アニメ主題歌「超名曲」の多くが原作者によって産み出されてきた理由

まいじつ

2018/9/9 19:30


(C)baranq / Shutterstock

静岡県清水市に住む小学校3年生の女の子の、1975年ごろの日常生活を描いた漫画『ちびまる子ちゃん』の作者・さくらももこさんが、8月15日に亡くなった。モデルはさくらさん自身の少女時代だ。

作品のアニメ主題歌である『おどるポンポコリン』は、『B.B.クィーンズ』が歌うオリジナル版がリリースされた後、『E-girls』や『ゴールデンボンバー』などがカバー。30年近く歌い継がれる名曲となっているが、同曲の作詞を手掛けたのがさくらさんだった。

物語で描かれている小学校のモデルも、さくらさんが卒業した同市内の清水入江小学校だが、同校の児童たちは運動会や体育の授業で『おどるポンポコリン』に合わせて準備体操をするのが恒例だという。

作者だから作品の本質がわかっている


原作者がアニメ主題歌を手掛けるケースは意外と多く、名曲が数多く生み出されている。「ゲッゲッ ゲゲゲのゲ~」で始まるアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』の主題歌の作詞は、原作者の水木しげる氏。アニメ『天才バカボン』の主題歌の1つ『元祖天才バカボンの春』の作詞者も、原作者の赤塚不二夫氏である。

『仮面ライダー』の作者として知られる石ノ森章太郎氏は、仮面ライダーシリーズの主題歌はもちろん、『サイボーグ009』や『秘密戦隊ゴレンジャー』といった作品主題歌の作詞を担当。藤子不二雄氏が手掛けた『ドラえもん音頭』は、保育園や幼稚園の盆踊り大会の定番となっている。他にも、永井豪氏は『マジンガーZ』の挿入歌『戦う兜甲児』を、松本零士氏は『宇宙海賊キャプテンハーロック』の挿入歌『さすらいの舟唄』を作詞した。

そんな中でも、『アンパンマン』の原作者・やなせたかし氏の作詞スキルは圧巻だ。今や童謡として音楽の教科書にも掲載されている『手のひらを太陽に』の作詞を手掛けている。他にも『アンパンマンのマーチ』『勇気りんりん』といったアニメの主題歌をほとんど担当していたというから驚きだ。

漫画家の書いた主題歌は、手掛けた楽曲が4000曲以上の秋元康氏も、日本一のヒットメーカーといわれた阿久悠氏も阿木燿子氏でも手を出せないジャンル。何しろ作品とリンクしているから芯がブレないし、ずれていない。これは作者であればこそのなせる業だ。

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