銀行口座いくつ持ってる? 賢く使って貯めるために整理しよう!

レタスクラブ

2018/9/9 20:00

大事なお金の置き場所でもある銀行。親が昔開いた口座のままだったり、勤務先の都合で開いたからと、意識しないで使っている人も多いはず。でも、ちょっと待って! もっとお得に、賢く使えるかも!

■ 1家庭当たり、およそ10もの銀行口座を持っている!?

私たちの給料や収入が入ってくる、大切な銀行口座。生活費をプールしたり、住居費や公共料金などの「使うお金」と、預金という「貯めるお金」を置いておく場所として、一生おつきあいが続きます。でも実は、自分や家族名義の銀行口座をすべて管理できている人は少ないのでは?

日々多くの家計相談を受けている前野彩さんによると、1家庭につき、大体10もの口座があるのが普通だとか。「夫婦がそれぞれ3つ、それに子ども名義の口座や、習い事や保育料など特定の引き落としのための口座を合計すると、そのくらいになってしまいます。転勤族の人で、住んでいた場所でそのつど作る必要があると、もっと増える場合も」。

ほかにも自分の親が作ってくれた口座や、学生時代の口座など、ずっと放置しているものも1つや2つあるはず。『レタスクラブ』読者からは、「家賃の振込先の銀行を指定され、わざわざ作った」「幼稚園代引き落とし、カードの引き落としは、それぞれ別の口座から」という声も。

「口座があればあるほど、お金の管理は煩雑に。貯蓄もバラバラになっていると、全体でいくらくらい貯まっているのかぱっと把握できません。昔作ったままの口座や、今は引き落としのために必要な口座も将来用ずみになったら早めに解約して、なるべくシンプルにまとめましょう」と前野さん。

銀行口座をしっかり管理する基本は、まず、使う銀行と貯める銀行を役割ごとに分けること。その際、「どうしてもコンビニ ATMから引き出すことが多い人なら手数料がかからない銀行を、振り込みが多いなら、無料で振り込める回数が多い銀行を選ぶなど、自分の生活に合ったサービスで選ぶのも大事」。

銀行と上手につきあえる貯め上手目指して、早速、あなたの銀行口座をチェックしてみましょう!

■ 銀行口座は「使う」 と「貯める」に役割分け!

お金の流れをシンプルにするには、口座の役割を決めるのが大切です。使うお金のための口座は給与振込口座をベースにし、そこから振り分けを。「共働き家庭で給与が 座に入ってくる場合は、大体下3のパターンに分かれるもの。夫婦で話し合って、納得できる方法を取りましょう」(前野さん)。

反対に、貯める口座は複数あったほうがよく、「この口座は車買い替え用などと決めて積み立てをすれば、目標額まで貯められた際に達成感が味わえます。使うときにも楽しく使えますよ。逆に、〇〇用と決めてない貯蓄は、『車を買ったせいで減っちゃった ……』と、マイナスな気分に」。目的を持って貯め、楽しく使えたほうが貯蓄体質になれると前野さん。用途や使う時期が明確な貯蓄は口座を分け、それに合った積み立て商品を選ぶとムダなく貯まります。

【使う】給与振込口座が「使う」口座。あちこちから使わない!

口座引き落としや家計費などの使うお金は、給与が入るメイン口座で管理を。共働き家庭は、CASE1~3のうち、管理しやすい方法を見つけて。

【貯める】目的別に「貯める」口座を用意。達成感があるから貯まりやすい!

使うお金とは逆に、貯めるお金は目的別に銀行口座を分けるのがおすすめ。目的に合った銀行選びもしやすくなるし、貯まった達成感も味わえます。

《夫の給料のみの場合》

給料→使う口座→引き落とし:住居費・水道光熱費/別口座:貯蓄、現金:生活費

●入り口が1つでお金の流れがすっきり

お金が入ってくる口座が1つのシンプル家計なので、お金の流れが見えやすい。先取り貯蓄分を取り分け、口座引き落とし分を口座に残し、残りを現金で使う生活費として引き出す。下ろすのは月に一度にするのが使い過ぎを防ぐコツ。

<貯蓄用に分けたお金>

口座1:教育資金、口座2:住宅資金など、口座3:車資金など、銀行口座以外:旅行積み立て、デパートの友の会など

●口座を分けると使うときの罪悪感がなくなる!

使うために貯めたはずなのに、いざ引き出すとき「せっかく貯めたのに……」と思ったことありませんか? 目的別に口座を分けてあれば気持ちよく使えるうえ、使い過ぎを防止。教育資金は子ども名義で作ればうっかり手をつける心配なし!

《共働きの場合》

CASE 1/金額分担派

夫の給料・妻の給料→各小遣い・使う口座→引き落とし:住居費・水道光熱費/別口座:貯蓄、現金:生活費

●貯蓄も分担を決めて計画的に

家計用口座を作り10万円ずつなど金額を決めて入金するパターン。残りを小遣いとして自由に使えてしまうと貯蓄が増えにくいので、貯蓄も夫婦でしっかり分担を決めて。

CASE 2/支出分担派

夫の給料→使う口座→引き落とし:住居費/別口座:貯蓄

妻の給料→使う口座→引き落とし:水道光熱費/現金:生活費

●シンプルなルールで管理しやすく

住宅ローンは夫、公共料金は妻の口座からなど、支出により分担するパターン。口座が多いと支出全体が見えにくくなるので、担当する支出のルールを決め、口座数も絞って。

CASE 3/1人分で生活派

夫の給料→使う口座→引き落とし:住居費・水道光熱費/現金:生活費

妻の給料→貯める口座

●年に一度貯蓄を確認し、モチベーションアップ

夫の給料で生活し、妻の給料をそっくり貯蓄に回すパターン。貯まりやすいが、夫の給料だけが減っていき、夫のヤル気が出ない可能性も。貯蓄目標の共有が不可欠。

■ 「使う」「貯める」銀行口座、イマドキの選び方

1. 引き出しや振り込みに手数料がかからない

現在、普通預金の金利は限りなく低く、利息はほぼゼロ。引き出しなどに手数料を払えば実質目減りに。手数料がかからない銀行を。

2. ネットで簡単にお金の管理ができる

忙しいと銀行の営業時間内に店舗に出向くのは難しいもの。残高確認や振り込みがネットやスマホアプリでできるとぐんと便利に。

3. ポイントや割引など預金以外の特典がある

取り引きでポイントがたまったり、振込手数料の無料回数プラス、買い物の割引など、節約になるサービスのある銀行もメリット大。

■ Attention! 休眠預金、持っていませんか?

◆10年取り引きのない預金は今後国の政策に使われます

2009年1月1日から 10年以上、入出金等の取り引きのない預金等を民間公益活動のために活用できるようになる「休眠預金等活用法」がスタート。実際に休眠預金として扱われるのは 19年の 1月からなので、使っていない口座の残高確認はことし中に!

※記事中の金利や情報は2018年7月5日時点。予告なく変更になることがあります。金利は税引き前のもの。

どの家庭にも眠っている口座はいくつかあるもの。まずは休眠預金の残高を確認し、解約するものは解約。シンプルに「使う」「貯める」口座を整理しましょう。

イラスト=オオノマサフミ 編集協力=松崎のり子(レタスクラブニュース)

https://www.lettuceclub.net/news/article/157276/

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