相。そして、その先にはミハンの存在にも大きく影響する新事実が待っている。

“未来の犯罪を予測して捜査する”という従来の刑事ドラマとは全く異なるテーマに挑戦してきた本作。視聴者に伝えたかったことは何なのか? 最後に、永井氏が本心を語った。

「未来の犯罪を対象とすることは、私たちにとっても挑戦でした。通常の刑事ドラマとは、どうしても同じ構成にはならない。だから予定調和にならない、手探り感が良かったのかもしれません。

『絶対零度』というタイトルを名乗りながら、レギュラーメンバーがすべて入れ替わり、主役だった上戸さんがキーパーソンとして登場するという、今までの『絶対零度』ではないことも、面白い化学反応を生み出したのかもしれません。

生みの苦しみもありましたが、そういういろんな型にはまらないことが、不思議なエネルギーとなって、新しい“うねり”を見せることができたと思っています。

沢村さんもおっしゃってましたが、AIとかデータとかをテーマに扱うことで、より人間の感情の複雑さや多面性が浮き彫りになってきて、面白かったです。

善と悪、憎しみと許しなど、その境界線がグレー。同じように、正義のあり方もそれぞれの人や時代の価値観によって異なります。

この物語は、ただ善悪を語るのではなく、正義に絶対はないということや、その先にある人の感情について描いてきました。あとは、ドラマを見て感じていただければと思います。ぜひご覧ください!」(ザテレビジョン)

https://news.walkerplus.com/article/161475/

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